1年のはじまりであるお正月。
お正月には喪中のご家庭以外ではお正月飾りをすることと思います。
門松、しめ縄、鏡餅といったお正月飾りですが、お正月飾りには1つ1つに意味があることをご存知ですか?
また、飾りに意味があるということは飾る場所にも意味があります。
正月飾りはどこに飾る?
玄関や神棚、床の間以外にも飾る所はある?
調べてみました!
お正月飾りの意味
そもそもお正月飾りの意味をご存知ですか?
お正月飾りとは年神様をお迎えするために飾るものです。
門松であれば結界や目印、しめ縄であれば目印や年神様が宿る場所・・・など1つ1つに意味があり、願いが込められています。
また、門松に使う材料やしめ縄の巻き方などさまざまなところにそれぞれ、意味があり願いが込められています。
それを踏まえてお正月飾りを飾る場所を説明していきますね。
お正月飾りはどこに飾る?
廃れてしまった自動車の正月飾り
まず、近年ではほとんど見かけることはなくなりましたが、昔はどこの家庭でも車に飾りをつけていました。
今の子どもや若い世代の方は見たことがないかもしれませんが、昔はそれが普通でした。
というのも、昔は車は1家に1台しかなく、1台もない家もあったくらい。
それが、今では1人に1台持っている家庭も少なくないくらい車の普及が進みました。
そんな時代の背景があり、車に飾りをつけることがなくなってきたようです。
また、今の車は昔とは形が違うため飾りをつける場所がなくなったことも原因のようです。
しかし、今でもご年配の方は車につけなければならない!と考える方もいるようです。
祖父母や曾祖父母など車にもつけるものと考えている方がいるのであれば、つけた方が良いかもしれませんね。
では、一般的な飾り付けの場所を説明します。
家の門や玄関に門松やしめ縄を飾る
まず、年神様の入り口となる部分、家の門や玄関です。
外との結界を張るため、そして目印にするために門や玄関など家の入り口となる部分に門松を置きます。
門松は雄松と雌松で1対となっているものが基本ですが、置く場所がない場合には1つだけでも問題ありません。
また、アパートなど1つも置く場所がないという場合には昔ながらの門松ではなくても自宅にあったサイズの門松を玄関の内側、または下駄箱の上に置くようにしましょう。
次に玄関のドアに門松と同じように年神様への目印となるように、また、年神様が宿る場所としてしめ縄を飾ります。
しめ縄には昔ながらのしめ縄やリース型などさまざまなものがあります。
飾り付けがしやすいものや自分の好みにあったものなど、好きなものを選ぶと良いですよ。
また、水回りや神棚にしめ縄を飾るお宅もあります。
飾る場所によって意味合いは変わってくるため、水回りや神棚に飾りたい場合には飾る向きや巻き方などに注意しましょう。
鏡餅は床の間に飾るのが理想
最後に鏡餅です。
鏡餅は床の間に飾るのが一般的とされています。
しかし、床の間がないお宅も近年増えています。
床の間がない場合にはリビングやダイニングなど飾れる場所に飾ると良いですよ。
本来、玄関から離れた場所に飾るものですので、飾る場所がないからといって玄関に鏡餅を飾るのは避けた方が無難です。
小さなものでも良いのでリビングやダイニングに飾るようにしましょう。
ある場合は仏壇にも
また、この他にも仏壇がある場合には仏壇にも飾り付けをしましょう。
仏壇の飾り付けにはさまざまな細かなルールがあります。
仏壇に飾り付けをする際には詳しく調べてから飾るようにしましょう。
正月飾りはどこに飾る?【まとめ】
正月飾りはどこに飾る?玄関や神棚、床の間以外にも飾るところはある?について、調べてみました。
いかがでしたか?参考になりましたか?
近年ではお正月飾りの本来の意味を知らない方や、年神様をお迎えするためにではなく季節のインテリアとして飾り付けをする家庭も増えています。
しかし、やはり昔から縁起物として受け継がれている伝統的な文化ですので、取り入れやすいものだけでも取り入れるようにしたいものですね。
お正月の飾りは100円ショップでも販売されていますので、今までは意味を知らなかったという方もこの機会に意味を知り、飾り付けをしてみてくださいね。