喪中や忌中は様々な行動を慎む必要があり、お正月なんかはどの様に過ごすべきか悩んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
改めて喪中という期間の意味、それからお正月の行事の意味を把握する事が重要ですよね。
七草粥なんかは毎年恒例の行事として食べているご家族も多いかと思います。
お正月に七草粥を食べていいのかどうか?迷うことはあるのではないでしょうか。
結論から見ますと、意味合いから見ますと七草粥という行事に関しては喪中でも食べて良いのではないかと思います。
喪中、また七草粥の意味を再度確認してみたいと思います。
喪中はお祝い事を慎む期間
喪中とはどんな期間なのでしょうか。
一般的には、故人をしのぶ時期にあたり1年間とされています。
慶事を含むお祝い事を控えようという時期と言えます。
年賀状などを控える、などは身近な例なのではないでしょうか。
控えるべきは「お祝い」でありますので、気になるのは七草粥を食べるタイミングの1月7日、「人日の節句」ですよね。
節句という言葉に、お祝いの意味が入っている気がしてしまうのですがどうなのでしょうか。
実際に、七草粥を食べるという行事に関する意味合いを見て行きましょう。
七草粥を食べる意味とは
七草粥を1月7日に食べる意味としては、
・体、胃を休める
・栄養を取る
といった意味合いがありますね。
一年を健康に過ごす、という願いの意味が大きいかと思います。
また実際に正月疲れの体を休めるという意味で食材も体に優しいもので出来ています。
毎年のルーティンとして、食べなければ気持ち悪いという方もいらっしゃるかと思います。
心身両面で、健康の為の大きなイベントといえるのでは無いでしょうか。
尚、七草粥は御伽草子の説話にも記載がある様です。
平安時代から続く大変長い歴史のある行事食なんですね。
調べていきますと、各都道府県で若干ながら作り方や食される日取りも異なる様です。
「雑炊」「和え物」「汁物」「お浸し」と、食べ方自体もバリエーションが非常に豊富な様です。
現在は七草がセットで売られている事も多いですので、こういった情報に触れる事も少ないですよね。
そちらも大変興味深い情報ですので、よろしければ調べてみて頂けると良いと思います!
七草粥に喪中の時も食べても良いの?気にしすぎる必要はない?
人日の節句という日ではありますが、七草粥を食べるという行事自体はお祝いという意味合いよりささやかな願いの様に捉えられます。
盛大なお祝い事とは違うので、そこまで気にすることはないのかもしれないですね。
実際に色々な意見を聞くと気にする方も少ない様でした。
毎年の行事として行っているご家庭は、健康への願いを込めるという意味合いで七草粥を食べても良いのではないかと思います。
喪中などは考えることが多いですよね。
意味合いとしての「お祝いを控える」という所が判断基準になるのでは無いでしょうか。
七草粥に関しては節句という日になってはいますが、お祝いという意味合いはそこまで強くないので各ご家庭の判断で問題無さそうですね。
例えば年越しそばなんかも同じく健康を祈る意味が強い気もします。
またおせちなんかは、お祝いの意味を込めた食材や料理が多い為控えた方が良いと言われていますね。
ちなみにその他お正月行事の有名所ですと年賀状なんかは新年のお祝いの意味が強い為、喪中は控えます。
七草粥は喪中に食べるのは控えるべき?【まとめ】
なかなか調べてみないと分からない行事もたくさんありますよね。
一つの判断基準の参考になれば幸いです。
お正月は家族にとって大事な行事ですよね。
また昔ながらの日本の文化を味わう機会でもあります。
風習の意味合いや文化を理解しながら楽しめたら良いですね。