引っ越しはバタバタと忙しいし、気持ちが落ち着きませんよね。
そんな中でつい忘れてしまいがちなのが、引っ越し先の電気の契約じゃないでしょうか。
引っ越しのトラックも到着して、いざ電気を付けようとしたところで、「あ-! 契約していない!?」なんてことも起こり得ますよね。
引っ越し先で電気の契約をしていなくても、当日電気をつけてもらうことはできるのでしょうか。新居での対策について説明しますね。
引っ越し先の電気がつかない時の対策
引っ越し先の電気がつかない時は、どこを調べたらいいのでしょうか。
そんな時は、ブレーカーのチェックをしてみてください。ブレーカーは分電盤とも言われています。
分電盤がそれぞれの部屋へ、電気を配っているのです。
分電盤にはアンペアブレーカーと漏電遮断機、配線用遮断機がまとめられていますよ。
ブレーカーは玄関やキッチン、洗面所にあることが多いので、引っ越し先ではこのブレーカーを見つけて、ご自身で動かさなければいけません。
引っ越し先で「ブレーカーの上げ方がわからない!」っていう時のために、電気がつかない時の対策を説明しますね。
ブレーカーのフタを開けましょう
ブレーカーのフタは上にあげて開ける物が多いです。
フタのないブレーカーもありますよ。
アンペアブレーカーを入れましょう
アンペアブレーカーは、電流を流すためのブレーカーです。
アンペアブレーカーは、電流制限機って呼ばれることもあります。
漏電遮断器を入れましょう
漏電があった時に、自動で電気を止めてくれるスイッチです。漏電遮断機のおかげで、漏電から起こる火事を防いでくれています。
配線用遮断器を入れましょう
配線や機械が壊れるのを防いでくれるスイッチです。安全ブレーカーって呼ばれることもあります。
以上、3種類のブレーカーを入れてみて、電気がつくかどうかを確認してください。無事に電気がついたら、ブレーカーのフタを閉めておしまいです。
ブレーカーを上げても電気がつかない時の対策
3つのブレーカーを入れたのに、電気がつかないこともあるかも知れません。
そんな時は次の問題が考えられます。以下のやり方で問題を調べて、適切な対策をしていきましょう。
新居の電気設備をチェックしましょう
これまでの電力メーターは、ブレーカーを上げれば電気がつく物でしたが、新しい電気設備や通常とは違った電気設備が使われていると、手続きや立ち合いが必要なことがあるのです。
たとえばスマートメーターを使っているところでは、あらかじめ手続きをしていないと電気がつかないことが多いです。
また、電気温水器があるところは、通電作業に立ち合わないといけないこともあります。不動産屋さんに手続きや立ち合いが必要かどうか、事前に確認しておきましょうね。
電力会社に問い合わせましょう
問題がわからない時は、電話案内やホームページで、電力会社に聞いてみましょう。
オペレーターの手順に沿って対応してみてください。
このとき、お客様番号や契約者の名前、住所、引っ越した日や時間などがわかっていると、順調に手続きが進められますよ。
でも、日曜日や休日、年末年始などは会社がお休みになってしまうので、気をつけましょう。
引っ越し先で電気がつかない際の対策【まとめ】
引っ越し先で始める新生活は快適にスタートさせたいですよね。
そのためにも引っ越しにまつわる様々な手続きは、忘れずにやりたいものです。
新聞を止める、郵便物の住所変更、職場や学校への報告等…。特に電気やガス、水道などのライフラインは、引っ越し当日から使えないと大変不便ですよね。
引っ越してから「契約していない!」なんてことのないように、早めの対策を心がけましょうね。また、旧居のライフラインを止めることもお忘れなく。
やらなければならない手続きを済ませて、新しい生活をスムーズに始めましょう。