ちらし寿司の定番具材と言えば、卵やレンコン、しいたけ、エビなどです。
でもいつも定番具材ではちょっと物足りない、と感じたことはありませんか? 何か他の具材や変わり種のようなもの、市販のものはどうなのでしょうか。
ちらし寿司は定番料理ですが、形状を変えるだけでも見た目が違い、気持ち的にも違ってきます。
定番具材と違う食材を使ったり市販の素を使うことで、料理の幅を広げることにもなるかと思います。
今回は、ちらし寿司の定番やおすすめの具材、市販の素、変わり種などを調べてみました。
ちらし寿司の具材定番はやっぱりこれ!
ちらし寿司がいつ、ひな祭りに食べられるようになったかは諸説あるようで、はっきりしていないそうです。
ただ、ちらし寿司の具材は縁起の良い食べ物を使う、というのは昔からの習慣のようです。
例えば、レンコンは将来が明るく見通せるように、エビならば腰が曲がるまで健康で長生きできるように、などが挙げられます。
その他の定番具材としては、錦糸卵、しいたけ、海鮮類 (まぐろやサーモン、いくらなど)があります。変わり種としては、カニカマ、アボカド、うずらの卵、チーズなどがあるようです。
カニカマは小さいお子さんにとって食べやすい食材と思われます。
チーズは意外かもしれませんが、スモークサーモンと相性が良いことは知られています。
ちらし寿司はいつから食べられるようになったの?
ちらし寿司がいつからひな祭りで食べられるようになったのかはよくわかっていませんが、ちらし寿司は元々「なれ寿司」から変化してきたもの、という説が有力です。
「なれ寿司」はお米を魚に入れて発酵させたもので、現代で言うと鯖寿司のようなものであったということです。
平安時代には鮎やフナなどが使われていたようです。
なれ寿司がちらし寿司に変わってきたのは江戸時代に入ってから、という説があります。
この頃に、現代のちらし寿司の原型とも言える「ばら寿司」になりました。
ばら寿司は、すし飯に具材を混ぜたものです。
なれ寿司の独特のにおいが、人の好き嫌いを分けたと言われています。見た目の地味さもあって、ばら寿司の方に人気が移っていったようです。
ひな祭りに食べる料理として、この流行がばら寿司からちらし寿司へ、という流れを作っていったようです。
一方で、ちらし寿司を食べる習慣は、ごく最近までは広まっていなかった、という説もあります。
ちらし寿司は定番だけど、他におすすめはある?
見た目も華やかで大量に作るちらし寿司は豪華で、見るだけでも楽しめる料理かと思います。
最近人気が出ていておすすめのお寿司としては、「手まり寿司」があります。
すし飯に具材を乗せたり巻いたりしてからラップに包み、丸く成型するというもの。
手のひらサイズで丸い手まり寿司は、一口サイズのお寿司です。これだと簡単に作れますし、お子さんと一緒に作ることもできますね。
具材も多少変わり種を使います。
漬物やお刺身、焼き肉、ローストビーフ、大葉などで巻いたり、卵焼きを薄く焼いてオムレツのように巻くなど、色々応用できるようです。
ちらし寿司の具、変わり種のおすすめはある?
由来にこだわらなければ、具材は色々使えるようです。
うなぎやアナゴとアボカド
どちらも濃厚な味の組み合わせ。アボカドが加わることで、クリーミーな食感も。意外ですが、この組み合わせは良いそうです。
雑穀米
原材料を変えてしまう、という手もあるようです。雑穀米にすることで、一般のちらし寿司よりさっぱり感が増すようです。
ホタルイカとたけのこの水煮
おすすめは白だしで煮ること。イカとたけのこのコリコリ感が楽しめる、ちょっと変わった食感のちらし寿司です。
あさりちらし
10分程度あさりを煮るだけで完成の、簡単ちらし寿司。あさりの出汁が出て、美味しいのではないでしょうか。
カリフォルニア巻き風ちらし寿司
日本でも人気と言われる、カリフォルニア巻き。それを巻かずにちらし寿司に応用する、というのもあるようです。具はほぼ同じ食材が使えますし、巻かない分、簡単にできます。エビやきゅうりなどをマヨネーズであえておくのが、ポイントのようです。
ちらし寿司の具、市販のもので作ってもいいの?
市販のちらし寿司の素、時間のない時には大助かりですよね。今はたくさんの種類の市販の素が売られているようなので、自分たちの好みの味を探してみることも楽しいかもしれません。その中でも、おすすめされている素をご紹介します。
国産野菜の五目ちらし寿司の素
やはり一番こだわりたいところは、使われている調味料や具材ですよね。国産の野菜入り、化学調味料無添加とあれば、お子さんたちにも気軽に食べさせることもできます。
味の顔見せ 京風ちらし寿司の素
定番具材のほか、たけのこや菜の花など、9種類の具材入りで、市販のものとしては豪華なちらし寿司の素。京風とあって、お味も上品とのこと。試してみる価値はありそうです。
彩どりちらし
市販といえば「すし太郎」が有名ですね。すし太郎にも色々種類がありますが、これはまさにひな祭りにはピッタリです。別添のまぜ込み梅ゴマを入れることで、すし飯がほんのりとピンク色に染まるのだとか。見た目も綺麗ですし、お子さんたちは喜ぶのではないでしょうか。
お茶碗でもすし太郎
市販の素は、家族3人から4人を想定したサイズになっているものが一般的です。一人暮らしだけど、ちらし寿司が食べたい・・・という方のためには、これがおすすめ。ご飯一膳分2袋入りです。
ちらし寿司の具の定番おすすめは?【まとめ】
いかがでしたでしょうか。ちらし寿司と言っても定番具材だけでなく、野菜や魚の変わり種を使って作ることもできることが、わかりました。
定番の味にちょっと飽きてきたかな、という時、ひな祭りの時などは、うなぎやカニなどの高級具材を心置きなく使ってもいいのではないでしょうか。
市販のものでも、具材と調味料が別々であれば、自分の好きな味付けにすることも可能です。いつもと一味違うひな祭りのちらし寿司、一度お試しあれ。