桜の時期には多くの人がお花見を楽しみますが、定番の「三色団子」を食べることも多いのではないでしょうか?
三色団子はピンク・白・緑となっており、鮮やかで見た目も楽しめますよね。あの色付けは一体何を使っているのでしょうか?
また、ダイエット中ならカロリーも気になるところですが、コンビニやスーパーの三色団子のカロリーはどのくらいでしょうか?
今回の記事では、そんな三色団子について調べてみました。
三色団子の色付けは何を表すのか
桜を見ながらお花見をする習慣は、安土桃山時代には始まっており、三色団子は江戸時代頃から食べられているそうです。
その色合いには「春そのもの」であったり「季節」を表したりと、諸説あります。
「春そのもの」の場合は、ピンク=桜、白=なごり雪や白酒(ひな祭りに飲むお酒)、緑=芽吹く新芽を表しているといいます。
「季節」の場合は、ピンク=桜に春の日差し、白=冬の白酒や霞空、緑=夏の草木ということです。
ちなみに秋がないのは「秋ない=食べ飽きない」という意味合いがあるのだとか…面白いですね。
考えてみれば、ひな祭りの菱餅も同じ配色順ですが、下から緑→白→ピンクと並ぶのは、大地→霞空→春の日差しという風景を表すともいいます。
また、桜が咲く順番という説もあるそうです。ピンクは桜のつぼみ、白は満開時の桜、緑は葉桜に変わってゆく順番となっています。
三色団子の色付けに使われるもの
本来の三色団子は、解毒作用の「クチナシ」でピンクに色付けします。白には、清浄の願いがこめられ「ヒシの実」を、緑色の餅は「よもぎ」で色付けされました。
最近の和菓子屋さんでは、ピンクを「梅」で、白は「すあま(そのまま)」、緑は「抹茶」で色付けすることが多いようです。
さすがにスーパーやコンビニで販売される三色団子は、色付けを「食用色粉」で付けるので、味はどれも変わらないようです。
三色団子のカロリーとは
三色団子のカロリーは、餅の大きさや中に餡が入ったりで変わってくると思います。
例えばセブンイレブンの「春の三色団子」は1パック157kcal、ヤマザキ製パンの三色団子では1本126kcal、一般的な餡入りの三色団子では1本187kcalといった具合です。
一般的なチーズケーキで100gが321kcalですので、やはり和菓子の方がカロリーが低めですね。食べすぎには注意ですが、1本くらいなら許してほしいですね。
三色団子のレシピ
ここまで読んでくださった貴方は、三色団子を食べたくなったでしょう?まずレシピをご紹介します。
※花見団子【春のおやつに!三色団子】
◎上新粉 70g
◎ぬるま湯 90ml
◎砂糖 30g
・よもぎパウダー 小さじ1
・紅麹パウダー 小さじ1/2
①着色用のよもぎパウダーと紅麹パウダーは、全体が濡れるくらいの水で溶いておく。
②ボウルに◎の材料を加え、よく混ぜ合わせる。
③混ざったら、ダマをなくし滑らかにするため、こしておく。
④固く絞った濡れ布巾を敷いた蒸し器に流し入れる。
⑤鍋でしっかりとお湯を沸騰させ、4を乗せて約15分間強火で蒸す。
⑥十分に火が通って軽く透き通ったら、蒸し器から取り出し、硬く絞った布巾の中で強くこねる。
⑦こしが出てきたら、3等分にし、1を少しずつ加えながら色をつけていく。
⑧手に水をつけて、それぞれの色ごとに4等分にし、丸める。
⑨水で濡らしておいた串に刺して、完成!
引用:https://cookpad.com/recipe/5527001
三色団子を美味しく食べるアレンジ方法
自分で作るのはちょっと…という方は、市販のものを購入して、それにアレンジを加えてみても良いですね。
例えば、フライパンで少し焼きめをつけてみたり、串の間に好きなフルーツを挟んでみたりすると、見た目もかわいい素敵なアレンジになりますね。
三色団子の色付けは何を使っている?【まとめ】
・三色団子の色合いには諸説あり、「春そのもの」「季節」「大地から空」「桜の咲く順番」でピンク・白・緑になっている
・昔の製法ではピンク=くちなし、白=ヒシの実、緑=よもぎで色付けされていた
・和菓子屋さんでは、ピンク=梅、白=すあま、緑=抹茶が多い
・スーパーやコンビニの商品の場合は、色付けに食用色粉が使われる
・三色団子は洋菓子に比べてカロリーは低めで、だいたい200kcal以内である
今回は、お花見の定番「三色団子」について調べてみました。
昨今、皆で集まってお花見がしにくい社会情勢ではありますが、次の桜はお花見を楽しみたいですね。