結婚して初めてできるのが、義理の両親との関係です。世間では夫の母(つまり義母)との関係で悩む人の話を多く聞きます。
では、義理の父との関係は、大丈夫なのかというとそうではないようです。
数は少ないとはいえ、義理の父とうまくいかない、はっきりいうと嫌いだと感じる人もいるようです。そんな人は、父の日が近付くと、プレゼントを含めてどうしたらよいのかと憂鬱になってしまいますよね。
今回は義父が嫌いで不仲な場合、父の日には何もしなくてよいのかという疑問について解説します。
義父が嫌い!不仲でも自分を責めないで!
まず始めにこれだけは承知しておいてください。
義父も自分も人間です。たとえ相手がどんなによい人でも、どうしても仲良くできないことはあるのです。これは義父も自分も悪くありません。単に相性の問題なのです。
夫や義母に頼ろう!
義父は父の日をそれほど気にしているのか、ということはぜひ確かめてください。夫の家では父の日を祝っていなかったかも知れません。
大げさな父の日が負担になっては、義父も気の毒ですし、一度始めると、何でも途中で止めるのはおかしなものです。ぜひ、夫や義母に父の日はどうしたらよいか相談して下さい。
家にはそんな習慣はないから、父の日に気を遣わないで、といわれたら素直にその言葉に従いましょう。
義父と普通の関係なら、気を遣わないで、といわれても、何かしらの行動を起こした方がよい場合もあります。わざわざプレゼントを用意しなくても、義父の好きなおかずを手土産に顔を見せれば義父だけでなく、義母も喜んでくれるでしょう。
でも、義父と不仲な場合は、無理な行動は起こさなくてよいのです。あまり立ち入らない適度な距離感が続けば、義父との仲を修復するきっかけがつかめるかも知れません。
義母と仲良くなれるチャンスかも
反対に「お父さん、きっと喜ぶからぜひ、父の日のプレゼントをお願い」といわれてしまったら、そのときは、全面的に義母に頼りましょう。息子の妻から頼られたら、義母もきっと嬉しいはずです。
「お義父さんは、何がお好きかわからないので、教えてください」とお願いしてみましょう。義父に気を使ってもらえば、義母も嬉しく感じるでしょう。
これが義母と仲良くなるチャンスになるかも知れません。
万が一、プレゼントに義父が文句をいったときも、きっと義母が助け舟を出してくれるはずです。
関係をすべて断ち切らないで!
ただ義父が嫌いだからと、誰にも相談しないで、一切の関わりを断ってしまうのはどうでしょうか。人は必ず年をとり、考え方も変わっていきます。義父の気持ちを若いときには理解できなくても、年をとったら腑に落ちたということもあるのです。
今義父が嫌いだから、これからもずっと嫌いだと決めつけないでくださいね。
今年の父の日は無理でも、何かのイベントをきっかけにして、父の日のカードを贈ってみるのもよいと思います。
例えば、子どもが生まれたことはとてもよいきっかけになりますね。父の日のカードには、手形足形アートがおすすめです。これなら、毎年贈っても子どもの成長記録になります。義父もきっと喜んでくれますよ。
【子どもが生まれて、始めて親の想いがわかりました】などと書けば、義父も気持ちよく受け取ってくれるでしょう。毎年カードだけでも、立派なプレゼントになりますし、自分も負担にならないと思います。
自分が後悔しないように付き合う
義父は、自分たちよりも必ず先に年をとって弱っていきます。
弱った義父を見たときに、義父に歩み寄れなかった自分を後悔するかも知れません。細く長く父の日のプレゼントを贈っていれば、そんな後悔はしないですみますよ。
やるだけやってもダメなら、そのときは仕方がありません。義父も自分も責めずに、事実を受け入れましょう。
でも、まったく息子の妻に歩み寄れない義父は、きっと寂しい境遇に置かれているに違いありません。そんな義父をかわいそうだな、と思っていれば、自分には人間としての余裕が出てくるはずです。
もう義父と不仲だから、といって悩んだりしなくなることでしょう。それに歩み寄る態度をみせていれば、他の家族はきっとわかってくれます。たとえ義父と不仲でも、父の日には細く長くプレゼントをすることを心がけてくださいね!