お祝い事で用いられることが多い「桜茶」というお茶があります。
塩で漬けた桜の花びらを、お湯で割ったお茶で「桜湯」とも呼ばれています。
お湯を入れたときに、桜の花が開く様子がとても華やかで未来を感じさせるために、結納や結婚式で使われることが多いそうです。
このときは、両家の縁を結ぶという意味で、2輪の桜の花びらを浮かべて飲みます。
今回の記事では、そんな桜茶の成分や効能、お茶請けになるお菓子を調査しました。
桜茶の成分とは
桜茶の成分には、桜の香りのもととなる「クマリン」が入っています。
このクマリンは、糖質と結合していると香りを放たないという特徴があります。
そのため糖質とクマリンを分離させるために、桜の葉を塩漬けにすることで、クマリンがより強く出て独特のよい香りとなります。
また「ベンズアルデヒド(苦扁桃油)」という成分も入っています。
特殊な香りがあり、桃やアーモンドにも含まれています。
その他にサクラニン、アニスアルデヒド、イソサクラネンチンなどの成分が含まれています。
桜茶の効能とは
桜茶とは、ほんのりと桜の香りがする、昆布茶に似たような味で、効能は次のようになります。
・解毒作用
・抗酸化作用
・咳止め
・アンチエンジング
桜の香りには人をリラックスさせる効果があり、二日酔いが和らぐといわれています。
解毒作用や抗酸化作用もあります。したがって、美白効果やアンチエイジングなど健康や美容にも効能があるとされています。
もちろん、これらの効能を利用した化粧品もあります。
「桜コスメ」と呼ばれるものですが、それらの化粧品は糖化を防ぐので老化防止になるそうですよ。
桜茶に合う和菓子
桜茶はスーパーでは見かけないので、なかなか飲む機会がありませんよね。なので、どんなお菓子が合うか悩んでしまいがち。
桜茶は少し塩味があるので、上品な甘さの和菓子が合います。茶道にのっとるなら、あっさりしたお茶には、干菓子が良いと言われています。
とはいえ、おもいっきり甘いお菓子が食べたい方には、餡たっぷりの和菓子もオススメです。
桜つながりで桜餅を選んでも、春を感じられて素敵ですよね。
・金平糖
・わらび餅
・大福餅
・最中
・どら焼き
・羊羹
桜茶に合う洋菓子
実は桜茶には洋菓子も合います。
あっさりが好きな方はさっくりした洋菓子を、こってりが食べたい方にはクリーム系の洋菓子でも合うんですよ。
・蒸しパン
・クッキー
・パウンドケーキ
・シュークリーム
・ロールケーキ
桜茶の入れ方
桜茶はお茶専門店や通販で手に入れることができます。
桜茶を手に入れたら、是非桜茶を淹れてみましょう。
〈材料〉
・お湯(40℃・塩抜き用):大さじ3
・お湯:150ml
②カップに水気を切った①の桜の塩漬けとお湯をそそぎます。
③味を整えるのに①の塩抜きをした後のお湯を小さじ1ほど入れたら出来上がりです。
桜茶の効能とは?【まとめ】
いかがでしたか。
今回は桜茶の効能について解説しました!
・桜茶の香り成分である「クマリン」は、塩漬けにすることで強く出てくる
・桜茶にはリラックス効果、二日酔い防止にも効く
・抗酸化作用があるので美容にも良い
・桜コスメと呼ばれる桜の成分が入った化粧品も売られている
・桜茶のお茶請けには、あっさりもこってりも合うので和菓子でも洋菓子でも良い
今回の記事では、桜茶の成分や効能、お茶請けになるお菓子について調べてみました。
普段なかなか飲むことがない桜茶ですが、お茶専門店や通販で手に入ります。健康や美容にも良いと聞くと、ますます飲みたくなりますね。
紅茶を飲む時のような感覚で、桜茶とお菓子を選んでみてはいかがでしょうか?