私、ズボンは今まで自己流で干していました。
表を上下二つ折りにして物干し竿にかけ、落ちないように横を洗濯バサミで止めて日光に当てるという干し方です。
しかし物干し竿で長い時間干したのに、ズボンのポケットの中が湿ったままだったことがありました。
ズボンの干し方を調べてみると、私がやっていた干し方はツッコミどころ満載だったことを発見。
これはいけないと、物干しでのズボンの干し方を基本から調べることにしました。
この記事では私が調べたズボンの干し方の基本やコツをまとめています。
自己流でズボンを干している方、ぜひ一度ご覧ください。
ズボンの干し方のコツ
ウエストを整える
ウエスト部分をまっすぐに整えてから、ハンガーにかけることが重要です。
ズボンの前面と後面が平行になるように調整し、ベルトループの部分をハンガーのクリップでしっかりと挟みます。
これにより、ズボンが均等に引っ張られ、干した後の形が整います。
裾から吊るす
重い素材のズボン、特にジーンズなどは、裾から吊るすと自然にシワが伸びてきれいに仕上がります。
裾の部分をハンガーのクリップで挟み、ウエストが下に来るようにして吊り下げます。
重力が働くことで、自然にシワが伸び、また生地に負担がかかりにくくなります。
淡色やデリケートな素材のズボンは、色落ちを防ぐために逆さまにして干すと特に良いでしょう。
ウエスト部分を下にして干すことで、目立たない部分に日焼けの影響が集中し、表面の見た目を保護できます。
ハンガーの選択
ズボン専用のハンガーを選ぶことで、ズボンが滑り落ちることなく、型崩れしにくくなります。
ズボン専用ハンガー
これらのハンガーには、ズボンを挟むためのクリップがついており、またクリップ部分には滑り止めの素材が使われていることが多いです。
これにより、ズボンがしっかりと固定され、風で揺れても安心です。
直射日光を避ける
直射日光下での乾燥は、特に色あせや素材の劣化を早める原因になります。
風通しの良い日陰で干すことで、これらのリスクを減らしながらしっかりと乾燥させることができます。
特に色が薄い素材やデリケートな生地にはこの方法がおすすめです。
素材によるズボンの干し方の違い
素材によって異なるズボンの最適な干し方を詳しく説明します。
スーツのズボン、ジーンズ、スウェットなどの代表的なズボンについて解説しますね。
スーツのズボン
スーツのズボンは型崩れを防ぐため、ズボン用のハンガーにウエストを挟んで吊るすのが最適です。
シワを防ぐためには、ハンガーのクリップでウエスト部分をしっかりと固定し、ズボンが自然に垂れ下がるようにします。
注意点:風通しの良い日陰で干し、直射日光は避けることが重要です。これにより、生地の色褪せや劣化を防げます。
ジーンズ
ジーンズは重たい素材なので、裾から吊るす方法が推奨されます。
裾をハンガーのクリップで挟み、逆さまに吊るすことで自然とシワが伸びます。
注意点:ジーンズは色落ちしやすいので、他の洗濯物と分けて干すことが大切です。また、直射日光が当たると色褪せやすいため、できれば日陰で干すことをおすすめします。
スウェット
スウェットは伸びやすい素材なので、ハンガーにかけずに、洗濯物用のロープやラインに平干しするのが最適です。
広げて干すことで、生地が均等に乾き、型崩れを防ぎます。
注意点:スウェットは風通しがよく、柔らかい素材なので、直射日光のもとであまり長時間干すと生地が硬くなることがあります。
日陰での乾燥が理想的です。
各素材に合わせた干し方を意識することで、ズボンの寿命を延ばし、常に良い状態を保つことができます。
梅雨など雨天が続く際のズボンの乾かし方
雨天が続く梅雨の時期にズボンをうまく乾かすためのコツをいくつか紹介しますね。
室内干し用のアイテムを活用する
室内用の物干しスタンドや伸縮式の物干し竿を使って、家の中で効率よく干すことが大切です。
湿気がこもりやすいため、可能な限り風通りの良い場所に設置してください。
除湿機や乾燥機能付きエアコンの使用
除湿機やエアコンの乾燥機能を活用することで、部屋の湿度を下げ、衣類を早く乾燥させることができます。
特に夜間や雨が強い日にはこれらの機器が非常に有効です。
扇風機を使用する
扇風機を衣類の近くに向けて使用すると、空気の流れが生まれ、自然乾燥を助けます。
部屋のどこにズボンを干しても、扇風機の風が直接当たるようにすると効果的です。
バスタオルを使う
ズボンが非常に湿っている場合、乾いたバスタオルで巻いて軽く押し、余分な水分を吸い取らせると、乾燥時間を短縮できます。
湿度吸収剤を使う
衣類専用の湿度吸収剤やシリカゲルを衣類の近くに置くと、湿度を効果的に下げることができます。
これにより、部屋の湿度が高い時でもズボンの乾燥を促進することができます。
これらの方法を組み合わせることで、梅雨の時期でもズボンを効率良く乾燥させることが可能です。
ズボンを物干しで干す時、便利な干し方やグッズは?
上記の基本を踏まえたうえで、洗濯バサミがたくさん下がっているピンチハンガーでズボンを干すと便利です。
ピンチハンガーで腰の部分をいくつかの洗濯バサミで挟んで吊るせば型崩れを防ぐことができます。
さらに長細いズボンの中に空気が通るよう、筒状にして吊るせば乾くまで時間がかかりません。
また100円ショップには「洗濯ジーンズハンガー」というズボンを干すためのピンチハンガーが売られています。
4つの洗濯バサミが広めに配置されて筒状にズボンを干しやすいように作られているので、一つ用意しておくと便利なグッズです。
ズボンを干し方で困った!それぞれの解決法をご紹介!
*普通のハンガーしかない場合
筒状とまでは行きませんが、普通のハンガーでも上着を干すようにウエスト部分を引っ掛けて干すことができます。
柔らかい素材で作られているズボンなど、ポケットにハンガーの端が入れられるものなら引っかけやすいですよね。
しかし、この方法だとウエスト部分を洗濯バサミで止めて、ズボンが落ちないよう気をつけないといけません。
洗濯バサミの跡が気になりますが、ウエスト部分なら上着で隠れることが多いので良いかなとも思います。
*物干しが低い場合
マンションなど物干しが低い家の場合、長いズボンを吊るして干すと地面に届いてしまいます。
そんな時はズボンだけ部屋干しをすると言う方法もありますが、ネットで物干し竿を高くできる道具を見つけました。
「お助け物干しサオアップ」というもので、元々あった物干し竿に設置するだけで高さを238mmまでアップすることが可能です。
お助け物干しサオアップ
ズボンだけでなく丈の長いワンピースなども干せるようになるので、物干しが低くて不便を感じる人は試してみてはいかがでしょうか?
ズボンの干し方(物干し)は?【まとめ】
ズボンの干し方は今まで自己流でやってきてしまったのですが、これからもずっと続けていかなければならないので、この機会に基本や知識を知ることができてよかったと思います。
物干しが低い場合でもグッズを使えばなんとかなりそうですし、正しい方法で干すことは、ズボンの型崩れや色あせを防ぎながら長持ちさせることにもつながります。
ズボンは乾きにくいですが、生乾きのにおいを残さないためにも効率よくしっかり乾かしましょう。