数の子とは何の卵?おせちに入れる意味を徹底解説!

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おせち料理に入っている黄色いつぶつぶの数の子。

見た目の美しさから「黄色いダイヤ」と言われており、おせち料理をより華やかにさせてくれます。

つぶつぶの食感がくせになりそうな数の子ですが、一体何の卵か知らない方も多いはず。

今回はいまさら聞けない数の子について、何の卵か名前の由来など深く掘り下げていきます。

読み終わったころには数の子の魅力がわかり、今年のおせち料理の数の子の味がより美味しく感じられるはずです!

目次

数の子って何の卵?

数の子は魚の卵!

数の子は魚のニシンの卵です。

日本では室町時代から食べられていたそうです。

そんな昔から食べられていたなんて驚きです!

一時、数の子が不足したときがあり、その頃はカラフトシシャモの卵を代用していたこともありました。

以前は北海道などで多く水揚げされていましたが、近年では国産のニシンはほとんど出回らなくなり、輸入品が多くなっています。

アメリカやカナダから輸入されることが多く、太平洋のニシンの卵はコリコリとした食感が特徴です。

昔ニシンがたくさん水揚げされていた、北海道の留萌地区などで加工されて市場にでまわります。
日本で加工されているのは安心ですね。

数の子は他の国で食べる習慣はほとんどないので、消費量は日本が世界一です。

数の子の名前の意味・由来

数の子の名前の由来は、昔ニシンはカドと呼ばれていたことに由来します。

カドの卵を「カドの子」と呼んでおり、それが段々なまって「数の子」と呼ばれるようになったと言われています。

これはお正月の小話にできそうなおもしろい由来ですね!

数の子の産地や旬は?

先ほども軽く紹介しましたが、数の子の主な産地は北海道やロシアのオホーツク海沿岸、カナダの太平洋沿岸、アメリカのアラスカ州沿岸です。

北半球の冷たい海にニシンは生息しているのですね。

生の数の子が出回まわるのは、ニシンの産卵期3月~5月です。

スーパーに並ぶのはお正月の時期ですが、実際は春にかけて旬を迎えます。

数の子をおせちに入れる意味は?

数の子は子孫繁栄をあらわしている

数の子がなぜおせち料理の定番になっているのかというと、ニシン(二親)は非常に多くの卵を産むことから、「たくさんの子に恵まれますように」「わが家が代々栄えますように」という願いを込められているからです。

年の始まりでもあるお正月のおせち料理に、縁起の良い数の子を食べることは、昔の人から続く願いが込められているのです。

つぶつぶとした食感の、塩気のある味はお酒との相性も抜群です!

数の子は祝い肴三種

祝い肴とは、おせち料理のなかでも代表的はもの三種のことで、他の料理より最初に食べるのが習わしです。

祝い肴三種
関東では「田作り」「数の子」「黒豆」
関西では「たたきごぼう」「数の子」「黒豆または田作り」

「数の子」は関東と関西どちらにも含まれており、それだけお正月になくてはならない存在になっています!
またおせち料理以外にも結婚式などの祝いの席でも重宝されています。

必見!おいしい数の子の選び方!

数の子はできるだけ新鮮なものを選ぶようにしましょう。

どんな数の子が新鮮でおいしいのか3つのポイントをご紹介します!

黄色く透明感がある

新鮮な数の子は輝かしい黄色い色をしています。

数の子は鮮度が悪くなると黒ずむのですが、この黒ずみを過酸化水素で漂白している場合があります。

スーパーで不自然に白くなった数の子を見たことがあります。

食感も新鮮さがなかったです。

不自然に白くなっているものは購入するのは、やめましょう。

薄皮がついている

薄皮がついているのは、塩ぬきをしていない証になります。

塩ぬきをした数の子は時間が経過するうちに鮮度が落ちてしまいます。

鮮度の判断基準が薄皮の有無になります。

薄皮がついているかしっかりチェックして購入しましょう。

ふっくらして身がかけていない

新鮮な数の子は、卵と卵の間がぎっしりと密に埋まっていて身がかけてないです。

身がかけて、ふにゃふにゃした見た目は鮮度が落ちている可能性があります。

見るからに美味しくなさそうですね。

ふっくらとした大きなものを購入しましょう!

数の子とは何の卵?【まとめ】

いかがでしたか。

数の子はニシンの卵で、子孫繁栄などの意味をもち、「黄色いダイヤ」と言われるほど縁起のよいものです。

また数の子は関東でも関西でも、祝い肴三種の対象になっていて、それだけ日本のお正月にかかせない食材です。

昔から愛されてきた魅力たっぷりの数の子。

詳しく調べてみると新たな発見があって、長年食べられてきた理由がわかりましたね!

今年のお正月もぜひ「黄色いダイヤ」の数の子と共に楽しい一年を祝いましょう♪

最後までお読みいただきありがとうございました。

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