今回は、ふたり暮らしの光熱費について、平均額がどれくらいなのか調査した結果をまとめていきます!
光熱費は毎月かかるもの。
ふたりで暮らしていると、光熱費に対する意識のずれが生じてしまうケースもあるようです。
実際、ふたり暮らしをしている家庭の光熱費はどのくらいなのでしょうか?
この記事では、ふたり暮らしの光熱費平均額や、光熱費の分担方法から節約術まで詳しく解説していきますのでぜひ参考にしてみてくださいね!
光熱費、ふたり暮らしの平均は?分担の決め方も解説!
総務省統計局の家計調査(2019年)によると、ふたり暮らしの光熱費の平均は18,240円/月となっています。
光熱費の内訳は次の通りです。
・電気代…9,654円・ガス代…4,488円
・その他光熱費…1,359円
引用元: 政府統計の総合窓口(e-Stat) 2019年 家計調査 家計収支編 「第3-1表 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出」
しかしこの平均額は、1年間のデータを1か月あたりの平均額に直して計算したものなので、実際は月によっても光熱費の平均は大きく変わってきます。
次の項目で、月ごとの平均額も解説していきますので参考にしてみてくださいね!
ふたり暮らしの場合、光熱費をどのように分担するかも大切ですよね。
どのように分担する方法があるのか調べた結果、大きく3つのタイプに分けることができました。
*光熱費の分担方法①きっちり折半
一番多い方法が、ふたりで光熱費をきっちり半分ずつ分担するという方法です。
ふたりで暮らしているから、光熱費も半分ずつ負担する方法が一番不満が出ない方法として人気のようですね。
しかし、中には
「相手の方が家にいる時間が長いのに…」
「自分の方が家事の負担が大きいのに…」
といった不満が生じるケースもあるようなので、この方法が合わないと思ったら、ふたりでしっかり話し合いをすることも大切です。
*光熱費の分担方法②収入の割合で決める
ふたりの収入に差がある場合は、収入の多い方が光熱費を多く支払うケースも見られます。
中には、ひとりが光熱費を全て負担し、もうひとりの収入は貯金に充てるといった分け方をする方もいらっしゃるようです。
収入に合わせて光熱費の分担を決めれば、収入が少ない方の負担が減ることになるので、お財布を分けて管理している場合は不満が生じにくくなる方法と言えそうですね。
*光熱費の分担方法③費用別に分担を決める
どちらがどの費用を支払うかを決めておく方法もありました。例えば
「車をよく使う方がガソリン代を負担する」
と決めたり、
「電気代だけは片方が負担する」
という風に決めておく方法です。
自分が負担する費用は節約へのモチベーションが高まりそうですね。
逆に、相手が無駄遣いをしていると喧嘩の原因になりそうです(笑)。
相手を思いやって、お互いに節約志向が高まるようになるとベストですね。
ふたり暮らしの光熱費の平均は季節や住宅環境で変わる?
光熱費は冬場に高くなるのが一般的です。
また、オール電化や都市ガスなど、住宅環境によっても左右されます。
*ふたり暮らしの月別の光熱費平均額
総務省統計局の家計調査(2019年月次)によると、ふたり暮らしの光熱費の平均は次の通りとなっています。
・1月…20,393円(最高)
・2月…22,051円
・3月…20,071円
・4月…17,118円
・5月…16,374円
・6月…12,515円
・7月…11,314円(最安)
・8月…12,100円
・9月…12,997円
・10月…12,096円
・11月…12,908円
・12月…16,075円引用元: 政府統計の総合窓口(e-Stat) 2019年 月次1月~12月 家計調査 家計収支編 「第3-1表 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出」
1月と7月では、9,079円も差がありました。
冬場はお風呂をためて入る頻度が増えたり、暖房に灯油を使う家庭も多いことから光熱費が高くなる傾向にあるようですね。
このように光熱費は季節によって平均額に差が出るため、比較するときは月別の平均額も参考にしてみると良いでしょう。
*ふたり暮らしでオール電化の場合
関西電力のデータによると、オール電化の家にふたり暮らしをしている場合、光熱費の平均額は12,904円となっています。
(参考元:関西電力「オール電化の電気代平均額と節約方法」)
https://kepco.jp/denka/alldenka_average/
オール電化にすると電気代がかさみそうなイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、その分ガス代が浮くことになるのでトータルの光熱費は安くなるパターンが多いようです。
光熱費が、冒頭でお伝えした「ふたり暮らしの平均額18,240/月」よりも多くなってしまっている方は、一度オール電化の料金シミュレーションをしてみるのも良いかもしれませんね。
*プロパンガスは都市ガスの約1.6倍ガス代がかかる
家庭で使うガスは、プロパンガスと都市ガスの2種類に分けられます。
プロパンガスはガスボンベで配給され、都市ガスは道路の下のガス管を通して供給されているので、自宅にガスボンベがあればプロパン、なければ都市ガスということです。
さらにプロパンガスと都市ガスは料金設定にも違いがあります。
都市ガスは公共料金なので、基本料金は一定です。
一方、プロパンガスはガス会社が料金を自由に決められるという違いがあります。
プロパンガスは、ガスボンベの配送などで人件費のコストもかかります。
そのため、都市ガスに比べると平均約1.6倍もガス代が高くなると言われています。
もし、賃貸に住んでいて引っ越しの予定があるなら、都市ガスが使える物件を選んでみるのもおすすめですよ!
ふたり暮らしの光熱費を平均より節約する方法は?
光熱費はちょっとした工夫で節約することができます。
ふたりで協力すれば節約効果UPも期待できますので、ぜひふたりで試してみてくださいね!
*電気代が節約できるエアコンの使い方を実践する
エアコンは消費電力が多いため、エアコンの使い方を見直すだけでもかなり電気代の節約が期待できます。
設定温度は、夏場28度・冬場20度を目安に設定しましょう。
小まめにエアコンを切ってしまうと逆に電気代がかかってしまうので、自動運転にしてつけっぱなしにしておくのもポイントです。
出かける時も、3時間程度ならつけっぱなしをおすすめします。
*ガス代が節約できる調理法を取り入れる
ガスよりも電気の方が安いため、料理に電子レンジを使うとガス代が節約できます。
野菜の下茹でをするときは電子レンジを使ったり、電子レンジで作れるレシピを増やすと良いでしょう。
また、ガスで調理する際にも、火加減を強火から中火にしたり、蓋を使う、なべ底の水滴をふき取ってから火にかける、といった工夫をすることでガス代の節約になりますよ!
*電気・ガス料金の安い会社に変える
電気・ガスの小売り自由化で、安い料金で電気・ガスを扱う会社が増えています。
光熱費にお困りの方は、今の光熱費よりどのくらい安くなるか、各社のホームページでを簡単に調べることができるので、一度シミュレーションしてみると良いでしょう。
日々の節約も大切ですが、料金プランを見直すことでさらに光熱費を安く抑えることができますよ!
光熱費、ふたり暮らしの平均は?【まとめ】
今回は、ふたり暮らしの光熱費の平均額について解説してきましたがいかがでしたか?
光熱費の平均額は季節によっても差がありますので、夏と冬の平均額を参考に、ご家庭の光熱費と比べてみましょう。
光熱費の平均額よりも高かった方は、節約術を試したり、安い料金プランの業者に乗り換えるなど、光熱費が少しでも安くなるように工夫してみてくださいね!
毎月かかる光熱費をどう節約していくのか、ふたりで話し合い、協力して実現していきましょう!