甘くておいしいおしるこ、一から作ると手間がかかるのでたくさん作ってしまいがちですよね。
おしるこの保存方法は、容器に入れたままの常温だと4~12時間、粗熱とお餅を抜いて冷蔵庫だと2~3日、小分けにして冷凍庫だと1か月。
保存方法によって日持ちがこんなに違うのですね!
ここでは、風味を落とさずおしるこのおいしさを長持ちさせる保存方法をご紹介いたします。
常温でのおしるこの日持ちと保存方法
たくさん作ってしまったおしるこ、常温で放置できるのは、頑張っても1日。
常温での日持ちは、夏は4~6時間、冬は12~24時間、春・秋は6~12時間を目安に食べきりましょう。
その場合は、ラップをかけたり、鍋にしっかり蓋をします。
1日でどんどん菌が繁殖するので食べきりたい場合は、鍋に入れて75℃で1分以上で何度か加熱しながら様子を見ましょう。
おしるこは、見た目では腐っていると判断しづらいのです。
目に見えてカビが生えていたり、風味が違っていたり、変なにおいがしたり、変な味がしたり。
少しでも変化があった場合は残念ですが捨てることをおすすめします。
冷蔵庫でのおしるこの日持ちと保存方法
冷蔵庫の中でも菌がすべて死滅するわけではなく、少しずつ繁殖を繰り返すので、日持ちは2~3日。
冷蔵庫に入れる際に注意してもらいたいのが、お餅を先に取り出すことです。
一緒に保存してしまうと、お餅の風味が損なわれたり、加熱したときに温まりすぎてお餅が溶け出すのを防ぐためです。
鍋のまま冷蔵庫に保存するのは中までしっかり冷やすことができず、中身が酸化してしまい風味が損なわれるので、タッパーや、フリーザーバックに移し替えるのがおすすめです。
しっかりと粗熱をとり、冷蔵庫に保存します。
食べる前には、鍋に移してしっかり加熱します。(75℃で1分以上加熱)
電子レンジでも加熱は可能ですが、温まり方に偏りが出るので一度全体をかき混ぜてから再度過熱します。
冷凍庫でのおしるこの日持ちと保存方法
こちらも冷蔵庫で保存する場合と同じく、お餅は先に取り出します。
冷蔵庫は一番日持ちが長く、1か月です。
それ以降も冷凍庫で保存可能ですが、霜がたくさんついてしまったり風味が損なわれるため1か月を目安に食べきりましょう。
そして、冷凍庫での保存方法として注意していただきたいのが、小分けにして保存することです。
解凍にも時間がかかるので、一度の食べきりサイズの量でフリーザーバックに入れ、しっかりと空気を抜いて保存します。
できるだけ空気を抜くことで、霜が付きにくくなり、風味を損なわずに保存できます。
また、おしるこは冷凍すると膨張するので、容器の8分目を目安に入れます。
食べるときは、自然解凍で前日の夜に冷蔵庫に入れ、解凍できたらそのまま食べることも可能です。
しかし、そのまま食べると小豆の風味がありません。
そのため、小豆の風味をもっと楽しみたい場合は、解凍したものを鍋に移し替えしっかりと過熱します。(75℃で1分以上加熱)
自然解凍は時間がかかるので、急いでいる場合は、流水解凍も可能です。
その場合は半解凍で鍋に移し、しっかり加熱します。
電子レンジを使う場合も、半解凍から加熱し、全体をかき混ぜてから再加熱します。
おしるこの日持ちはいつまで?【まとめ】
おしるこの保存方法は3種類。
すぐ食べるもよし!作り置きで少しづつ食べるもよし!
それぞれに再度加熱が必要になりますが、加熱時間を利用して、新しくお餅を焼き、しっかり温まったらお餅と一緒にまたおしるこを楽しむのも良いですね。
保存方法によって日持ちも違ってきますが、たくさん作ってしまっても、この3種類をうまく使い分けておいしいおしるこを長く楽しみましょう。