雛人形はとてもデリケートです。
それだけに収納をきちんとしておかないと、虫食いや黄ばみ、汚れなどで大切な雛人形が痛んでしまいます。
と、理屈ではわかっていても、収納にお金をかけたくないと思うのが現実です。
そこで今回は、雛人形の収納を100均アイディアで代替する方法を紹介していきましょう。
ケースや不織布、包む紙もこれを読めば簡単に手に入るものばかりだとわかって、きっと安心できますよ!!
雛人形の一般的な収納方法
雛人形の一般的な収納方法として、次のポイントをふまえておきましょう。
・人形の付属品(笏や飾剣、檜扇など)は必ず外して、これらも1つずつ包む
・通気性の良いケース(桐箱が最適)に入れる
・ケースの中では人形同士の間隔を空け、重ならないようにする
・防虫、防カビ対策をする
雛人形購入時には、人形の顔はやわらかい和紙で包まれ、人形全体は着物の形に合わせて裾が広がるように、三角の不織布で包まれていることが多いです。
なので、後は通気性や虫除けに注意して収納すれば大丈夫です。
100均アイディアで代替してみよう!
さて、ここで問題なのは2点。
先程述べた購入時に付いていた顔を包む紙(和紙)や人形の形に作られた不織布が破れたり失くしたりした場合にどうすればいいか。
そして、桐箱のように立派なケースは用意できない、という点です。
まずは、雛人形を包む紙の代替案や簡単な小物収納を100均で代替するというアイディアを紹介していきましょう。
顔を包む紙はこれで代用!
ティッシュペーパーやキッチンペーパーで代用可能です。
個人的には、花粉症のときに大活躍する「シルクの感触が鼻にやさしい」と言われているようなやわらかいものをオススメします。
ティシュペーパーもキッチンペーパーも100均にあるので助かりますね。
他にも、お茶の葉を入れる「お茶パック」も代用可能。顔の大きさにちょうどいいんです。
不織布なのでティッシュペーパーよりも毛羽立ちが気にならないのがオススメポイントです。
体(人形全体)を包む不織布はこれで代用!
購入時に付いている不織布は、人形のサイズや形に合わせてありますが、これを100均で代用するのであれば、習字用の紙がオススメです。
サイズ的に2枚は必要ですが、上からと下からで習字用の紙で包み、キッチン用の袋タイプのネットや網タイプのき巾着袋に入れて口を縛れば乱れません。
普通の袋ではなくネットや網タイプにするのは、通気性を考慮しているから。
ビニール袋など湿気がこもるものには入れないようにしてください。
小物を入れるケースは全て100均で!
小物を入れる程度の大きさのケースは100均にはたくさんあります。
たくさんある中から選ぶポイントとしては、複数使用する場合は大きさを揃えるか、種類を揃えて重ねやすいものにすることです。
また、虫除けの為、必ず蓋つきのケースにしましょう。
収納ケース付きの雛飾りの場合は、小物をケースに収納すると入らなくなってしまうかもしれません。
その場合はジッパー付きの保存袋を活用しましょう。
ただし、型崩れを防ぐため、プチプチの梱包材で包むことを忘れずに。
布製のものは通気性の悪いプチプチではなく、キッチンペーパーや習字用紙などで1つずつ包んでください。
すべてを収納するケースのアイディアは!?
雛人形を包む紙や不織布の代用や小物を収納するケースに関しては100均アイテムで代用できますが、さすがに雛人形の全てを収納するケースは100均では代用できません。
雛人形や小物ケースなどは入っても、平置きタイプでも段飾りタイプでも、台と屏風が大きいので100均にあるアイテムでは難しいですね。
そこで、全てを収納するケースは、衣装ケースを活用するアイディアで乗り切りましょう!
ただ、衣装ケースはプラスチック製なので通気性が悪く、湿気が溜まりやすくなります。
定期的に風通しをする必要があるため、キャスター付きのものを選ぶと取り出しやすくてオススメです。
除湿剤と人形用の防虫剤を入れることを忘れずに!!
雛人形の収納を100均アイテムでする方法!【まとめ】
いかがでしたか?
小物ケースを始めとした100均アイテムですっきり収納できそうですか?
包む紙も今回紹介したものだけでなく、不織布のマスクを活用したりコーヒーフィルターを使ってみたりと、アイディアを絞り出して試してみるのもいいですね。
注意することは、通気性を重視することと丁寧に扱うことです。
雛人形の収納は100均アイディアの活用で簡単に!でも作業は丁寧に!ですね。