「元旦は風呂に入るべきではない」
皆さんはこんなお話を聞いたことがあるでしょうか?
年が明けて、また新たな1年が始まる清々しい元旦。
筆者はむしろ綺麗にスッキリした状態で新年を迎えた方が縁起がいいんじゃないかと思っていたので、決まり事ではないですがなんとなく大晦日に1年の汚れや厄をお風呂で念入りに落とし、元旦にすがすがしい気持ちを入れこむための入浴をしていました。
まさか真逆のしきたりがあるなんて…。なんてこった。
というわけで、少しでも新年を良き状態で迎えたいと思う筆者なので、元旦に風呂に入らない理由やしきたりについて、早速詳しく迫ってみようと思います!
元旦に風呂に入らないのはどこの地域?
メインテーマでもあるこの疑問。
ちなみに筆者は東北出身ですが、私も家族も元旦に風呂に入らないというしきたりは初めて聞きました。
調べてみると、中越地方や関西、九州など広い地域で元旦には風呂に入らないようですね。
しかし、今挙げた地域でも場所によっては普通に風呂に入るという所も存在するそうで、一概にこの地域とは言えないようです。
一体どこから始まった元旦ルールなのでしょうか。謎は深まるばかりです。
元旦に風呂に入らない理由とは?
そもそも何故風呂に入らないのでしょうか。
冒頭で触れた通り、筆者は綺麗な身体で新年を迎えた方が縁起がよいのではないかと思っているわけですが、風呂に入らない理由はいくつかあるようです。
*風水的に良くない
元旦は家に神様が来ているため「福を流さないようにするために風呂に入らない」というしきたりが根付いている地域があるそうです!
筆者の地域では「元旦は掃き掃除をすると福も一緒に掃いてしまう」というしきたりがあります。
どちらも「身に付けた福は逃がすな」という理由が込められていますね。
また、水と風水は非常に関係性が深いです。
健康面と直結する場合もあるので、そういった意味では「元旦に風呂に入らない」という風水的なしきたりは試してみるとよいかもしれませんね。
ちなみに、このしきたりは皇族や公家などにも伝わるのだとか。
そこまで言われると、本当にご利益がありそうで説得力がありますね。
筆者も気になってきました。
*元旦には女性も休暇を
現代は殆どのものがスイッチひとつで作動する便利な時代ですが、昔は薪を集め、火を焚いて生活をしたり、何をするにも一手間かかっていましたね。
体力も時間も必要で、それを毎日行っていたのが女性たちです。
本当に当時の女性たちは素晴らしいなと感心してしまうわけですが、そんな働き者の女性たちをお正月は休ませよう、という事で火を使わない、風呂を沸かさない、風呂に入らない、という理由でこのしきたりが生まれたようです。
おせちはハレの日の保存食ですから、三が日は火を使わない前提で豪華な準備をしているんですね!
*元旦に風呂を沸かすと地獄の釜が湧く
昔話のようなしきたりです。
地獄の釜の風呂に入るなど、人生で考えたこともないですがとにかく熱いどころではなさそうですね。
地獄の釜…非常に興味深いです。
グツグツと煮立っていそうですね…。
考えただけで鳥肌が立ちます。
皆さんはくれぐれも間違えて地獄の釜を沸かさないように注意しましょう。
風呂はいつから入っていいの?
元旦に風呂に入ってはいけない理由やしきたりがいくつかあることがわかりましたね。
では、逆にいつから風呂に入ってもいいのでしょうか?
元旦の1日くらいであれば風呂に入らなくともそんなに気になりませんが、これが長く続くとなるとちょっと勘弁してーとなりますからね。
いくら縁起がよくても、いくら冬だからといっても気になるものは気になりますから。
お風呂は1月2日から入れるようです!
初夢と一緒ですね。
2日の夢が縁起が良いというのは非常に有名な話ですが、風呂も同様、2日の初風呂が良いみたいですね。
ちなみに、銭湯なども1月2日が初風呂営業が多いようですよ!
筆者は行ったことはないですが、初風呂が大浴場や天然温泉って最高じゃないですか…?
それこそ良い運気がたくさん入ってきそうです!
しかも前日の元旦は入らないとなると、気持ちよさも倍増ですね!!
来年は大浴場で初風呂満喫しちゃおうかなぁ…。
元旦に風呂に入らない地域がある?【まとめ】
今回は元旦のお風呂にまつわるしきたりをご紹介しました。
もしかしたらまだまだ知らないしきたりや言い伝えがあるかもしれませんね!
皆さんの地域ではどんな元旦のお風呂事情があるのでしょうか?
筆者は元旦のお風呂のしきたり自体が初耳だったので、非常にタメになりました!
元旦に風呂に入らないだけで1年の運気や調子が良くなったり、家族みんながハッピーに明るく健康に過ごせるならば試して見る価値があると思いました!
今回様々な元旦に風呂にはいらない理由やしきたりに触れましたが、どこの地域から始まったのかまでは不明なままです。
引き続き調査をしてまいりたいと思います!