キッチンなどにたまに吊されている唐辛子、乾燥させる為に吊してあるのになぜかちょっとお洒落に見えますよね。
しかも、ニンニクと一緒に干すと料理ができそうな人に見えませんか?でも、あれってどうやって吊しているのか不思議じゃあありませんか?
軒先に吊して干すものの代表といえば、柿や大根などがありますが、それも、田舎に行かないと見られないような感じですよね。
今回は、唐辛子の吊るし方を詳しく説明いたします。それと共に、吊す意味も調査してみましたので是非ご覧ください。
唐辛子を吊す意味
唐辛子は、火の食材と言われるほどパワーがあり、アジアの国々で古くから魔除けとして使用されてきました。
赤色というその色が魔物を払いのけ、浄化する色であり、人々の心を活発にして自信を持たせてくれる色なんですね。
韓国では、唐辛子を束ねて玄関先に吊るしておくことで、魔物が家に入ってこなくなると信じられています。
そして、魔除けだけではなく、家族の健康を守るためや、特に男児の出産を願うものとして、伝統があったともいわれます。
もちろん、沢山収穫したものを乾燥させて、長期保存するのに吊す方もいますが、唐辛子に魔除けやお守りの意味が込められていると、保存用でなくても吊したくなりますね。
唐辛子がお守りに使われる理由
調味料で大活躍の唐辛子は、実は幸運を呼ぶ力がある物としても有名。
しかも、世界には昔から唐辛子を魔除けの力があると、お守りに使っているところもあるそう。
刺激的な辛みと目にも鮮やかな真っ赤な色が、幸運をもたらす力があると考えられていたんですんね。
唐辛子がお守りにされている理由の一つに、特長的な赤の色があります。
唐辛子を調味料によく使う中国では、唐辛子を「火・炎の食材」と呼んでいます。
唐辛子の赤い色が、火の赤を連想しているのでしょう。
火というのは、中国以外の世界の様々な地域でも、汚れを浄化する力があるといわれているので、火と同じ赤色を持つ食材にも魔を払い除ける力があると信じられているんですね。
赤は魔除けの効果の他にも、活動的になる、自信を持たせる、情熱的になる、気持ちを興奮させる、闘争心を高める、などのエネルギーを高める力を持っています。
唐辛子の吊るし方
まず、同じ長さの麻紐を2本用意します。
長さはお好みですが大体1メートルから120センチ程あると沢山編むことができます。
2つの紐の両端を揃えて半分に折ります。
折った方の先端から5センチぐらいの所で結び目を作り、しっかりときつく縛ります。
紐を固定するために、養生テープなどでしっかり固定します。
そして、4本の紐を1本ずつきれいに広げます。両端2本の紐が唐辛子の上に来るように置きます。このとき、なるべく結び目の方にぐっと唐辛子を押し上げておきます。
次に、真ん中2本の紐を持ち上げて、下に2本目の唐辛子を置きます。唐辛子を置いたら先ほど持ち上げた、真ん中の2本の紐を今度は外側に広げるようにハの字に置きます。
この後は2本目の唐辛子と同じく繰り返しになります。
最後編み終えたら、4本一緒に結んできつく縛って唐辛子を固定します。最後の物が緩いと全て解けやすくなってしまうのでしっかりと引っ張って固定しておきます。
唐辛子の吊るし方【まとめ】
唐辛子が吊されているのは保存用で、ただ干されているとしか見ていなかったのですが、以外にも歴史が深い事が分かりました。
料理で私たちを楽しませてくれて、幸運パワーまで与えてくれる唐辛子。最近、運が悪いなと感じたら、試しに唐辛子のパワーを是非試してみて下さい。
体の中から、運気が上昇すること間違いなしですよ!