新年の手紙の書き出しってどう書けばいいの!?その挨拶の例文について解説!

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さあ、手紙を書くぞ!となって「あれ、どう書くの?」って思われた人いません?

実は、私はいつもそうなんです。
時々所要でお手紙を書くことがあるのですが、特に一番迷うのが書き出し部分なのです。

手紙の書き出しは、相手との関係性を考えたり、一般的な書き方でも、暦、天候、旬の植物の季語を入れ込んで書くなど・・・。

とにかくバリエーションが豊富なのです。
特に新年の1月は、季節のご挨拶として年賀状はじめ、時期によって出すご挨拶文が変わってきます。

そこで今回は、新年の手紙の書き方、特に手紙の冒頭部分の「書き出し」について、例文とともにご紹介します。

大人のマナーとして、知らないと、相手に失礼になることもあります。
知っていれば相手から一目置かれるかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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目次

新年の手紙の書き出しについて例文とともにご紹介!

新年が明けてからの季節のご挨拶の場合、その時期と送る相手の状況に気を付ける必要があります。

通常、手紙を書くときは、年賀状の書き出しの挨拶とは違ってたくさんのバリエーションがありますので、1月に使われる一般的な書き出しの例文を一部ですがご紹介します。

「暦」を使った書き出しの例文

・輝かしい新年を迎え、年頭のご挨拶を申し上げます。
・皆さまおそろいで、よき新年を迎えられていることと存じます。
・うららかな初春をお迎えのことと存じます。
・今年はどんな初夢をご覧になりましたか。

「天候」を使った書き出しの例文

・初春らしい穏やかな日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
・寒さが身にしみる季節となりましたね。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
・先日の雪が本格的な寒さを呼び込んだようです。
・霜柱を踏む音に身を縮ませながら、冬の風情を感じています。
・今日は日だまりにいると、春を感じるような暖かさでした。

「花・植物」を使った書き出しの例文

・庭の寒椿に雪が積もり、寒さにじっと耐えているようです。
・蝋梅が見頃を迎え、甘い香りに春の訪れを感じるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
・冬牡丹を見に、名所といわれる近くの公園へ足を延ばしました。
・足元でそっと、小さな福寿草が花開いていました。

今回は、一部の例文しかご紹介できませんでしたが、季節もの、いわゆる季語を書き出しに入れ込むと風情のある手紙を演出することができます

もし実際に、ご自宅の庭に季節の花が咲いていたらそれを書き出しに書いてみてみましょう。手紙を受け取った相手方にその情景が伝わって、風情のある手紙になります。

意外に知らない年賀状の書き出しのマナー

意外に知らない年賀状のマナーについても少し触れておきましょう。

一般的に、年賀状は大体1月7日まで出すことがマナーとされています。

年賀状は、基本的に新年の挨拶のみを書きます。ただし、転居や結婚、出産の報告を兼ねるのは問題ないありませんので、一言手書きなどで添えるとより良いでしょう。

また、年賀状では句読点を入れずに字間を空けて書くのがマナーですが、最近では読みやすさを重視して入れることも多くなっているようです。

さっそく年賀状の時の書き出しの例文をご紹介します!ちなみに年賀状のようなお祝いで使われる書き出しを「賀詞」といいます。

【丁寧な書き出しの例文】(目上の人に対して使用することが多い) 
・謹賀新年 (意味:謹んで新年をお祝申し上げます)
・恭賀新春 (意味:うやうやしく新春のお祝いを申し上げます)

    

【一般的な書き出しの例文】
・明けましておめでとうございます。
・新年あけましておめでとうございます。
 【略式の書き出しの例文】(親しみを込めた挨拶)
・賀・新春・福・迎春・賀正・慶春・賀春など。

    
    
以上が主な年賀状の挨拶の書き出し(賀詞)になります。

年賀状の書き出しで注意したいのは、(手紙もそうですが)相手によって使い分けることが大切です。
丁寧な挨拶の例文であげた「謹賀新年」の四文字か、「謹んで新春のお慶び申し上げます」などの丁寧な挨拶は、目上の方には使用するようにしましょう。

略式の挨拶の例文にあるような、「賀」や「賀正」といった一文字、二文字の挨拶を使うのは目上の人に対して失礼にあたりますので気を付けましょう。

「寒中見舞い」の書き出しの挨拶とマナー

年賀状に続いて、1月7日以降に出す「寒中見舞い」の書き出しの例文もご紹介します。
寒中見舞いとは、以下の時に出されるものです。

喪中で年賀状欠礼が間に合わなかった時。
年賀状が遅れてしまった時。または年賀状の返礼の時。
喪中と知らずに年賀状を出してしまった時のお詫びの時。
喪中期間にいただいた年賀状への返礼の時。

実際に、わたしは毎年年賀状が遅れて出さず、松の内の日が終わってしまうので、寒中見舞いを出すことが多いです。

なるべく年賀状で出すように心がけたいです・・・。

そして、寒中見舞いを出す時期ですが、松の内の日(1月7日)から立春(2月4日)の前日に出すのがマナーです。立春が過ぎてしまうと「余寒見舞い」になりますのでお気をつけてください。

寒中見舞いと年賀状の違いは、手紙の構成に少し違いがあります。年賀状では基本的に新年の挨拶のみで、あまり近況報告(例外もありますが)は書かないのがマナーでした。

ですが、寒中見舞いの場合は、以下のような構成になります。

季節の挨拶 
相手の近況伺い(1、2を含めて「書き出しの挨拶」になります)
自分の近況報告(親しい人のみ)
相手の健康への気遣い
日付 (元号〇年〇月〇日、または日を除いても問題ありません)

普段の手紙とは異なり、書き出しの「拝啓」」や「敬具」といった頭語と結語は必要ありませんので、その点が略式になっています。

例文としてご紹介するのは、上記の「1.季節の挨拶」と「2.相手の近況伺い」の部分で、ここが書き出しになります。

【寒中見舞いの書き出しの例文】
・寒中お見舞い申し上げます。 寒に入り、冷え込み厳しいこの頃、いかがお過ごしでしょうか
・寒中お伺い申し上げます。 暖冬とはいえ朝晩冷え込む今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
・厳冬のみぎり、寒中見舞い申し上げます。 ご服喪中と存じ、年頭のご挨拶を遠慮させていただきました。
・大寒のお見舞い申し上げます。 亡き父の喪中につき、年頭のご挨拶を遠慮させていただきました。旧年中はお知らせすべきところ、年を越してしまい非礼を深謝いたします。

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新年の手紙の書き出しってどう書けばいいの!?【まとめ】

今回は、新年の1月の手紙の書き出し、そして年賀状などについてもご紹介しました。

新年の手紙で共通していえることは下記の点に気を付ける必要があります。
      
・手紙の書き出しは、相手によって変えること。(目上の人なのか、親しい人なのか)
・どの時期に送るか。(上旬、中旬、下旬)

手紙の書き出しは、相手を気遣うことを忘れずに上記の点を注意して書けば、書き手のオリジナリティが出ます。
あなただから書ける書き出しをいろいろ模索しながら書いてみてください。その分相手に伝わるものがあります!

今回ご紹介した書き出しの例文はほんの一部にすぎませんが、ぜひ参考にしてみてください。

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