タルトのレシピに必ずと言っていいほど書いてある「重石」。
「重石ってなんなの?」
「なんのために重石を乗せるの?」
「重石が無いときの代用品は?」
初めてタルトを焼く時はそんな疑問が浮かびますよね。
「重石」とは、タルトの生地を焼く時にのせる石の事です。「タルトストーン」というアルミで出来たものが製菓用品として売っています。
重石をのせることによって、焼いている時の生地の浮き上がりや膨らみを抑え、綺麗なお皿型に焼き上げることが出来ます。
重石が無い時は、米や小豆、耐熱のお皿などで代用できます。
お米も小豆も使った後で食べられますから、無駄にはなりません。
抵抗感が無ければ、百円均一の石を使っても大丈夫です
タルトの重石って何?何のために乗せるの?
「重石」とは、タルトやパイを焼く際にのせる重しのことです。
主に使われているのはアルミ製の「タルトストーン」です。製菓用品として500gで1000円くらいの価格で販売されています。
重石をのせる理由は「タルト生地の浮き上がりを抑えるため」です。
タルトの生地は、型にのせてそのまま焼くと焼成時に浮き上がってきたり、反ってしまいます。
そうなると上の具材を綺麗に載せられなくなるので、重石をのせて生地を抑えながら焼くことが重要なのです。
型にしっかりくっつけて焼けば重石はいらないとするレシピもありますが、焼き上がってからやっぱり膨らんでしまった……となることもあります。
せっかくの生地が焼き直しになってしまうと悲しいので、綺麗なお皿型に焼くためにはやはり重石をのせることをおすすめします。
タルトの重石の代用品は「米」「小豆」で
重石が無い時は生米や小豆を重石の代用品として使うことが出来ます。
タルトストーンの多くは軽いアルミで作られていますので、そこまでの重量は必要ありません。
(1)タルト型に生地を敷き詰める。
(2)クッキングシートを敷く。
(3)生のままの米か小豆をタルトの高さまで入れて焼成する。
重石として使った米や小豆は食べることが出来ます。
オーブンで焼かれて水分が飛んでいますので、水を多めに使ってリゾットやあんこにすると美味しく食べられますよ!お米は普通に炊飯することも可能です。
その際には、通常の水加減より多めの水を入れるようにしましょう。
重石の代用品「耐熱皿」
重石の代わりに、耐熱皿をのせて焼くことも出来ます。クッキングシートの上からタルトより一回り小さな耐熱皿をのせて焼くことで、生地の浮き上がりを防ぐことが出来ます。
耐熱皿を使うデメリットは、生地にお皿の跡がついてしまうことです。
しかし、タルトの内側はカスタードなどのフィリングを入れてしまうのでお皿の後が目立つことはありません。
どうしても跡が気になる、もしくはお皿が重過ぎる場合は、他のケーキ型の底板をとって、底板の上から耐熱皿をのせると綺麗に焼き上がりますよ!
安価に用意するなら100円均一の石!
食品用では無いものを使うことに抵抗感が無ければ100円均一の金魚石なども使えます。よく洗って重石と同じ要領で使いましょう。
綺麗に洗ってもちょっと気分的に気になるなという時は、アルミホイルで石を包んでから使用すると後処理も楽になって一石二鳥です。
お使いのオーブンによっては使えないこともありますので、使う前にオーブンの説明書や石の材質を良く確認してください。
加熱後の石は非常に熱くなっているので、火傷に注意して扱ってくださいね!
タルトの重石の代用品は?【まとめ】
タルトの重石の代用品として使えるものをまとめました。
タルトを焼く際は生地の浮き上がりを抑えて綺麗に焼くために重石を使いましょう。
米や小豆、耐熱皿、100円均一の石などが代用品として使えます。
米や小豆は使った後でも食べることが出来ます。水分が失われていますので、水を多めに入れて調理しましょう。
耐熱皿を重石として使うことも出来ます。耐熱皿を使うとどうしてもタルト生地に跡が残ってしまうのが難点ですが、ケーキの底板を敷くことで緩和できます。
食品用ではないものを使うことに抵抗感が無ければ、100円均一で購入できる石がオススメ!使用する際は良く洗って、オーブンの説明書や石の材質を確認してから使いましょう。
石をアルミホイルで包んでから使うと、石がばらけないので片付けも楽になりますよ!
これで重石が無くても本格的なタルトが焼けますね!