毎年6月の第3日曜日は父の日です。
いつも家族のために頑張ってくれているお父さんに感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈る、一年に一度の大事なイベント。
5月の母の日に次いで来る今年の父の日には何のプレゼントを贈るか、今から考えている方も少なくないのではないでしょうか。
そんな欠かせないイベントの一つである父の日ですが、市場規模はどのくらいなのでしょうか。
また、母の日と比較するとどのくらい違いがあるのかも気になりますよね。
今回は、父の日の市場規模や母の日との比較について詳しく紹介します。
父の日の市場規模はどのくらい?
母の日の市場規模は約1200億円に対して、父の日の市場規模は半分の約600億円となっています。
数値のみ見るとお父さんの存在感の薄さが目立っているようですが、年々お父さんに父の日プレゼントを渡す子どもは増えています。
今現在掘り起こしの余地があり、今後の父の日の市場規模に大きな期待が膨らむという見方も出来ますよね。
父の日プレゼントの売り上げトレンドは?
ここ数年は新型コロナウィルスによる行動制限も緩和され、ノーマスクでの生活が日常になりました。
しかし生活必需品や水道光熱費などの上昇による物価高が生活に大きく影響を与えるようになり、それが父の日プレゼントの売り上げ傾向にも影響しています。
父の日にプレゼントを渡す人の数は増えている一方で、このような物価高の高騰によりプレゼントの予算減少あるいは予算削減の傾向がみられています。
これは近年の物価高により節約志向が強まり、父の日プレゼントなどの「贈答品」への支出を減らしている人が増えているのが原因と思われます。
父の日の人気プレゼント内容
*食品
理由:消えものだから、渡しやすいから、みんなで楽しめるから、気を遣わせないから
*健康グッズ、リラックスグッズ
理由:元気でいてほしいから、いつもお疲れ様の気持ちが伝わるから、お父さんが自分自身では買わなそうだから
*ファッション小物
理由:実用性があるから、おしゃれに目覚めてほしいから
コロナ禍による制限が緩和されつつあるものの、まだまだ人気な「おうち時間」に関連したプレゼント。
嗜好品、健康グッズやインテリア雑貨は例年上位となっています。
一方で、ゆっくりではあるものの「おそと時間」を楽しむファッション小物(アクセサリー)なども年々人気が高まってきています。
このことから、父の日プレゼントもコロナ前の日常生活に少しずつ戻ってきていることを実感できます。
また父の日プレゼントは、母の日と比較してお花よりもお酒や食品などの飲食物が人気の傾向です。
父の日がやってくる6月は梅雨時期と夏の暑さも目前ということから、暑さを乗り切るビールやアイスコーヒーなど冷たい飲料物の売れ行きも加速していくことが予測されます。
このように、コロナ禍や物価高高騰などの社会情勢に伴い、父の日の市場規模やプレゼントの種類にも変化が見られることが分かりますよね。
父の日の市場規模は?【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は、父の日の市場規模や母の日との比較について紹介しました。
母の日と比べると約半分の市場規模である父の日ですが、一年に一度の大切なイベントであることに変わりはありません。
また、社会情勢に伴って、人気プレゼントのジャンルにも変化が見られることがお分かりいただけましたでしょうか。
思いを込めて渡すプレゼント、お父さんはきっと喜んでくれることでしょう。
お父様にぴったりのプレゼントを選び、日頃の感謝を込めて素敵な一日を過ごしてくださいね。