寒い冬には絶対必要な暖房機器。
その中でもガスファンヒーターは灯油の補給をする必要もなく、スイッチを押したらすぐに部屋が暖かくなることから人気の暖房機器の1つです。
しかしそんな便利なガスファンヒーターにもデメリットがあります。
そのデメリットの1つが結露です。
せっかくすぐに部屋が暖まるのに、結露が多く発生することに悩まされている人も多いのではないでしょうか。
今回はその結露について、結露が発生する理由や対策についてご紹介したいと思います。
ガスファンヒーターで結露が発生する理由
ガスファンヒーターは、燃料であるガスが燃えると大量の水蒸気が発生します。
都市ガスやプロパンガスの主成分は炭素と水素で、水素が燃えると酸素と結びついて水蒸気になります。
こちらがガスファンヒーターで結露が発生する理由です。
また、ガスファンヒーターはスイッチを押すとすぐに部屋が暖まることから、外部との温度差が生じ水蒸気が発生しやすい環境になってしまいます。
ガスファンヒーターの結露対策・防止
結露が発生してしまい困っている。そんな方に向けて結露対策をいくつかご紹介します。
①定期的な換気
部屋中に水蒸気が多くなると結露が発生してしまうため、乾いた外の空気と定期的に入れ替えましょう。
換気の方法としては、数時間に何回か窓を開けたり換気扇を回したりするのがよいです。
マンションやアパートの方は、24時間換気の機能があると思いますので、そちらをずっと回しているのも1つの対策法です。
②室内の気温を上げすぎない
外との気温差がひらけばひらくほど、結露は発生しやすくなります。
必要以上に温度を上げすぎないようにしましょう。
③除湿器を使う
結露が発生した場合除湿器を使って除湿をするのも方法の1つです。
ですが、もしエアコンとの併用をしているときに除湿してしまうと乾燥しすぎてしまう場合があるので注意です。
現在では除湿器つきのガスファンヒーターがあるので、わざわざガスファンヒーターと除湿器それぞれを買わなくても1つになっているので便利です。
④エアコンや床暖房、コタツなどの併用
家に帰ってすぐ暖まりたい場合はガスファンヒーターで一気に部屋を暖めて、暖まってきたら他の暖房機器に切り替えると結露の発生を防止することができます。
うまく暖房機器を使って結露を最低限少なくすることができます。
⑤窓を拭く
もっとも多く結露が発生する部分は窓です。
ガスファンヒーターを使用していなくても、寒い冬は朝起きたら結露が発生していた!と悩まされている方がほとんどだと思います。
床が濡れて傷んだり、カビが発生してしまうことから、窓の結露はこまめにふき取りましょう。
ふき取らない場合、湿度があがってしまうのでめんどくさがらずにふき取りましょう。
結露を発生させないガスファンヒーターは存在するのか?
ここまでご紹介して、結露が発生しないガスファンヒーターがあればいいのに!って思う方もいらっしゃいますよね。
しかしやはり主成分が炭素と水素なので、結露が発生しないガスファンヒーターというものは今現在ではありません。
ただし、除湿器がついているガスファンヒーターは多く見られるので、機能が優れているものを使用すると微力ながら結露対策はできると思います。
ガスファンヒーターで結露が発生する理由は?【まとめ】
今回はガスファンヒーターの結露についてご紹介しました。
寒い冬には、朝起きてエアコンや床暖房ですと暖まるのに時間がかかりますよね。
そこで便利なガスファンヒーターですが、やはり結露は厄介です。
家にカビを発生させないためにも今回ご紹介した対策を実施して寒い冬を快適に過ごしましょう。