昨今の超高齢化社会を見て、お花見などの季節の行事に対する考え方も変わってきたような感じがあります。
高齢者向けのゲームなども様々考えられています。
お花見といえば時代を遡ってもかなり長い期間楽しまれている日本の伝統文化だと思います。
最近では核家族化が進んで世代間交流ということがずいぶん減ってきてはいますがその反面、超高齢化社会と言われているように高齢者のみの世帯が増えてきています。
自然と若年層と高齢者層の分離が進んでお花見などのイベントもそういう流れになってきました。
改めて高齢者向けのイベントとして考えてみることにします。
お花見のゲームで高齢者向けって何がある?
最近では、デイサービスなどを利用されている高齢者の方々が増えています。
サービスの一環として、お花見などのイベントを行う事業者もまた増えてきました。
その中でやはり宴会というわけにはいかずレクリエーションをいろいろ考えているそうです。
高齢者の方々は、やはり走り回るというようなことは身体的に難しいので座ったままとかその場で動かずに楽しめるようなレクリエーションを考えなければならないと思います。
その制約の中でもゲームなど楽しめるものが沢山あります。
調べてみてなるほどと思うようなものが様々ありました。
桜の下で車座になって座り、クイズや舞い散る花びらを紙コップなどを使って拾うとかカラオケ大会や参加者全員で一緒に口ずさんで歌う合唱。
一堂に会した状態でお花見弁当に舌鼓を打つなど。
様々なレクリエーションアイデアがあります。
身体的に無理が行かないようまた、肌寒い季節でもあるので体が冷えないような工夫。
また暑いと思われるときもあるのでその対策など準備するのは大変だとは思いますが、高齢者の方々がゲームなどで楽しまれているときに見せられる笑顔を支えに様々なレクリエーションを考えてみるのも楽しいですね。
屋外でも高齢者が楽しめるレクリエーション
高齢者の方々とお花見を楽しむ場合屋外に行ける高齢者の方々は、まだ問題はないと思いますが実質的に屋外に出られない方々も少なからずおられます。
その方々にもお花見を楽しむ権利はありますね。
そうすると屋内で楽しめるお花見スタイルを考える必要も出てきます。
そこで、雰囲気を楽しんで貰う方法を考えてみました。
まずは、壁に花を模した飾りをつけるというのが一番手軽に出来る事です。
その分手間はかかりますが。
盆栽仕立ての桜などを飾るのもありますね。
最近ではプロジェクターを使って映すことや、技術があればプロジェクションマッピングなどもあります。
プロジェクションマッピングは、映像と共に音楽やライトワークなどと共にあたかも外にいるような雰囲気を作り出す事も可能です。
その映像や飾りを目にして顔をほころばせる高齢者も多いと聞きます。
屋内では限られたことしか出来ないと思われがちですが、その限られたことでも楽しむ方法は沢山あります。
アイデアが浮かぶかどうかですね。広い視野を持って意見を出し合えば、良いお花見会が出来るのではないでしょうか?
高齢者のお花見における食事
また、お花見会といえば食事も大事です。
高齢者の方々なのでやはり嚥下の問題など若年層にはない配慮をしなければなりません。
それでも彩りや飾り付けなどで手間暇はかかりますが嚥下食でもお花見弁当のように作ることは出来ます。
また、花見団子と言われる三色団子があるだけでも雰囲気が変わります。食事を楽しみにしている高齢者は沢山いらっしゃいます。
できる限り雰囲気を保った見た目にも美味しい料理を準備できるようにしたいです。
お花見のゲームで高齢者向けって何がある?【まとめ】
お花見につきもののゲーム。
高齢者の方々を対象にすると様々なリスクも考えた上で企画しないといけません。
若年層に比べたら色々な制約も増えますし、その責任はどうするなんて意見もあることでしょう。
それでもやはり顔をくしゃくしゃにして喜んでくれる笑顔を見たいという気持ちを支えにして企画する方が多いんじゃないかと思います。
様々な制約の中で誰もが楽しんで季節の行事に触れて貰う。その気持ちが必要不可欠だと思います。
そして企画した側の人達がきちんと楽しむこと。それが出来ないと招待される側の高齢者の方々に本当の楽しさを味わって貰うのは難しいのではないでしょうか?