お盆期間中は人の出入りが増え、親戚一同が集まるなど、大人数をおもてなししなければならない場合がしばしばあると思います。
お盆に親戚が集まって、みんなで食卓を囲むのはとても楽しいひとときです。
招待される側は、みんなで集まるのは楽しいなあ、どんなごちそうがあるのかな、とお気楽で楽しみです。
しかし、招く側はそれでなくてもバタバタするお盆に大人数をもてなすのは、なかなか大変ですよね。
料理は何を作ったらいいのか、盛り付けはどうしたらいいのか、などなど考えてしまいます。
そこで、親戚の集まりで料理を用意するとしたら、どんなものがいいのか考えてみました。
お盆の料理といえば精進料理かな、簡単にできて豪華に見える料理がいいな、みんなで作りながら食べる料理が楽しいかも、などなど案が浮かびました。
これらに当てはまるようなおもてなしの料理を本文で何点かご紹介してみようと思います。
ぜひ、ご参考にしてみてくださいね。
お盆の親戚の集まりおもてなし料理4選
手巻き寿司
手巻き寿司は参加者全員が積極的に関与することができるため、楽しみながらコミュニケーションを深める絶好の機会を提供します。
また、様々な具材を用意することで、各自の好みや食事制限に柔軟に対応できる点も魅力的です。
調理と後片付けが簡単なのも、大勢が集まる際には特に便利です。
さらに、食べ物を通じた文化的な学びも促されるため、子どもたちにとっても教育的な価値がある食事法です。
肉寿司のテイクアウト
海鮮のお寿司でも十分豪華ですが、さらに豪華に肉寿司という選択肢もあります。
肉寿司は一般的な寿司と違い、珍しい選択として興味を引くことができ、特に肉料理が好きなゲストには喜ばれるでしょう。
テイクアウトを利用することで、事前の準備や調理の手間が省けるため、集まりの主催者は料理に追われることなく、ゲストとの交流や他の準備に専念できます。
また、プロの手による高品質な料理を楽しむことができ、料理のクオリティが均一であるため、どのゲストにも同じ食体験を提供することが可能です。
さらに、各種肉寿司は個別にパッキングされていることが多く、配膳や食後の片付けが楽になるというメリットもあります。
バーベキュー
バーベキューは食材の準備から火起こし、調理まで、家族や親戚が協力し合う過程が自然とコミュニケーションを促進し、親密な絆を深める絶好の機会となります。
バーベキューは食材の選択が幅広く、肉や魚はもちろん、野菜や果物まで多様に楽しむことができます。
このように多彩な食材を使用できるため、年齢や好みが異なる親戚一同がそれぞれに合った食事を楽しむことができます。
さらに、食材を皆で共有することで、どの家族も料理の準備や後片付けの負担を軽減でき、イベントをより楽しむことが可能です。
また、バーベキューは子供たちにとっても魅力的な活動です。
火を使う楽しみや、自分で食材を焼く体験は、普段の食事では味わえない特別感があります。
屋外での活動は子供たちのエネルギーを発散させるのにも役立ち、大人たちは子供たちが自由に遊ぶ様子を見守りながら会話を楽しむことができます。
お盆の料理の定番といえば精進料理！
年配の方であれば、お盆といえば精進料理というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
精進料理とは、肉、魚、卵などの動物性の食品を使わず、野菜や豆類を中心とした食材で作られた料理です。
お盆に帰って来ているご先祖様へお供えし、家族も同じものをいただくという家庭もあるそうです。
精進料理（しょうじんりょうり）は、仏教の戒律に基づいて作られる、動物性の材料を一切使用しない菜食主義の料理です。
元々は仏教の僧侶が食べるための食事で、肉や魚はもちろんのこと、野菜の中でも特定の「五葷（ごくん）」と呼ばれる臭いが強い物（にんにく、ねぎ、にら、あさつき、らっきょう）も避けることが一般的で野菜や穀物、豆類を中心にした食事を提供します。
この料理法は、殺生を避け、心身を清浄に保つことを目的としています。特に、にんにくやねぎなどの五葷（ごくん）と呼ばれる刺激的な食材は避けられます。
これらの食材は体を熱くするとされ、精神を乱すと考えられているからです。
精進料理では、食材を無駄なく使うことも重要視されます。
例えば、野菜の皮や葉も積極的に使用して、全ての部分を有効活用することで、食べ物への感謝と節約を表します。
調理方法もまた、素材の自然な味を生かすような優しい手法が好まれ、食材それぞれの持ち味を大切にすることが求められます。
このように精進料理は、単なる食事のスタイルではなく、食を通じて心身の浄化を図り、より高い精神性を目指す生活哲学の一部として位置付けられています。
それにより、調理を行う際には、心を込めて丁寧に作ることが大切だとされ、料理そのものが瞑想的な行為にもなり得るのです。
ただ、子どもには不人気だと思われるので、年配の方が多い集まりの場合にのみ、おすすめします。
お盆の親戚の集まり料理にいかが？【まとめ】
お盆は親戚やお客様が集まる機会が多く、おもてなしの料理はなににしようかなと悩んでいる方が多いと思います。
テーブルに並べられた料理は、その場の雰囲気を盛り上げるのにとても大事な要素のひとつです。
豪華に見えて賑やかな食卓は、ひさびさの親戚の集まりを笑顔にすると思います。
しかし、お盆はなにかと忙しいので、少しでも手間を省くことが出来たら嬉しいですよね。
そんな時は、大皿料理をどーんと並べると見栄えもいいし楽なのではないかと思います。
いっそのこと、招待客を料理に巻き込んでしまうのもいいですね。
招く側も楽ですし、招待客のみなさんも楽しめると思います。
みなさん、美味しい料理で、楽しいお盆の集まりができますように！
お家に帰ってきているご先祖さまが笑顔でその様子を見ていると思います。
