子供の成長を祝い、無病息災を願う行事といえば毎年秋に行われる『七五三』です。男の子は数え年で3歳と5歳、女の子は数え年で3歳と7歳に行うことになっています。おじいちゃんやおばあちゃんは孫の成長を見ることのできる機会でもあり、楽しみにしてらっしゃる方も多いのでは??
祖父母の立場から色々と贈り物をしたくなるものですが、見も蓋もない話をすれば「お祝い金」が(孫というよりは子に)一番喜ばれます。
しかし、お祝い金を贈るにも、相場金額や、どういう書き方をしたらいいのか分からない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。本日はそんな方々の為に七五三のお祝いの名前の書き方についてリサーチしてみました。是非とも最後までご覧ください。
七五三に包むお祝い金について
大きく分けまして七五三の際に包むお金としては次のものがあります。
(1)ご祝儀-お祝い金額の相場は?
子供が七五三を迎えるときにお祝いするお金のことです。親族などに七五三を迎えるお子さんがいる場合にお祝い金としてご祝儀に包んで渡します。
親族や近所の人では「3000円~5000円」、祖父母からだと「10000円~20000円」がご祝儀の相場になるようですね。自分の子供が七五三を迎えるならこのご祝儀を受け取る方になりますが、その場合お返し(内祝い)は必要ありません。
(2)初穂料
この初穂料というものは、七五三を迎えた子供を神様に見守って頂くための奉納金になります。神社によっては【玉串料】と呼ばれることもありますが、本質的には同じものです。初穂料の相場は「5000円~10000円」ですが、多くの場合は5000円からという神社が多いみたいです。
お祝い金を包む、ご祝儀袋の書き方(上段編)
ご祝儀袋に入れる時に注意しなければいけないのは、【水引は赤白の蝶結び、のしを付ける事】です!なぜ赤白の蝶結びの水引を使用するかというと、蝶結びは結んだりほどいたりできるので人生で何度もある嬉しいお祝いに使えるからです。結婚以外のお祝いやお礼全般に使えますので覚えておくとよいでしょう。
また表書き上段には
(1)『祝七五三』
(2)『賀御髪置』(おんかみおきをがす)
(3)『賀御袴着』(おんはかまぎをがす)
(4)『賀御帯解』(おんおびときをがす)
のどれかを書きます。
(1)『祝七五三』
『祝七五三』はどの年齢のお祝いにも書けますので何を書くのか迷った時にはこれを書いておけば間違いはないですね!
(2)『賀御髪置』(おんかみおきをがす)
3歳の子供のお祝いの時に書きます。昔は3歳になると髪を伸ばし始めることから髪置というお祝いをした事によるようです。
(3)『賀御袴着』(おんはかまぎをがす)
5歳の男の子のお祝いの時に書きます。昔は男の子は5歳になると袴を着けるので袴着というお祝いをしたことに由来するみたいですね。よって5歳の男の子は袴が正式な晴れ着になります。
(4)『賀御帯解』(おんおびときをがす)
7歳の女の子のお祝いの時に書きます。昔は女の子は7歳になると帯を締めるので帯解というお祝いをしたことに由来します。
振り袖に結び帯が正式な晴れ着になります。
お祝い金を包む、ご祝儀袋の書き方(下段編)
下段には贈り主の姓(名前)、またはフルネームを書きます。夫婦の場合は連名でも大丈夫です。またマナーとしてサインペンやボールペンではなく毛筆で書くようにしましょう!
毛筆で書くのがどうしても苦手という方は筆ペンで書くようにしましょうね。
七五三のお祝い金額相場(祖父母から)【まとめ】
今回は七五三の祝儀袋に書く際の注意点等についてまとめましたがいかがだったでしょうか。日本古来の行事にちなんだ難しいものもありますが、近年では簡略化されて難しく書かない場合も増えています。
しかしこの七五三という日本古来の文化が継続していくには、こういった【理由】を知っていると先祖代々、脈々と受け継がれてきた伝統を感じれる事にもなるので無駄ではないとは思います。ぜひ今年の七五三はその由来を知った上でお孫さんをお祝いしてあげて下さいね。それでは!