発達障害を持つ人、または自分が発達障害ではないかと不安に思う人が増えています。
私も何度か発達障害の診断サイトを見て自分は当てはまっていないか確認したことがあります。
発達障害の人は金銭の管理が苦手だと感じることが多いそう。
しかし、一方で発達障害を抱えながら、いろいろな対処法を組み合わせて上手に家計管理をしている人もいます。
この記事では発達障害の特徴や家計管理への影響、具体的な対処法などを記載しました。
もし発達障害だったとしても、対処法をうまく取り入れて家計管理に自信がもてるようになりたいものです。
家計管理に影響する発達障害の特徴とは？
発達障害にはいくつかのパターンがあり、中でもよく知られているのは以下の２つです。
＊ADHD（注意欠陥多動性障害）
物をなくしたり忘れたりする不注意性、十分に考えずに行動してしまう衝動性などが見受けられます。
物を無くしがちで何度も買い直さなければならなかったり、うっかり固定費の払込みを忘れてしまったりすることも。
また、一時的な衝動でお金を使いすぎる傾向もあります。
＊ASD（自閉スペクトラム）
強いこだわりを持ち、社会性の欠如やパターン化した行動などが見られます。
こだわりを満たすために買い物をしてしまうことや、どうしても買いたいものが出てきて多くのお金を使ってしまう恐れもあります。
また、ADHDとASD共に全体的な金額の把握が困難なことも特徴の一つと言われています。
発達障害の人は見やすい家計管理を心がけよう
発達障害の人が金銭管理の苦手意識を克服するためには、金銭を見やすく把握できるようにしておくことが大切。
自分が使って良い金額を一目で把握できるようにしておけば、衝動的に使ってしまうことを止められます。
また、使って良いお金を把握できるようにすることは、こだわりによる使いすぎを防止することにもつながります。
金銭を見やすく把握できる無理のない管理ルールを考えてみましょう。
発達障害の人でも苦手意識を乗り越える！家計管理の対処法とは？
＊透明なリフィルの中に予め使えるお金を入れて管理
１００均の６リングバインダーや無印のパスポートケースは、中身が見える透明リフィルを何枚も閉じることができます。
発達障害の人におすすめなのは、透明リフィルに予算を入れて生活費はその中でやりくりすると決めること。
例えば、給料日になったら決めておいた食費の予算を無印のクリアパスポートケースの中に入れて、１ヶ月そのお金でやりくりするというルールを作りパターン化させます。
＊クレジットカードで支払う項目を決めておく
クレジットカードはお金を使っている感覚が薄れて衝動的な買い物につながる恐れもありますが、自動引き落としによって払い忘れを防ぐこともできるし、買い物をした分の明細が残ります。
家計管理アプリを連動すればスマホで把握できるようになり、管理の負担を減らすことも。
毎月の固定費と交通費はクレジットカードで払う、それ以外は手元にある現金で支払うなどルールを決めましょう。
発達障害は家計管理が苦手？【まとめ】
発達障害の人はお金に関することに苦手意識を持ちがちですが、いろいろと対処法を組み合わせることで、家計管理に自信が持てるようになることも可能です。
もし、衝動的にお金を使いすぎたり、買い物しすぎてしまったりと反省することがあったのなら、それをチャンスだと前向きにとらえて金銭管理の方法を考えてほしいと思います。
今は１００均などで安く金銭管理ができるグッズも揃えられますし、いろいろ試しながら自分と家族にとって無理なく続けられそうなルールを考えてみてくださいね。
