現在販売されているトイレブラシは様々あります。
アルミ製やステンレス製など耐久性が高い物が人気の一方で、実はトイレブラシでトイレのコーティングを傷つけてしまっている可能性があります。
結論から申しますと、研磨剤が入っているタイプのトイレブラシは普段の掃除で使わない方が無難です。
また鉄製のコイルなどが使われているトイレブラシはトイレのコーティングを傷つけてしまう可能性があります。
この記事では、トイレが傷つかないトイレブラシについての解説と、トイレが傷つかない掃除方法について解説したいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
トイレブラシはトイレを傷つける?
昔の便器は、陶器部分に細かな凹凸があり、トイレブラシでゴシゴシ掃除してしまうと傷がついてしまったり汚れが落ちにくくなったりといったトラブルの原因になることが多くありました。
しかし、現在販売されている便器やマンションなどで導入されている便器はコーティング剤を塗布することにより陶器の表面が滑らかになっており汚れが落ちやすく、また陶器自体も昔と比べると耐久性も格段に上がっています。
こういった事情から、一般的に販売されているトイレブラシでトイレの便器が傷つくことはまずありませんし、またトイレブラシ自体も傷つけるような素材が使われていることはありません。安心して使用してください。
トイレブラシの素材とトイレが傷つかないトイレブラシについて
トイレブラシの種類
(1)ブラシタイプ
プラスチック製や自然素材のものがあり、先端のブラシ状の部分で汚れをこすり落とします。
頑固な汚れに強くしっかりと掃除することができます。
(2)スポンジタイプ
ポリエステル製のものが多く、柄の部分と材質が違うことが多くあります。
便器をムラなく掃除することができ、またフチなどの細かい部分の汚れもかき出すことができます。
大まかに分けて上記の2種類に分かれますが、なかにはブラシ部分が着脱可能な使い捨てタイプのトイレブラシも販売されています。
着脱した部分はそのまま可燃ごみとして捨てることができたり、掃除後そのままトイレに流したりすることができるため、衛生的で人気となっています。
コーティングが傷つかないトイレブラシの2つのポイント
上記で触れたタイプのトイレブラシは基本的にはコーティングが傷つかないブラシですが、気を付けたいポイントが2つあります。
1つ目は、「研磨剤が含まれているかどうか」です。
一般的に販売されているトイレブラシには研磨剤などは含まれておりませんので、そのまま使用することができるでしょう。
ですが、なかには「研磨剤入りで汚れが良く落ちる」などと宣伝しているスポンジタイプのトイレブラシが販売されています。
もちろん、研磨剤が含まれていることにより黒ずみなどの汚れが落ちやすいという利点はありますが、頻繁に使用すると必要以上に便器を傷つけてしまいますから注意しましょう。
2つ目は「トイレブラシの素材」です。
プラスチックやスポンジ部分は柔らかい素材のためコーティングを傷つけることはありません。
しかし、例えばトイレの排水路奥を掃除するような、柄が長いワイヤータイプのブラシには気を付けましょう。
こういったブラシは柄の部分がステンレスなどの金属でできているものが多くあります。
この固い金属で便器をこすってしまうとコーティングを傷つけてしまう場合があります。
同様に柄の部分がステンレスやアルミ製のトイレブラシも注意が必要です。
普通に使っていれば柄の部分が便器に触れることはありませんが、フチ裏などの掃除しにくい場所を掃除する際にコーティングを傷つけてしまう可能性があることは意識しておきましょう。
トイレのコーティングが傷つかない掃除方法
トイレのコーティングが傷つかないトイレブラシを使用しても、掃除の仕方によっては傷がついてしまうことがあります。
(2)金属部が便器に触れないように掃除する
(3)掃除用洗剤との相性を考える
トイレの汚れはさほど力を入れなくても落ちるように便器にコーティングがされています。
必要以上にこすってしまうとコーティング事態も剥げてしまい本末転倒となってしまいますので注意しましょう。
また上記でも触れたとおり金属などのかたい素材が便器にぶつかるとそれだけで傷の原因になってしまいます。
さらに、掃除用洗剤とコーティング剤の相性を考えた時、強い塩素の洗剤や研磨剤が含まれた洗剤は避けた方がよいでしょう。
トイレのコーティングを傷つけ、ますます汚れが付きやすくなってしまうことを避けるためです。
この3つのポイントを意識することにより、より長くトイレのコーティングを持続させることができるでしょう。
トイレブラシでトイレは傷つかない?【まとめ】
いかがでしょうか?
基本的には、トイレブラシでは便器のコーティングは傷つかないので安心して使用してください。
しかし中には研磨剤が含まれているブラシもありますので注意が必要です。
パッケージや説明書などをよく読み、自分の家のトイレに使用できるかどうかをよく検討しましょう。
また、トイレブラシの素材や掃除方法によってもコーティングを傷つけてしまう可能性があります。
掃除の手順や使う洗剤などを今一度見直し、必要以上に便器を傷つけないように掃除ができるようにしましょう。