私は関東地方に住んでいるので、関西の事には詳しくありません。詳しくないからこそ、関西の風習はどこか珍しく感じられます。
もちろん関西の人たちもお正月の終わりにはどんど焼きをするのでしょうが、関東とはどこがちがうのでしょうか。門松も関西のものは、華やかで楽しいものが多いので、きっとどんど焼きも関東には無い魅力があるのではないでしょうか。
今回は
- 吹田市のどんど焼きはどこでやっているか
- 吹田市のどんど焼きにはどんな特徴があるのか
について解説します。
なぜ、吹田市かですが、実は吹田市は関東の人でも聞いたら、思わずうなずいてしまうあの施設でどんど焼きをするのです。
関西では関東で言う所のどんど焼きを「とんど」と呼ぶようです。しかし私は関東の人間なので基本はどんど焼きなのです。「とんど」と「どんど」が入り乱れてややこしいかも知れませんが、ご容赦下さい。
万博記念公園ニューイヤーフェスタの大とんど焼きと焼きいも大会
関東に住んでいる人でも1度は聞いた事がある、万博記念公園ですが(岡本太郎作の太陽の塔で有名です)、これは吹田市にあります。ここでどんど焼きを行います。「万博記念公園ニューイヤーフェスタ」の一環として「大とんど焼きと焼きいも大会」を行うそうです。
1月13日、土曜日の11時30分にとんどに点火します。とんどで焼いた焼きいもを抽選で250人に配布するそうです。当日は他にも様々なイベントが催されるので、とても楽しそうですね!
きっとダイナミックなどんど焼きになるのでしょう。
きしべ神社と読みます
吉志部神社は吹田市岸部北にあります。1月15日にどんど焼き(とんど)を行うそうです。神社ですから事前に祭典が行われます。祭典は朝8時からです。どんど焼き自体は午前中いっぱいだそうです。
吉志部神社のどんど焼きで注目すべき所は、門松を受け入れてくれる事です。
いつも飾った後はどうしようと悩みの種になる門松をどんど焼きで受け入れてくれるのは、嬉しいですね。私が関西の人間なら、絶対に行きたいどんど焼きです。
ホームページはこちらです。
片山神社
干支を描いたジャンボ絵馬が目印の片山神社も1月15日にとんどを行うそうです。こちらはとんど(左義長)と表示されていました。やはり朝8時から始まります。午後は3時までだそうです。片山神社でも、門松を受け入れてくれます。
一度は見たい湯立神楽
吹田市江坂町の素盞鳴尊神社(すさのをのみことじんじゃ、と読みます。通称は江坂神社)では1月15日午前9時から午後3時までとんど祭を行います。こちらは門松を受け入れるとは書いていませんから、持って行く正月飾りには気を付けたほうがよいでしょう。
江坂神社で目を引くのは、お祓いの後の厄除け湯立神楽です。私は今まで聞いた事がありませんでしたが、湯立神楽は日本の伝統的な神楽(神様に奉納する歌や舞)の形式の一つだそうです。
釜で湯を沸かして、神事を執り行い、無病息災や五穀豊穣を願い、一年の吉凶を占うのだそうです。江坂神社のホームページに紹介されている写真では白装束の巫女さんが笹の葉を束ねたものを持って湯気の立つ釜の前で舞をまっています。
この湯立神楽が終わると、厄除けぜんざいがふるまわれるそうです。どんど焼きも地域によってこれ程違うものなのですね。江坂神社の湯立神楽、私はぜひ見たいです。
関西のどんど焼きは完成度が高い!
この様に見ていると、関西ではどんど焼きはかなりの重要イベントになっているようです。関東地方に比べて、来年のどんど焼きの開催日も時間(それも終了時間まで)もはっきりと周知されています。これも一大イベントとして皆が楽しみにしているからだと思います。
吹田市ではやはり万博記念公園で行われるどんど焼きが一番大規模で楽しそうですが、吹田市内の神社で行われるどんど焼きも珍しい神事が見られますし、式典の後に御幣を頂けるなどの特典があります。
ネットに上げられている写真などを見ているだけで、楽しそうで自分も出かけたくなってきました。近頃はお正月を旅先で迎える人が多いですが、ちょっとずらしてどんど焼きに参加するために関西地方に旅行するのも、楽しそうですね!