除草作業をする時に、その雑草の特性について考えたことはありますか?
雑草にも個性があります。
ホームセンターなどで数多くの除草剤が販売していますが、希釈倍率や使用方法など雑草によって様々です。
我が家は田舎なので無駄に広い敷地に雑草たちが伸び伸びと生えています。
草刈りだけでは追い付かないので、雑草・場所にあった除草剤をいろいろ使っています。どうせ買うなら、除草効果を最大限発揮したいものですよね。
そこで今回は『24d』という除草剤について使用方法や効果をまとめてみました。
24dはどんな除草剤?
24d(2,4-ジクロロフェノキシ酢酸)とは選択性の作用がある事が特徴で、広葉雑草には効果があり、イネ科の植物には効果がでないので、水田畦畔で使われることが多いようです。
市販されているものは『24,Dアミン塩』などの名前です。
薬量と希釈水量により倍率を変えることで、家周りや駐車場など様々な場所でも使うことができます。
24d単体でも使えますが、グリホサート系の除草剤(ラウンドアップやサンフーロン)に混ぜて使う方が多いようです。
グリホサート系の除草剤で効果が出にくかったり、薬量の倍率を上げないと効果が出ない場所でも、24dを混ぜることでよく枯れるようになります。
24dは除草剤の中でも低価格なのに強力な効果を発揮するところが選ばれる理由です。
ホームセンターやネット購入も可能なので、比較的手に入れやすいのもいいですね。
除草剤に24dを混ぜると最強?
24dについて調べると『スギナ』という雑草がよくセットで出てきます。
スギナとはみなさんご存じの『ツクシ』を胞子茎にもち、地下茎で何本も繋がり広範囲に繁茂する生命力の非常に強い雑草です。
多年生雑草なので、冬も超えて毎年生えてきます。
『地獄草』とも呼ばれるスギナですが、この駆除に不可欠なのが24dです。
スギナを例に使用方法と効果をまとめてみます。
効果の出る希釈倍率は?
スギナに使う時は24dのみの使用で、散布面積が100㎡、10Lの水に30gの薬剤を使用します(2,4-D「石原」アミン塩の希釈早見表より)。
スギナを含む他の多年生雑草(シロツメクサやドクダミなど)もこの希釈倍率で効果が出ます。
一年生広葉雑草(オヒシバ・メヒシバやツユクサなど)での使用方法は散布面積が100㎡、10Lの水に20gの薬剤を使用します。
雑草によって希釈倍率が変わりますので、使用方法をよく読んで散布しましょう。
除草剤に24dを混ぜて使う方法
24dはよくグリホサート系の除草剤に混ぜて使用されます。この二種類は効果の出方に違いがあります。
詳しい説明は化学式を使った難しい話になってしまうので知りたい方はご自身で調べて下さいね。
ラウンドアップを使った場合、スギナを駆除するのに散布面積が200㎡、10Lの水に400mlの薬剤を使用します(ラウンドアップマックスロードの希釈早見表より)。
通常25倍程の希釈倍率を必要とするラウンドアップですが、24dを混ぜることで少ない薬剤量でも大幅な効果が発揮されるようです。
ラウンドアップのジェネリック品として販売しているサンフーロンを使用すれば、さらにコストも抑えられるのでおすすめです。
除草剤に24dを混ぜるとどうなる?【まとめ】
除草剤を単体で使うよりも、24dを混ぜることで低価格で効果的になります。
他にも相乗効果を発揮する組み合わせがあるかもしれません。除草剤を使ってもなかなか効果が出ないときは、いろいろ調べてみるのもいいですね。
あまり除草剤を使いたくないとお考えの方もいらっしゃると思います。
我が家も子供とペットがいるので、実際のところなるべく避けています。
しかし除草剤を使うことで、肉体的にとても楽になりました。
うまく除草剤を利用して、自分のお気に入りを見つけられると精神的にも楽になりますのでお試しください。