おせちに羊羹を入れる地域があるって本当?その意味を徹底解説!

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おせち料理って色々な種類がありますよね!関東と関西、九州と東北、それぞれの地域によっても本当に種類が違っていて、知れば知るほどその違いに驚きますよね。

地域毎の文化も色濃く出るおせち。すぐお隣の県でさえ種類が異なってきますよね。

そんな中、おせち料理に羊羹が入っている地域があると聞いた九州出身の筆者は、

「おせち料理に羊羹!?羊羹ってお茶とともに頂くおやつじゃないの!?」

ととても驚きました!

でもきっと地域ならではの理由があるはずと思い、羊羹をおせちに入れる地域とその理由について調べてみました!

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目次

おせちに羊羹を入れる地域とは?

羊羹を入れる地域…それは長野県、栃木県です!

他にも入れる地域があるかと思いますが、有名なのはこの2県になります。

「ほんとに入れる地域があったんだ…」と筆者は軽く衝撃を受けつつ、きっと入れる理由があるはずだと思い、調べてみました。

一体どのような羊羹を入れているのでしょうか?

長野県のおせちの羊羹

まず長野県では「長芋羊羹」と言って、その名の通り長芋が入っている羊羹を入れます。

長芋のシャキシャキした歯ざわりがして、とても美味しいそうです!

海がない、山間部の長野県にとって、冬に採れる長芋はとてもおいしい食材のひとつです。

その長芋が入った羊羹は長野の人たちにとって、とても愛されるおせち料理のひとつです。

栃木県のおせちの羊羹

次に栃木県、日光市では水羊羹を入れます

ぷるんとして、とても美味しいそうです。

あんこ好きの筆者としては是非、食べてみたいです!でも水羊羹と言うと夏のイメージがありますよね。

その水羊羹を日光の和菓子屋さんは冬の、寒くなり始める11月ごろから作り始め、そしてお客さんがおせちとして買い求めます。水羊羹は練羊羹と比べ、水分が多めです。

日光市の水羊羹は特にです。

昔、冷蔵庫が一般家庭にあまり無い時代は、夏場は食べ物の傷みがとても早いものでした。なので練羊羹と比べ水分が多くて傷みやすい水羊羹は冬から作られ始め、おせちに入れられるようになりました。

なぜ羊羹を入れるの?おせち料理に入れる意味

そもそもおせち料理のおせちは漢字で「御節」と書きます。

おせちは節日「せつにち」、「せつじつ」・節句「せっく」と言って生活や季節の変わり目の事を言います。

有名な節句には新年を祝う元旦、1月7日の七草の節句、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕の節句、9月9日の重陽の節句があり、それぞれの節句で食べる食べ物をおせち料理と言っていました。

節句はもともと節供と言い、神様への感謝と五穀豊穣を願い、その土地でとれたものを神様にお供えし、そのお下がりを皆で食べていました。

節句の中でも今では一年の始まりの元旦が特に重要なものとされ、お正月にたべる料理をおせち料理と呼ぶようになりました。

またお正月三が日は、かまどの神様、台所の神様に休んでもらう必要があるため、保存の効くものが入れられるようになりました。

なので保存の効く砂糖が使用されている羊羹が入るようになったという事です。また砂糖は昔は高価なものであった為、特別な節句にふさわしい食べ物だったのでしょうね。

おせちに羊羹を入れる地域とは?【まとめ】

いかがでしたか?おせちに羊羹を入れる地域が本当にあったのですね。

今でこそ一年を通して国内だけではなく、世界の甘いお菓子が食べられます。

冷蔵庫も普及しているので、昔のように保存を効かせるために砂糖や塩を多めに料理に入れる必要もありません。

でも昔は冷蔵庫も無く、スーパーのように季節関係なく、いつ行ってもたくさんの新鮮な食べ物が手に入るお店があったわけではありません。

なので節句の日に食べるおせち料理は、本当に特別なごちそうだったと思います。

その特別な日に食べる甘い羊羹、それはそれはおいしくてほっぺが落ちるほどだったと思います。

みなさんもお住まいの地域のおせち料理に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?理由を知るときっとまた、格別な味がすると思います!

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