エイプリルフールといえば「嘘をついていい日」として有名ですよね。
誰でも一度は嘘をついて、家族や友人を驚かせた経験があるかと思います。
しかしエイプリルフールには嘘をついていい時間帯があるってご存知ですか?
意外と知られていないエイプリルフールの由来や噓をつく上での気持ちよくすごすためのルールをお伝えしたいと思います!
エイプリルフールの嘘をついていい時間帯は何時まで?
「お昼まで」「15時まで」「1日中OK」など様々な説がありますが、実際はどうなのでしょうか?
お昼までと言われるようになったのは、イギリスのオークアップルデーという記念日が発端と言われています。
王様に敬意を示すためにオークの実(オークの枝という説もあります)をお昼まで身につけていなければならず、身につけていない人をからかったりしていたことから、お昼までは嘘をついてOKと変わっていったようです。
お昼を過ぎればオークの実を身に着ける必要がなく、からかったことを謝りみんなで笑いあうのがルール!
インドでは15時くらいまで嘘をついていいと言われており、その後は必ずネタばらしをする決まりがあるそうです。
インドでは昼食をとるのが14時~15時なのでインドでいう「お昼くらいまで」ということなのでしょうか。
また、同じ人には1回までしか嘘をついてはいけないというルールも。
世界的には嘘をついていい時間は特に決まっておらず1日中嘘をついても大丈夫ですが、嘘をついた事すら忘れて相手がずっと思い悩んでいる…なんて事がないように、出来ればその日のうちにネタばらしをしておいた方が無難です。
そもそもエイプリルフールの由来は?
実はエイプリルフールの由来は詳しくはわかっておらず、発祥は諸説あります。
フランスの新年改定が由来
かつてフランスでは元旦を3月25日として、4月1日に新年を祝っていたそうです。
1564年にシャルル9世の意向で新年が1月1日に改定されましたが、その後も「嘘の新年」としておかしな贈り物を交換したりしたことが由来とされています。
現在では、子供達は魚の絵を書いた紙を切り抜き、背中にこっそり貼って相手が気づくとからかったりして遊んだり、魚の形をしたチョコレートやフルーツをのせたパイを食べたりして楽しんでいるそうです。
ただ嘘をつくだけの日ではなく、子供たちの遊びや食事を通してみんなで楽しんでいるのが素敵ですよね。
インドの修行僧が由来
インドでは3月末の5日間ほどつらい修行を行うそうですが、修行が終わる4月1日には煩悩や欲に負けてしまい「つらい修行が嘘のようだ」ということから「嘘の日」として広まったと言われています。
現在ではさかんに嘘をついて楽しんでいるようで、例えば「今日大洪水がおきるよ!」と言って相手が慌てふためいていたとしても「今日はエイプリルフールだよ!」といえば許されるそうですよ。
この日だけはどんな嘘をついても許すのがインド流だそうです。
日本では怒られてしまいそうな嘘ですが、国によって様々な楽しみ方があるのが面白いですね。
エイプリルフールのマナー
以前は周りの親しい人に嘘をついたり冗談を言うくらいでしたが、現在ではSNSなど様々なツールでエイプリルフールを楽しむことができます。
企業が偽の新商品の宣伝をしたり、ロゴをもじったりと面白いものがたくさんありますね。
楽しい嘘や明らかに嘘だとわかるような嘘はいいですが、人を傷つけるような嘘、不快な気持ちになるような嘘は、次の日からの人間関係にも影響を及ぼす可能性があるのでやめておきましょう!
災害や病気など混乱や不安を招くような嘘は厳禁です!
マナーを守って気持ちよくエイプリルフールを過ごしたいですね。
エイプリルフールに嘘をついていい時間帯は昼まで?【まとめ】
意外と知られていないエイプリルフールの由来や時間帯についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?
嘘をつくタイムリミットがお昼までなのも、相手が1日中困ったり悲しんだりしないようにという優しさから生まれたルールなのかもしませんね。
世界のエイプリルフールを知って、自分なりの楽しみ方を探してみてはいかがでしょうか?
周りの人がネタばらしの後に笑ってしまうような面白い嘘、心がほっこりするようなかわいい嘘などを考えるのも楽しそうですね。