みなさんは毎年雛人形を飾りますか?
飾らないと答える人の多くは「飾るのが面倒」「片づけるのが面倒」「収納場所に困る」という理由を挙げます。
とはいえ、かわいい娘の節句の祝いに雛人形を飾りたい・・・
そんな場合に、せめてもの打開策として人気なのが、ガラスケース飾りの雛人形です。
全く収納場所を取らないわけではありませんが、他のタイプのものよりは比較的コンパクトで、且つ飾るのも片づけるのも簡単です。
そこで今回は、ガラスケースに入った雛人形の収納方法についてまとめていきたいと思います。
ガラスケースに入っているとはいえ、防虫剤は忘れずに!段ボールは必須!保管場所は日の当たらない場所で!そんな情報を盛り込んでいるので、ぜひ、参考にしてください!
ガラスケース飾り雛人形のメリット
最近では、ガラスケースだけではなく、アクリルケースに入った雛人形もありますが、どちらにしても共通して言えるメリットといえば、次の3点でしょうか。
ほこりや傷、皮脂などの汚れがつきにくい
ケースに入っているわけですから、ほこりや傷がつきにくいのは明確ですが、雛人形にとってそれ以上にやっかいなのが、人間の皮脂汚れなんです。
皮脂汚れは人形が黄ばむ原因となります。
ケース入りの雛人形は、基本的には直接触ることはありませんし、小さな子どもが簡単に触ってしまうこともないので安心ですね。
出し入れが簡単
ケース入りの雛人形は、基本的に土台の上に人形や飾り道具などがすべて並んでいるので、細かい作業は不要です。
我が家の雛人形はケース入りではないので、毎年細かい道具を飾るのですが、どちらが右だったかな?と毎回迷います。
一番厄介なのが、手袋をはめた状態でお内裏様の帽子の紐を顎の位置で結ぶとき。その細かい作業に四苦八苦しています。
また、各パーツを細かく分類して収納しているので、出すのも片づけるのも大変です。
ケース入りの雛人形は、このような手間が一切不要なので、引っ越しが多いご家庭や収納場所が少ないご家庭にとても重宝しますね。
雛人形が痛みづらい
上記のメリット1につながりますが、ケースに入っているということは、皮脂汚れもつきづらく、害虫も侵入しにくくなります。
皮脂汚れは、害虫がつきやすくなり、衣装の穴あきの原因にもなるので絶対にNGなんです。
また、小さな子どもが握って振り回したり、上から何かが落下してきて破損したりという事故が起こりにくいので、人形が痛みづらくなります。ずっと長く大事に使えますね。
雛人形ガラスケース飾りの収納方法
さて、本題です。
ガラスケース飾りの収納方法についてまとめていきましょう。
保管場所について
押し入れやクローゼットのような日の当たらない場所にし、除湿剤などで湿気を少なくしておきましょう。
定期的にドアを開け風邪を通すと防カビ効果につながります。
人形が日に焼けてしまうと、変色や劣化してしまうので特に注意してください。
段ボールなどの養生について
人形や小道具はガラスケースに入っていますが、ケースそのものを守るためにできれば段ボールに入れましょう。
引っ越し業者さんが養生のために壁に貼るような養生ボードなどで包むのもいいでしょう。
防虫剤について
防虫剤は人形専用のものを使い、ケースの中に直接入れないようにしてください。
防虫剤が人形や小道具に触れると薬剤で変色したり変形する恐れがあります。
段ボールとケースの間に入れましょう。
ケース飾り雛人形を出すとき、片づける時の注意点
ガラスケースであれば、もちろん割れないように注意することです。
重たいので出し入れが大変になることを考えると、あまり高い位置に収納しないようにしましょう。
また、指紋などがつくと掃除が面倒なので出し入れの際は手袋を忘れずに。
アクリルケースの場合は、ガラスケースとは異なり、軽くて割れにくいのが魅力ですが、黄ばんでくる、クリア感が失われてくるというデメリットもあります。
定期的に清掃をしたり、指紋がつかないように気を付けましょう。
余談ですが、私の知り合いの1歳ぐらいの子どもが、ガラスケースの中に入っている雛人形を触ろうと試行錯誤した結果、蓋を外すことに成功。
そしてなんと、自分も雛人形になりたかったのか、ケースの中に入ってしまうという珍事がありました。
その後、激しく動き回ったため、ガラスも割れたそうです。
まさかの出来事も想定して、飾る場所を考えた方がいいかもしれませんね。
雛人形ガラスケース飾りの収納方法は?【まとめ】
ガラスケース飾りの雛人形は、収納や飾りやすさが桁違いに優れています。
昔からある五段飾り、七段飾りのような立派な雛人形も素敵ですが、ケース飾りの雛人形は、ケースの破損と汚れさえ気を付ければ、出すのも簡単、片付けすのも簡単でお手軽です。
「健やかで幸せに育ちますように」
そんな願いを込めて、ぜひ、雛人形を飾ってあげましょう。