おせちと聞いてみなさんはなにを思い浮かべますか。栗きんとん、紅白なます、黒豆の煮物、数の子どれも定番ですね。
おせち料理の種類ひとつひとつにおめでたい意味やいわれがあり、お正月に年神様にお供えして一緒にいただくことで1年健康で幸せに過ごせるよう願いながら食べる風習があります。
甘くてフワフワ子どもにも人気の伊達巻ですが、伊達巻き用の巻きすは、通常の巻きすとは異なりますが100均でも売っているのでしょうか。
今回は、伊達巻きの巻きすが100均でも売っているのかどうか。また巻きすがなくても家庭にある物を使って伊達巻きを作る方法を解説します。
甘くてフワフワ子どもに人気の「伊達巻」の歴史
形状が巻物に似ていることから知性を表しており学業成就の願いが込められています。
また、伊達政宗の好物だった説もあります。
戦国時代の武将で有名な伊達政宗ですが、魚のすり身と卵を使った「平玉子焼」が大好きだったそうです。
平玉子焼は伊達焼きと言われるようになり、当時巻きすに巻かれていたことから伊達巻と呼ばれるようになったと言われています。
伊達巻の巻きすは100均で入手可能?
伊達巻専用の巻きす「鬼すだれ」は、ホームセンターで1200〜1300円前後で購入できますが、残念ながら「鬼すだれ」は、100均では売っていないようです。
巻きすの種類として一般的なのが、巻き寿司で使用する巻きすです。
太巻用と細巻用がありますが、伊達巻を作るときには太巻用を購入しましょう。
巻きすの裏表ですが、両面あるけどどちらが表で裏かパッとみただけではわかりませんよね。
使う前に巻きすをよーく観察してみてください。平らな面と丸みがかった面があります。
巻きすには裏と表という決まりはなく、何を巻くかによって表と裏が決まります。
一般的な巻き寿司で使う時には、平らな面に海苔を乗せて作ります。
伊達巻を作る時には丸みがかった面に乗せて巻くと模様がつくというわけです。巻き寿司で使う面を裏返して使うと覚えておくとよいでしょう。
100均にある竹製巻きすは万能!
巻きすを求めに100均に行った時、竹製のものと考えながら探していたのですがプラスチック製やシリコン製など様々な素材のものがたくさん置いてあり今はこんなに多様な巻きすがあるのかと数の多さに衝撃でした。
その時は巻き寿司を作りたいと考えており、プラスチック製なら長く使えると思って購入しました。
巻き寿司の時はプラスチック製は竹製に比べて密着性が薄く巻くのに力が必要です。
両面とも平らなので伊達巻作りには不向きだと感じました。
模様をつけるには竹製のものをオススメします。
しかも、1枚で巻き寿司と伊達巻、さらには玉子焼きにも使えるのでお得ですね。見栄えも良くなります。
伊達巻の巻き方と向き
丸みがかった面を上にして置きます。このとき、タコ糸の結び目が奥にきていることを確認しましょう。
右巻きは「エネルギーが入る」という意味合いから縁起が良いと昔から言われております。
丸みがかった面に乗せてそのまま巻いていくと右巻きになります。下に巻かないように注意しましょう。左巻きになってしまい「エネルギーが出ていく」とも言われています。
巻きす以外の方法で作れないの?
巻きすがないけど今すぐ伊達巻を作りたい!そんな方にオススメなのが、ラップを代用して作る方法です。
このようにラップだけでも簡単に作れます。
伊達巻の巻きすは100均で入手可能?【まとめ】
作るのが難しそうに思われる伊達巻ですが、代用したりちょっとした工夫で簡単に作ることが出来ます。
丸型の割り箸を巻きすにつけお手製の巻きす作りも楽しいですね。
100均で購入出来る竹製の巻きすはひとつ持っているだけで色々な料理に使用できるので重宝すること間違いなしです。
こんなに簡単に作れる伊達巻が年に1度の登場ではもったいない、子どもも大好きなのでおやつや軽食にも伊達巻を取り入れてみたいと思いました。