リフォーム産業新聞によると、温水洗浄便座(いわゆるウォシュレット)の世帯普及率は現在7割を超えて日本全国に普及しているようです。
我が家のトイレも例にもれずウォシュレットですが、最近買い替えを検討しておりtoto社のネオレストやパナソニック社のアラウーノなど、様々なメーカーの便器を比較しています。
最新のものだと、トイレを流すたびに掃除してくれるものや汚れが付きにくいタイプなど「掃除が楽になる」を売りにしているものが少なくありません。
しかし、いくら掃除が楽になるといっても、月に何回かは人の手で掃除をしなくてはなりません。
今回の記事では、こういった最新の便器に使えるトイレブラシについてや、掃除の注意点などを紹介したいと思います。
アラウーノ、ネオレストってどんな便器?
今回はtoto社のネオレストとパナソニック社のアラウーノの2つを例に見てみたいと思います。
ネオレスト
大手便器メーカーのtotoが販売しているウォシュレットです。
フチ裏まで掃除がしやすい・汚れが浮きやすく付きにくい特殊加工といった特徴の他に、使うたびに自ら除菌をしてくれる機能がついており、キレイを保つための工夫が多岐にわたっています。
アラウーノ
パナソニック社から販売されているアラウーノにも3つの特徴があります。
中でも、泡と水流で汚れを落とす「激落ちバブル」という他の製品にはない機能が備え付けられており、汚れがついてもすぐに落ちるため日々の掃除が格段に楽になります。
totoのネオレストやパナソニックのアラウーノはどうやって掃除するべき?
最新の便器を従来のトイレブラシでゴシゴシ掃除してもいいものかと悩む方も多くいるかと思います。
掃除に使えるトイレブラシや掃除方法について解説いたします。
掃除に使えるトイレブラシ
基本的には市販されているどのトイレブラシを使用しても構いません。
便器に傷がつくことが心配な場合には、より傷つけにくい柔らかいスポンジタイプのトイレブラシを使うとよいでしょう。
しかし、パイプの中を掃除する時に使うような、柄がコイル状になっているものには注意が必要です。
柄の部分がステンレスなどの硬い金属でできているため、ここが陶器に当たると傷をつけてしまう可能性があります。
パイプの奥の掃除には、発泡タイプの洗剤などを使うと傷つけずに綺麗にすることができます。
また、トイレのつまりなどは無理に自分で解決しようとせずに、業者などに依頼するようにしましょう。
便器を痛めない掃除方法
どのようなトイレブラシを使用しても、強い力でこすらないことが大事です。
優しく丁寧に掃除するようにしましょう。
意外と盲点なのが便座や蓋などのプラスチック部分。
力を入れてこすってしまうと細かい傷がつきやすいので、十分に水分を含ませた柔らかい布やトイレットペーパーなどで掃除するようにしましょう。
また、totoのネオレストは中性洗剤での掃除を推奨されています。
こういった公式で推奨されているトイレ洗剤を使うことで、より便器を痛めずに掃除することができます。
totoのネオレストやパナソニックのアラウーノは、使えない洗剤はあるの?
メーカーが推奨している掃除用洗剤を使用することが一番安心ですが、トイレ用洗剤として市販されているものであれば、掃除に使用しても大丈夫です。
もし
「この洗剤は使えるのかな?」
と不安に思った場合には、メーカーに問い合わせてみましょう。
ただし、研磨剤が含まれている洗剤は使わない方が無難でしょう。
なぜなら、研磨剤が便器の表面を細かく傷つけてしまい、コーティングがはがれてしまうからです。
ネオレストは陶器表面に特殊なガラス層を焼き付けており、これが汚れを寄せつけない仕組みになっているのですが、研磨剤が入っている洗剤によってこのコーティングを傷つけてしまう可能性があります。
また強い酸性の洗剤も使わない方が良いでしょう。
成分の強い洗剤を使用することで、陶器のコーティングがはがれてしまう可能性があるからです。
上記でも触れましたが、便座や蓋などのプラスチック部分は傷がつきやすい部分です。
乾いた布で拭き掃除してしまうと細かな傷がついてしまうので、中性洗剤や水を含ませた布やペーパーで優しく掃除するようにしましょう。
totoネオレストやアラウーノにトイレブラシは使える?【まとめ】
いかがでしょうか。
最新の便器はそもそも汚れが付きにくかったり、汚れがついてもすぐに落ちるようになっていたりと、日々の掃除自体は非常に簡単に済むことが多いです。
どのトイレブラシを使用しても基本的には傷はつかないように耐久性がありますので、必要以上に神経質になることはありません。
メーカーで推奨されている洗剤などを使用して掃除することでより安心できるでしょう。