トリュフチョコを作った時、「これっていつまで食べていいの?」と不安になったことはありませんか?
市販のトリュフチョコは2週間程度の賞味期限が記載されていることが多いので、手作りもそのくらいかなと思ってしまいがちですが、実は手作りのトリュフチョコの日持ちは2日から3日程度なんです!
「なんで手作りのものはそんなに期限が短いの?」
「期限切れのものを食べたら危険?」
そんな疑問にお答えします!市販品と手作りのもので日持ちが違う理由は、調理した環境の衛生状態と水分量にあります!
食品衛生の専門家である管理栄養士が手作りのトリュフチョコの日持ちについて解説します!
どうして手作りのトリュフチョコは市販のものより日持ちしないの?
市販のトリュフチョコの賞味期限は製造から2週間程度のものが多いのに、どうして手作りのトリュフチョコは日持ちしないのでしょう?
この疑問の答えは、調理環境と水分量にあります。
工場と家庭では衛生管理が違う!
市販のトリュフチョコは衛生管理がしっかりした工場や洋菓子店で作られています。
一方、家庭で作る場合は調理器具や手指の消毒などが不十分な場合が多いです。その分雑菌が付着しやすくなり、傷むのが早いのです。
特にトリュフチョコは手で丸める工程があるので雑菌が付着しやすいチョコであると言えます。
自分で作って自分で食べる場合はどんな環境で作ったのか把握出来ますが、頂き物はそうはいきません。室内飼いのペットがいる部屋で作っていることもあるでしょうし、きちんと手を洗っていない場合もあると思います。
手作りのトリュフチョコを貰った時は、3日と言わず傷む前になるべく早めに食べることをオススメします。
手作りのものは水分量が多いので傷みが早い
手作りのトリュフチョコは市販の物よりもたっぷりと生クリームが入ったレシピが多いです。
雑菌は水分と糖分が大好物。水分の多い食品は手や調理器具からついた菌が繁殖しやすい環境なのです。
手作りのトリュフチョコは必ず冷蔵庫で保管し、2日から3日以内に食べましょう。
期限切れのトリュフチョコを食べたら危険?
「手作りのトリュフチョコが3日経っても食べきれなかった」「市販のトリュフチョコの期限切れは危険?」
時間がたってしまうとそんな風に心配になってしまいますよね。
結論から言うと、古くなった手作りのものをそのまま食べるのは止めておいた方が良いです。市販品ならば保存環境や季節にもよりますが1~3日くらいの期限切れは大丈夫なこともあります!
賞味期限には「安全係数」という物がかけられています。
本来品質を保てる「可食期間」に1未満の安全係数をかけて、賞味期限は算出されているのです。
品質にばらつきが少ない加工食品については0.8以上の数字をかけることが推奨されていますので、表示されている賞味期限が「製造日から2週間」とされている場合は、14日を0.8で割って、17.5日が本来の「可食期間」であると言えます。
つまり、賞味期限から3日過ぎたくらいなら食べても大丈夫と考えられます。
※ただし保存環境や季節によっても異なりますので食べられる際は十分に注意して自己責任でお願いします。
実際はもっと少ない安全係数が掛けられていることが多いので、4日くらいなら大丈夫かもしれませんね。
もちろん、見た目が変わってしまっていたり、カビ臭い時など「食べたら危険?」と感じたらやめておいた方が良いです。
安全係数の考え方より、見た目や臭いの判断を優先させましょう。
トリュフチョコは冷凍もできる!
なんと、トリュフチョコは冷凍もできるんです!
密閉袋に入れて冷凍すれば、1ヶ月程度は美味しく食べられます。
解凍する時は常温ではなく、冷蔵庫の中で時間をかけて解凍しましょう。
冷凍でストックしておくと、ちょっとしたおやつにもなりますし、1つ牛乳の中に入れて温めればいつでも美味しいホットチョコレートが飲めますよ!
トリュフチョコの賞味期限【まとめ】
トリュフチョコの日持ちについてまとめました!
手作りのトリュフチョコの日持ちは2日から3日程度です。手作りのものは市販の物より傷むのが早いので気をつけましょう。
「期限切れのトリュフチョコは食べたら危険?」という疑問の答えは手作りか市販品かで異なります。手作りのものは食べない方が良いでしょう。
市販のものは賞味期限から1日から3日くらいなら食べても大丈夫なこともあります!
賞味期限には食べられる日数に安全係数がかけられていますので、気になる方は調べてみてくださいね!
手作りのトリュフチョコが食べきれなくても、捨てる必要はありません!密閉袋に入れて冷凍すれば1ヶ月程度は日持ちします。
解凍は冷蔵庫でゆっくりと。トリュフチョコとしてだけではなく、牛乳に1粒入れてホットチョコレートとしても楽しめますよ!