ひなまつりは女の子の健やかな成長を願う日本の伝統行事です。
ひなまつりと言えば、ちらし寿司ですよね。生まれた時期によっては、離乳食を始めたばかりの時期に初節句を向かえる場合もあるでしょう。
「ちらし寿司って何歳から食べていいの?」
「離乳食でちらし寿司をあげたい!」
そんな方の為に、離乳食初期から3歳までの時期ごとに食べられるちらし寿司のアイデアをご紹介します。
0歳から2歳の間は生ものはNG!3歳からはお刺身もOKです。
3歳になるまでは、加熱した魚介や卵、野菜を中心とした食材でひなまつりを楽しみましょう!
ちらし寿司は何歳から?年齢別の食べさせ方
0歳~1歳のちらし寿司
離乳食期には食べられるものも限られていますし、アレルギーの心配も大きいです。
でもせっかくのひなまつりですから、見た目にもかわいらしいちらし寿司を作ってあげたいですよね。
離乳食初期、中期、後期に分けてそれぞれの時期に食べられるちらし寿司のアイデアをまとめました。お子様の成長に合わせて参考にしてみてください。
ひなまつりの定番カラーといえば、菱餅にも使われている「赤、緑、白」です。この3色は新緑、雪、桃の花を表していると言われています。
初期は特に食べられる食材が限られているので、ひなまつりカラーの食材を混ぜたお粥でお祝いしましょう。
●赤い食材は「にんじん、トマト」
●緑の食材は「ほうれん草、こまつな、ブロッコリー」
●白い食材は「白身魚、豆腐、大根」
などを活用すると、可愛らしいひなまつりカラーの3色お粥が作れます。
食べたことの無い食材は1日に1種類、少量にするのが原則です。赤ちゃんの体調や離乳食の進み具合を最優先にしてください。
この頃になると、よく加熱したみじん切りの物が食べられるようになりますね。
ベースは初期と同じ3色のお粥にしても、違った食感が楽しめます。
アレルギーが無ければしっかり加熱した卵も食べられます。3色にわけたお粥にしっかり加熱した卵のペーストを散らすと、一気にちらし寿司らしくなりますよ!
9~11カ月になり、自ら食べる意欲が湧いてくる頃です。中期の時期より少し大きな物を噛めるようになります。
角切りの茹で野菜とほぐした白身魚のそぼろをお粥にかければ立派なちらし寿司です。
1歳~2歳のちらし寿司
生ものはまだ早いので、魚介を使うのであれば加熱した物を。とはいえ、0歳の時期よりぐっと食べられる食材が増えます。
鮭やマグロも加熱すれば食べられます。大人用の新鮮なお刺身をしっかり茹でてあげましょう。
1歳半くらいになると、ちらし寿司の定番「茹でエビ」も食べられるようになります。
エビは他の食材に比べアレルギーが出やすいので、無理に食べさせる必要はありません。
しかしどこかで突然アレルギーが出てしまうリスクを考えると、お祝いで大人が複数人いる時に試してみるのも方法の一つかもしれません。
1歳から2歳の時期のちらし寿司におすすめの食材は以下のようなものがあります。
錦糸卵
茹でた刺身
茹でたニンジン
酢飯
かなり大人のちらし寿司と近いものが食べられるようになりました。
酢飯は具体的に何歳から食べてよいということははっきりしませんが、普通のお酢は離乳食後期からと言われています。
すし酢は塩と砂糖がたっぷり入っているので、食べさせる場合は薄めの味付けにして、何歳から食べていいか迷ったら1歳以降からが一つの目安だと考えてよいと思います。
赤ちゃんはすっぱいものを好まない傾向にあるので、嗜好の問題として食べが悪い場合は、無理に酢飯にする必要はありません。
3歳からのちらし寿司
3歳からはちらし寿司にお刺身をのせても大丈夫!
3歳ごろになると、消化管が生ものを消化吸収できるところまで成長してきます。
消化管は発達しても肝機能が未発達だから心配……という方は、7歳ごろまで見送っても大丈夫です。
何歳から食べなければいけないというものではありませんから、焦らずゆっくり進めましょう。
大人のちらし寿司はエビやマグロ、サーモンのお刺身、それからイクラをのせる場合が多いです。
しかし、まだ生ものを食べ始めたばかりの時期ですから、ちらし寿司にのせるのは何か1種類を少量にするのが良いでしょう。
ちらし寿司は何歳から食べさせていい?【まとめ】
何歳からどんなちらし寿司を食べられるかまとめました。
離乳食初期から後期は食べられるものを3色のせたお粥がおすすめ。ひなまつりで使われる「赤、白、緑」を揃えると桃の節句のお祝いにピッタリです。
1歳を超えた頃からは、薄味の酢飯にスライスしたキュウリや錦糸卵を混ぜて、茹でた刺身をのせてあげれば立派なちらし寿司になります。
3歳からは生のお刺身を食べても大丈夫ですが、心配ならば急がずに慎重に進めましょう。