故郷へ帰られる方や観光地へ行かれる方などで、高速道路を中心に激しい渋滞発生が予想される年末年始。大晦日にドライブまたは帰省をされるご予定がある方にとっては、道路の混雑は深刻な問題ですよね。
そこで今回は大晦日の道路情報と混雑予測情報の入手方法をテーマに記事をお届け。
道路情報・渋滞予測情報の入手方法などをまとめてご紹介しておりますので…避けられる渋滞をかしこく避けて、なるべくストレスを溜めずに新年を迎えるためにもぜひとも参考になさってくださいね。
普段から運転する機会が少ないせいで、免許証はゴールドに輝いているのに肝心の道路情報の収集能力が錆びついている、そんな私のようなドライバーさんは特に必見です!
現在の道路情報が知りたい…JARTICって一体何のこと?
使用する道路の情報が知りたいときにはどうすればいいのか、まずは基本的な知識の部分をご案内していきますね。
国土交通省・高速道路会社のような道路管理者や、警察本部のような交通管理者からの委託で、道路交通情報を管理しているのが「公益財団法人 日本道路交通情報センター」(Japan Road Traffic Information Center)通称「JARTIC」です。
全国各地のセンターから交通情報を収集し、各メディアを通じて道路利用者に提供しているわけです。テレビで見かける道路規制情報や、ラジオを聞いていると途中で流れる交通情報などでお馴染みのアレですね。
スマホ閲覧も可能ですが、パソコンサイトとなります。上記のページで、私たちが現在の交通情報を知るために下記のようなサービスが実施されています。
「道路交通情報Now!」
24時間、その時々の「高速・都市高速・主要な一般道路」の交通情報を提供してくれているため、道路の混雑・渋滞や規制状況などリアルタイムに近い情報を簡単に得られます。
更新自体は5分おきですが…急な事故や規制などの場合、どうしても情報がセンターに届いてから発信されるまでのタイムラグが10~15分程度出ることもありますのでその点は注意。
また通行止めなどの規制は基本的にいつ解除されるかが分からないため、新しい情報をその都度取り入れてやることを意識する必要があります。
「電話応答サービス」
交通道路情報を電話で確認することも可能。道路状態に渋滞状況、通行料金やルート相談のお問い合わせなどに。
050-3369-6666(全国共通ダイヤル)
携帯用短縮ダイヤルは ♯8011
JARTICのサイトから、各情報センターの番号が載った「道路交通情報 電話番号一覧」のページをプリントアウトしておくとドライブに安心!
高速は駐停車出来ませんし、運転中の通話は基本的にダメですので…お電話をご使用の際は同乗者にお願いするか通話可能な場所でなさってくださいね。
今現在の道路情報を知る基本の方法は以上となります!
大晦日の渋滞予測情報を事前に確認して、混雑を避ける!
それではお次に渋滞予測情報の確認方法ですが、こちらも先ほどのJARTICの年末年始渋滞予測のページが役に立ちますよ。
高速道路等と、一般道路等とでそれぞれ予想情報が確認できます。天候や事故などで変動の可能性があるのには注意。
お出かけ前に交通情報をチェックし、混雑・渋滞の区間を避けて迂回ルートを選択すること、また混雑回避のため出発日付や時刻の変更を検討することももちろん大事です。間違っても渋滞のピーク時に混み合っている道路をルート選択しないようにはしたいですよね。
また高速の混雑回避を狙った車両のせいで一般道路が混み合うといったことも考えられますし…タイミングによっては集客施設・空港付近など局地的な混雑が予想される場所もあります。
ただし細かいファクターを考慮してプランを練るには、今回ご紹介したような情報収集方法の確認と、事前の渋滞予想を踏まえて準備をしっかりしておくことがまずは大前提ですよ!
そして…事前の混雑具合もそうですが、大晦日も夜はかなり冷え込みますので道路規制の一種である「チェーン規制」も前もって気に掛けておいた方がいいですね。
積雪や凍結した路面などで「滑り止めの装着措置」が取られていないと通行出来なくなってしまうというもので…少し厄介なのが防滑措置装備については各県で定めが異なるということです。下記より規制一覧が確認出来ます。
一般社団法人日本自動車タイヤ協会HP
→「積雪・凍結時の防滑措置」
不安な場合は、目的地や経由地の道路状況を各情報センターや都道府県の管轄警察署に問い合わせて確認しておくと良いですね。
なおいくら注意していても、急な事故渋滞などであれば巻き込まれて影響を受ける可能性というものは消すことが出来ません。
そんな場合の心配ごとのひとつ、「トイレに行けない問題」は厄介ですので…早め早めに用を足すことを心掛けるか、あるいは携帯トイレを用意しておいて保険をかけておくということも大切です。
アプリなど他のサービスを使って大晦日の混雑を回避する方法も!
事前に渋滞予測を確認しておくだけでは心許ない…そんなあなたはぜひ利用される予定の道路管理者・道路会社ごとのサイトを確認して、新しい情報を得るなどの準備しておきましょう。
また、アプリなどを使って素早く情報を入手したり、渋滞の緩和や事故を減らすシステムを導入したりするなどの事前準備をすれば、交通の円滑性をより向上させることにも繋がります。
例えば…。
アプリ「渋滞状況」提供元:lilbit
JARTICにて提供されている道路情報をサッと確認出来る、便利な無料アプリ。口コミもおおむね好評で、特に高速道路利用者からの支持が厚い様子。
VICS(ビックス)
→詳細
対応可能カーナビを用いて様々な交通情報をリアルタイムで届けるシステム。ルート検索や渋滞の回避に有効活用されています。
以上です、交通情報収集のための参考になりましたでしょうか。
まとめ
今回は「大晦日の道路情報と混雑予測情報の入手方法」をテーマにお届けしてまいりましたが、いかがでしたか。
最後になりますが…12月というのが最も事故の多い月であることを頭に入れつつ、適度な緊張感をもった運転を意識するようにしましょう。
年末はどうしても忙しいですが、心に余裕をなくすと事故を誘発します。渋滞を避けようとしていながら、事故で渋滞を作る原因になってはいけませんね。
凍結しやすい橋の上を通る際や、雪がちらつく場合の運転などは特に注意しながら、安全運転で目的地を目指しましょう。
それでは、今回の記事を参考に大晦日の運転に備えて、その後に楽しいお正月をお過ごしになってくださいね!