おせちには欠かせない料理である「紅白かまぼこ」ですが、みなさんかまぼこの意味ってご存知ですか?
ピンクと白の色合いなので、なんとなく縁起がいいのではという感じありませんか。
紅と白でそれぞれ意味があるのです!
今回はその意味や由来と合わせて、ピンクと白がより美しく見える切り方や並べ方、そしておせちをより一層華やかにするための飾り切りをご紹介したいと思います。
紅白かまぼこの意味
まずはかまぼこの形に注目してみましょう。
独特な形の半円形は、元旦の初日の出の形に似ていることからおめでたい食材として、昔から重宝されてきました。
紅白にも意味があり、紅は「魔除け」白は「清浄」を意味しています。
また、紅は新たに一年を迎えられたというめでたさや慶びを表し、白は一年のはじまりの一日目つまり元旦を尊い日であるとし、神聖をあらわしているとも言われています。
食材の中では他のおせち料理に比べて、どこか地味に思っていた紅白かまぼこですが意味を改めて考えると、おせちの紅白かまぼこ自体がとても尊い食べ物に思えてきますね。
地味と言ってごめんなさい。
簡単、見た目華やか!紅白かまぼこのおすすめ並べ方
みなさんはどのような並べ方でかまぼこをおせちに入れているでしょうか?
私は最近まで、紅白を交互にして少しずつずらして並べる並べ方でした。かまぼこが入るだけで色が添えられるのですが、もっと華やかになるひと工夫ある並べ方があります。
市松模様がきれいな並べ方です。かまぼこの切り方は、半月をさらに半分に切ります。
そして紅白を互い違いに並べ、市松模様になるよう並べます。
ただ交互に並べるより華やかでおめでたい見た目になる並べ方ですよね。とても簡単なのでおすすめです。
ひと手間かけて見た目華やか!飾り切り
続いて、飾り切りの紹介です。難しそうと思われがちですがぜひマスターしておきましょう。
決して損はありませんよ。
ひと手間で、おせちの華やかさが格段に上がります。飾り切りにも簡単なものから本格的なものまで色々あるのでチャレンジしてみましょう!
基本の「日の出」
かまぼこの白い部分に段々が入っているかまぼこありますよね。あれです。
包丁の先をジグザグに動かして模様をつけます。難しければ大きい段でも模様をつけるだけで素敵に見えます。
「うさぎ」と「ねじり」
この飾り切りは、途中まで工程が同じになります。1センチ幅に切ったかまぼこのピンク部分を剥くように半分まで切ります。中央に縦に切り込みを入れます。
うさぎは、ピンク部分を丸めて耳の様な形にして完成です。ねじりは切り込みに先端を入れクルッと回すとねじりが作れます。
うさぎは簡単でとにかく可愛いですね。ねじりは、こんにゃくでやったことが多いのではないでしょうか?簡単ですぐ出来ると思います。
「竹」と「松葉」
竹はなんとなく想像がつく方もいらっしゃるのではないでしょうか。ちょっと厚めの4センチに切ったかまぼこを用意します。
切り込みを入れるだけで出来、竹が想像できる形になります。高さを出したい時に向いています。
松葉は、上品で料亭風なイメージが好きですが個人的に作るのは苦手です。端を一センチ程残して切り込みを入れます。
両端をねじるように切り込みに差し込むのですが切り込みの端に亀裂が入り、私は失敗が多いです。力が入り過ぎてしまうのでしょうかね。
「バラ」
きゅうりとかまぼこさえあれば簡単に華やかさが出せます。
竹や松葉よりこちらの方が簡単な飾り切りかもしれません。本物のバラも華やかだけど、かまぼこで出来るの?
と思いますよね。
3センチ幅に切った白いかまぼこの真ん中に切り込みを入れます。
2、3ミリに切ったピンクかまぼこを巻くと花ビラの形になり切り込みに葉を似せたきゅうりと添えて完成です。
紅白かまぼこの意味は?【まとめ】
地味な(←すみません)かまぼこにこんなに飾り切りの種類があるなんて驚きですよね。
柔らかくて小さなかまぼこに包丁で切り込みを入れたりねじったりすることがとても繊細な作業なので、いつも以上に力加減を調整したり集中して行うことがコツかもしれませんね。
他にも孔雀や鶴、あやめや菊も作ることが出来るのです。おめでたい言葉ばかりですよね!
ここまでくると芸術です。
繊細な包丁使いが求められると思うので、私は気が向いたら挑戦してみたいと思います。