花壇にペチュニア植えて肥料やって水あげてってやっていたら、何だか葉っぱに白いのが粉みたいなのが付いてきたんだけど?っていう方、多いですよね。
残念ながら、花はお水と肥料をあげるだけでは綺麗には咲けないのです。
葉っぱが白くなってしまう最も多い病気がうどんこ病と呼ばれていますが、適切な処置をすれば大丈夫です。
今回は、そのうどんこ病になってしまった時の対策をいくつかご紹介いたしますので是非ご覧下さい。
うどんこ病とは?
うどんこ病とは、うどん粉をまぶしたように葉がなんとなくうっすら白くなる病気です。
最初は葉っぱに白いカビがぽつぽつと出来てきます。
ほおっておくと、粉を吹いたように葉っぱ全体が白くなります。原因として、土や落ち葉に潜む「糸状菌」と呼ばれるカビが、風に乗って運ばれ、植物に付着して増殖します。
草花、野菜、樹木などほとんどすべての植物の若い葉や枝、花首、つぼみに寄生するそう。
ペチュニアの場合花が咲くと群れやすいので、風通しを良くするためにある程度透いてあげるのがいいでしょう。
もし、葉が白くなってしまったら、光合成が出来なくなってしまうので、次第に元気がなくなって縮れたり、葉や茎が黄色くなることもありますので早めの対策が必要です。
うどんこ病 に効果あり!?重曹スプレーの作り方
自宅の庭に薬剤はできる限り使いたくない、という方も多いと思います。また、ペットやお子さんも安心できる花壇でありたいですしね。
そう言った方の為に、重曹を使った予防スプレーを紹介したいと思います。
方法
アルカリ性のものはカビを死滅させる効果あります。その効能を利用し、重曹を水に溶かしたものを吹きかけることで、原因となる菌をやっつけます。
作り方と使い方
スプレー容器に重曹1gを入れ、水500〜1,000ccの割合で混ぜる。
重曹を水で500~1,000倍に薄めて、よく混ぜます。あとは、うどんこ病になっている部分に噴きかけるだけ。効果が弱い場合は、乾いてから何度か噴きかけてみましょう。
重曹の注意点
食用の重曹を使えば安心して使用することができます。ただし、重曹の濃度が高いと植物が硬くなったり、奇形になったり、最悪の場合枯れてしまったりすることがあります。
まずは、部分的に吹きかけて、植物に変化がないかテスト。大量にかけすぎると葉焼けの原因になるので、あくまでも発生初期に使う程度にとどめましょう!
日本の土壌はほぼ酸性の土壌です。アルカリ性の重曹スプレーが土に混ざっても、草花にとっては、嬉しいことなので安心して使えますね。
うどんこ病に効果あり!?お酢スプレーの作り方
重曹の他にお酢を使った方法もご紹介いたします。こちらも、重曹同様人間に無害なお酢なので、安心して使うことができます。
方法
お酢には殺菌効果の他に静菌効果があります。カビの発生を抑える働きです。
また、お酢は植物の活性剤とも呼ばれ、根から吸収された栄養分により葉の艶がよくなったり、実のなりがよくなったりします。
作り方と使い方
スプレー容器に酢30cc:水500ccの割合で混ぜる。
白くなってしまったところに吹きかけます。葉の裏や茎などにもたっぷりしましょう。
お酢の注意点
お酢はやはり、使用後の臭いが気になります。
風向きやなどで近隣の方に迷惑のかからないように注意しましょう。
ペチュニアがうどんこ病になった時の切り戻し方法
切ったら株が小さくなってしまうのを恐れて中々勇気が出ない方も多いと思いますが、ペチュニアは切っても切っても切っても、花は咲きますので安心して下さい。
剪定は根元から10~15cmのところで行います。
葉の脇に小さな芽が出ている部分のすぐ上を、剪定バサミで切ります。ここで小さな芽まで切ってしまわないように注意しましょう。
ペチュニアは3月~11月頃まで咲く1年草です。
梅雨時期の前や夏の時期に群れを防ぐために半分バッサリ切り戻しすると、綺麗に花も咲いて秋の終わりまで長く花を楽しむ事ができますよ。
ペチュニアがうどんこ病になった際の対策【まとめ】
今回はペチュニアがうどんこ病になった際の対策について解説しました。
ペチュニアは生育期になるとどうしても密集しがちになります。
加えて花も次々と咲いて、花がらもそのままにしておくとカビの原因になってしまうので、花がら摘みも重要な仕事になります。
きれいな花を長く楽しむために、毎日少しずつ手を加えるだけでも全然違うので、是非挑戦してみて下さいね!