お正月飾り、皆さんはいつ頃から飾る準備をしていますか?
家々によってそれぞれかと思いますが、多くの方は年末の28日頃から大掃除を兼ねて飾りつけをするのではないでしょうか。
筆者の自宅では、大掃除を兼ねて大体28日頃に毎年ざざっと準備をしています。
年によっては飾る当日にお飾りを買いに走ったりするので、あれがないこれがないとバタつく年なんかもあったりします。
神様をお迎えするための準備なので、余裕を持って取り組みたいところです。
今回は、正月飾りの準備ができずギリギリの31日になってしまった場合、どんな支障があるのかなどを調べていきたいと思います。
わたしも、このテーマについては無知だったので一緒に知識をつけていきましょう!
正月飾りが31日になってしまったらダメなの?
年末は何かと忙しく、おまけに仕事でもプライベートでもやることが満載!
なぜこんなに作業に追われるのか、毎年不思議なのですが。笑
気づけば12月31日。
しまった、正月飾りを飾っていない…!
そんな状況になった方、いらっしゃるのではないでしょうか。
31日に正月飾りを準備することを「一夜飾り」と言うようなのですが、一般的には縁起が悪いこととされているようです。
理由をまとめてみました。
*一夜飾りは神様に失礼
新しい神様は31日の早朝に来るとされています。
その為、31日になっても正月飾りが準備されていないと「この家には行かなくても良い」と認識されてしまうようです。
そのため、もてなしをされない家には福が来ないといった言い伝えのようなものがあるんだそう。
神様を迎え入れるためにも、事前に準備しておきたいところですね。
*神様の引き継ぎに間にあわない
新しい神様は、31日の早朝に来る、というのは先ほどもお伝えしました。
新年は1月1日からのはずですが、神様は1日早く家にいらっしゃるのです。
理由として、どうやら神様同士の引継ぎがおこなわれるらしく、1日早い31日にいらっしゃるのだとか。
ただ、これはあくまで諸説にすぎないので、本当に神様同士が引継ぎをおこなっているのかは分かりません。
私も会ったことがないものでして。(笑)
ただ、そういう諸説があるというのを知っていると、何らかの会話のネタになるかもしれません。
*葬儀の一夜飾りと通じた意味になる
一番の一夜飾りが良くない理由はこれかもしれません。
葬儀は事前に準備するものではないですよね。
基本的には、突然訪れる不幸のために執り行われるものです。
なので、1日で準備をし、故人をお見送りする準備をします。
正月の一夜飾りはこの葬儀の準備を連想してしまうため、新年を迎えるための段取りとしてよろしくないとされています。
これを避けるためにも、余裕を持った準備を心がけましょう。
正月飾りの理想的なタイミングは?
地域によって様々あるようですが、一般的にはクリスマスを過ぎた12月26日から飾り始めるご家庭が多いようです。
ツリーの片付けを兼ねて、掃除をしつつ、正月飾りに切り替えていく流れはスムーズで良いですね!
また、12月28日は末広がりの「8」で、年末でも縁起が良い日とされています。
12月30日もキリが良い数字とされているので、縁起が良いそうですよ!
特別飾りつけの日を決めていないのであれば、28日や30日といった縁起の良い日を選んでみるのもいいかもしれないですね!
正月飾りが31日になってしまったときの対処法
良くない理由をいくつか挙げてきましたが、どうしても仕事や家事といった諸事情で31日に正月飾りをしなくてはいけないタイミングがあるかもしれません。
そんな時は、どんな対応をするとよいのでしょうか。
*31日の早朝に飾りをする
少しでも早く、正月飾りを準備しましょう。
誠意をもって丁寧に飾り付けをおこなえば、きっと神様も分かってくれると思います。
気持ちと行動することが大切ですね!
*元旦の朝に飾る
これに関しては私も初耳だったのですが、地域やしきたりによっては31日に飾るよりは元旦の早朝に飾りをする、というところもあるようです!
新年になってから、心を改めて飾る方が縁起が良いそうなんです。
でも、元旦の朝が許されるのであれば、31日になっても正月飾りの準備ができなかった時は焦って準備せずに潔く元旦に準備した方がよさそうです。
しつこいようですが、どんなことも誠意が大切です。
正月飾りが31日になってしまった【まとめ】
いかがでしたか?
確かに正月飾りを31日に飾ることは縁起が悪いとされてはいます。
ただ、現代では年末年始関係なく忙しく過ごしている方も珍しくありません。
新年を迎えるにあたって、昔からの日本の風習である正月飾りくらいは丁寧にやりたいものです。
万が一正月飾りが31日になっても出せなかったときは、あまり気にしすぎず思い切って早朝や元旦に準備をしてみましょう。
実際に準備をするのは貴方ご自身ですし、これをわざわざ誰かに知らせる必要もありません。
歳神様へ、感謝の気持ちを込めてじっくり準備を進めたらいいんです。
皆様が素敵な気持ちの良い新年を迎えられるように、お力になれたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。