お盆のろうそくの意味は?左右の意味と消すタイミングが示す理由とは

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お盆には欠かせないお供え物、ろうそくや線香。

これらをお供えする意味、皆さんはご存じですか?

「え、当たり前過ぎて考えたことない…」

筆者もその一人でございます(笑)

お盆に限らず、日頃からろうそくと線香はお供えするものですよね。

今回はお盆のろうそくや線香事情について色々調べていきたいと思います。

どんな行動にどんな意味があるのか、一緒にみていきましょう!

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目次

お盆のろうそくの意味とは

お盆のお供え物の代表と言っても過言ではない、ろうそくと線香。

それぞれにはそれぞれの役割と意味があるのをご存じでしょうか?

筆者を含め、意外と知らない方が多いかもしれません。

*ろうそくを灯す意味

ろうそくはお盆の時もそうですが、線香をあげる際に火をつけるための物として灯しますよね。

実はこのろうそくには不浄なもの穢れを祓ってくれる意味があるのだそうです。

ろうそくも含め、火を見ていると不思議と心が穏やかになる気がします。

癒し効果もありますが、日頃の邪念を取っ払ってくれるんですね。

また、お盆という意味ではご先祖様や故人が自宅までの遠い道のりで、迷うことなく無事たどり着けるように場所を示す目印にもなります。

迎え火と同じ役目になるんですね!

*線香をあげる意味

線香にも理由があります。

ご先祖様や故人は匂いや湯気、煙などで食べ物を楽しんだり人の気配を感じ取ったりするようなんですね。

線香をあげることによって、ご先祖様や故人に気持ちを伝えてあげましょう。

また、ご先祖様や故人と心を繋ぐ架け橋となるのも線香の役目なんだとか。

香りのよい線香を選んだり、長くゆっくりと燃える線香を選んだり、線香も様々出ていますので特別な時にいつもと違う線香をお供えするのも良いですね。

お盆にろうそくをつけっぱなしにする意味とは?

いつもならお仏壇に線香をあげたらろうそくの火は消しますよね。

お盆の期間はそのろうそくの火をつけっぱなしにすることが本来の理想的な行いなんだそうです。

灯した火を目印として集まったご先祖様や故人の魂に寄り沿って共に時間を過すことが供養となります。

お盆の数日間だけは火を絶やさずに過していたいという願いも込められています。

しかし、実際のところ、数日間もずっと火を付けたままにすることは難しいです。

火事などの原因にもなりかねません。

ですので、決して無理して灯し続けず、線香をあげ終わったら消してあげましょう。

もちろんご存じだと思いますが、ろうそくの火は息を吹きかけて消さないようにしてくださいね。

人の息は不浄な汚れたものと考えられているのでね…。

手を使って消したり、専用の火消し用具を使うようにしましょう!

ろうそくの左右の意味

お仏壇のろうそくは左右に1本ずつ、計2本置いてあるのが一般的ですね。

これにも意味がしっかりあるんです。

「自灯明(じとうみょう)」と「法灯明(ほうとうみょう)」と言って、自灯明は自分自身を頼りにすること、法灯明は真理を、本当に正しいことを信じるという意味があります。

故人は生前の罪をあの世で様々な形で償いの修行をするんだそうです。

それを明るく照らし、めげずに自分自身と向き合い、正しい事を学び信じて修行に励む。

ある意味この世からあの世への応援と励ましのような役割なのかなと思いました。

お盆のろうそくの意味とは?【まとめ】

いかがでしょうか?

ご先祖様や故人と繋がる手段のろうそくと線香は、お盆に限らず日頃から大切にしたいですね。

ご先祖様や故人も煙の匂いや火の灯に引かれてきっと今年のお盆も帰ってくることでしょうね。

普段会えなくて寂しい気持ちがあったり、嬉しい報告など、目に見えずとも心はいつもそばにあるものです。

ろうそくや線香の意味をあらためて再確認した上で行くお墓参りはなんだか特別な感じもします。

皆さんにとって、今年のお盆はろうそくの火や線香でより大切な人を近くに感じられることを祈っています。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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