ひな祭りやお祝い事など、特別な日のために作ることが多いちらし寿司ですが、必ずえびが入っているイメージがあります。
えびといっても、種類は様々ありますが、ちらし寿司に使うなら、どの種類を選べばいいのでしょう。
冷凍のものでも良いのでしょうか。味付けはどうしたらいいのかなど、色々迷いますよね。
そこで、今回はちらし寿司に使うえびについて、その種類や背の開き方、味付け、冷凍ものを使う場合の解凍方法についてもご紹介します。
ちらし寿司のえびに関する疑問を、少しでも解決していただけたら幸いです!
ちらし寿司にはバナエイエビかブラックタイガーがおすすめ!
まずはえびにはどのような種類があるのか、みていきましょう。
一般的にスーパーで売られているえびは、
・ブラックタイガー
・車エビ
・赤エビ
・甘エビ
といったものがあります。その中で、ちらし寿司の材料に向いているのは、バナエイエビやブラックタイガーではないでしょうか。
スーパーでもこの二種類はよく見かけるので、手に入りやすいと思います。
二つの特徴を見ていきましょう。
バナエイエビの特徴
・薄いグレーかピンクっぽい色味。
・甘みがありプリっとしてやわらかい。
・小ぶりものが多いので、エビチリや炒め物やサラダなどに向いている。
ブラックタイガー
・濃いグレーの色味で、黒い縞模様が特徴。
・大きくて弾力があり、歯ごたえがある。
・エビフライや天ぷらなどに使われる。
バナエイエビとブラックタイガーには上記のような特徴があります。
どちらを使うかは特に決まりもないので、その時に手に入りやすいものや、お好みで選ぶと良いかもしれません。
その他、車えびはお正月前によくみかけますが、すこし値段が張る分、豪華なちらし寿司になりそうですね。
刺身用の赤エビや甘エビは甘みと、うま味も豊富なので、マグロやサーモンなど生魚と一緒に添えると、美味しいかもしれません。
えびの下処理、背ワタ取りは必須!
ここでは、えびの下処理の方法についてご紹介します。
えびは背ワタ取る下処理を行います。
背ワタを取らないと、食感がザラっとしたり、苦みが出たりして、口当たりが悪くなってしまうので、きちんと下処理をすることをおすすめします。
背ワタの取り方
→途中で切れた場合は、残った背ワタの部分に楊枝を差し入れて取るといいです。
以前、えびに楊枝を刺すときに勢いがついて、指に刺してしまったことがあるので、行うときは十分注意してくださいね!
私はえびの臭みを取るために、洗うとき、水に塩と片栗粉を溶かして少しもみ洗いします。
背ワタを取ったら、殻付きのものは殻がついた状態で下茹でし、少し冷ましてから殻をむきます。
茹でて殻をむいたえびは、そのまま使うのはもちろん、背から包丁を入れて身を半分に切ったり、開いたりして、用途に応じて切り方を変えると良いでしょう。
えびの開き方、身の反りは竹串で防止!
続いて、えびの身の開き方をご紹介します。
盛り付けるときに、開いたえびを飾り付けると豪華に見えますよね。えびはそのまま茹でると、身が反ってしまいます。
少し手間はかかりますが、まっすぐ開いたものはやはり見栄えが良いので、試してみてはいかがでしょう。
腹の開き方
→この時、しっぽに近い部分に割としっかり包丁を入れると、開きやすいです。
塩茹で、酢に漬ける、みりんと醤油で煮る、味付けはお好みで!
ちらし寿司に使うえびは、下準備であらかじめ塩茹でしたり、蒸したりしたものをそのまま使うのが一般的なようです。
中には、甘酢に浸けたり、みりんと醤油で煮たりして、下味をつける場合もあります。
お好みで下味をつけるのと良いですね。
私はちらし寿司に入れる、れんこんの甘酢漬けにえびを一緒に入れてしまいます。
みりんと醤油で下味をつける場合は、えびが茶色くなってしまうので、だしを入れる、薄口醤油を使うなど、少し色を抑える工夫が必要かもしれません。
冷凍えびはうま味を逃さない解凍方法で!
最後に、冷凍のえびと解凍方法についてご紹介します。
ちらし寿司に使用するえびは、スーパーで販売されている冷凍のものでも可能です。
お店によって置かれているえびの種類は違うかもしれませんが、ご紹介したブラックタイガーやパナエイエビも冷凍で販売されています。
冷凍えびの解凍方法
・塩水で解凍
凍った状態のえびを入れ、冷蔵庫で1時間ほど置いて解凍します。解凍出来たら、キッチンペーパーで、水分を取りましょう。
・冷蔵庫で解凍
・流水で解凍
解凍出来たら、キッチンペーパーで水をふき取ります。氷が途中で溶けてしまったら、補充しましょう。私は、氷と保冷剤を一緒に入れるようにしています。
解凍出来たら、先にご紹介した背ワタを取るなどの下準備を行ってくださいね。
ちらし寿司のえびの種類のおすすめは?【まとめ】
いかがでしたか。ちらし寿司に使うえびの種類や下処理、開き方に味付け、冷凍のえびの解凍方法についてご紹介しました。
えびが入っているちらし寿司は、やはり華やかで美味しそうだなと感じます。赤と白が映えますし、プリっとした見た目の存在感は大きいですよね。
ぜひ、お好みの種類のえびを使って、味付け、切り方や盛り付けなどいろいろ試して、美味しく食べていただきたいと思います!