「引っ越しが決まったんだけど、新居にエアコンが付いてるんだよね」とか、「新居では新しいエアコンを使いたい」なんてこと、ありますよね。
まだまだ使えそうだし、置いていく方が喜ばれるんじゃないか、なんて思っちゃいます。そんな時、旧居にエアコンを置いていくことはできるのでしょうか。
また、置いていけない場合の撤去費用は、いくらぐらいかかるのでしょうか。安く抑える方法はあるのでしょうか。
今回は、引っ越しで置いていきたいエアコンについて調べてみますね。
引っ越しでエアコンを置いていくことはできる?
大家さんの許可があれば置いていける
賃貸物件は借りた時の状態に戻して返すのが原則ですが、大家さんや不動産屋の許可があれば、エアコンを置いていくことも可能です。
不要なエアコンがある場合には、大家さんに聞いてみると良いでしょう。
ただし不要だからといって、エアコンを勝手に置いていくのはNGです。
きちんと許可が取れた場合のみ置いていくようにしましょう。
正規の撤去費用は1000円超〜9000円程度
エアコンを置いていきたかったけど、大家さんや不動産屋に断られてしまった、そんな時の撤去費用はどのくらいかかるのでしょうか。
まずは家電リサイクル法に則って、正しく撤去した場合の費用をみてみましょう。
家電リサイクル法では、最初にエアコンのリサイクル料金である990円を、郵便物で支払わなければなりません。
その際、郵便局の振り込み手数料も必要なので、一番に必要な金額は990円+振り込み手数料です。
次に必要なのはエアコンの取り外し費用です。
エアコンの取り外しには特殊な工具等必要だし、なかなか自分で撤去するのはハードルが高そうです。
というわけで、ここを業者さんに頼むと、大体2000円超〜6000円前後でした。結構な金額差ですね。でもあまり安い業者さんはちょっと怖い気もします。
最後に、取り外してもらったエアコンをご自分で指定引き取り場所へ持ち込める場合は、もう費用は発生しません。
けれども収集に来てもらう場合には、さらに収集運搬料金3157円がかかります。
結果、エアコンを自分で指定引き取り場所へ持って行ける場合、990円+郵便振り込み手数料+取り外し費用2000円〜6000円がかかりました。
対してエアコンの収集に来てもらう場合は、990円+振り込み手数料+取り外し費用2000円〜6000円+3157円でした。
正しい撤去費用は、それなりの金額になってしまうのですね。他にもっと撤去費用を抑える方法はないのでしょうか。
不用品引き取り業者で2500円前後
エアコンを撤去したいと考えてネットで検索したら、費用が2500円前後の不用品引き取り業者が数多く見つけられます。
2500円程度の撤去費用で出張して来てくれて、取り外して、更に持ち帰ってくれるのは大変ありがたいことです。
けれどもちょっと待ってください。その業者は本当に信頼できる業者でしょうか。
エアコンを撤去回収するには一般廃棄物処理業の許可が必要ですが、2〜3000円等安く請け負っている業者は、大抵無許可の業者ばかりでした。
無許可の業者に頼んだからといって、罪に問われるわけではないようですが、不法投棄や環境破壊の原因にはなっているようです。
だからといって、安い不用品回収業者を利用するなとは言えないのですが、ちょっと考えちゃいますね。
引っ越しでエアコンを置いていくのはあり?【まとめ】
大家さんの許可がある場合に限り、引っ越しでエアコンを置いていくことができました。勝手に置いていくことのないように気を付けましょう。
撤去費用の最安値は不用品引き取り業者でした。2500円程度の撤去費用で出張して来てくれて、取り外して、持ち帰ってくれるのはありがたいことですが、無許可とわかるとちょっと利用しづらい感が出ましたね。
正規の方法だとそれなりの金額ですが、環境のことも考えると必要な費用なのかなと思えました。エアコンの撤去費用は、予算や状況に合わせて選べるようです。