油の捨て方とは?凝固剤を初めての使う時の注意点も解説!

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台所が汚れるのが嫌という理由で嫌煙されがちな揚げ物ですが、皆さんの家庭は揚げ物を作りますか?

我が家は子供が唐揚げ好きで、かなりの頻度でリクエストをもらうので、ここ最近はよく作ります。

揚げ物は他の調理法にはない独特の美味しさがありますが、一番やっかいなのは調理後の油の捨て方ですね。

油の捨て方にはいろいろな方法がありますが、今回は、凝固剤を使った油の捨て方をはじめ、凝固剤を初めて使う時の注意点や100均で購入できる凝固剤について取り上げていきます。

我が家のように揚げ物をよくする人も、あまり揚げ物をしない人も、凝固剤を使った油の捨て方について今一度確認してみましょう。

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目次

油の捨て方は凝固剤を使う以外にもある!

凝固剤を使った油の捨て方の話をする前に、油の捨て方には凝固剤を使う以外にもさまざまな方法があります。

キッチンタオルや新聞紙、古布に吸わせる

油が冷めてから、鍋の中にキッチンタオル、新聞紙、古布などを入れて吸わせます。揚げ焼きなど、捨てる油が少ない場合におすすめです。

牛乳パックを使用する

キッチンタオル、新聞紙、古布などを入れた牛乳パックの中に冷ました油を入れ、口をテープなどでとめます。

ポリ袋を使用する

漏れないように2重か3重にしたポリ袋に、キッチンタオル、新聞紙、古布などを入れ、牛乳パックの中に冷ました油を注ぎ口をしばります。

片栗粉を使用する

油が熱いうちに油と同量の片栗粉を入れて混ぜ、冷めてドロッとした状態にしてから捨てます。

油が大量にある場合は大量の片栗粉が必要なので、捨てる油が少ない場合におすすめです。

凝固剤を使用する

片栗粉と同じ要領で、油が熱いうちに凝固剤を溶かします。手間が最小限で済むのでおすすめです。

油を捨てる際には、自然発火に注意!

先ほどさまざまな油の捨て方を紹介しましたが、油を捨てる際、気を付けないと思わぬ大惨事になることがあります。

油による火災は調理中だけだと思っている人は多いと思います。私もそう思っていた一人です。実は、油による火災は調理中だけではありません。稀にですが調理後の油でも火災が発生することがあります

油は、空気中の酸素に触れると熱を持ちます。このことを酸化熱というのですが、酸化熱が蓄積すると高温になり自然発火することがあります。

特に気温の高い夏場は、油を含んだ紙や布が高温になりやすく、自然発火の危険性が高まります。

自然発火を防ぐための注意点は2つあります。

①油を冷ましてから処理をする。
②牛乳パック、ポリ袋などを使用した油の捨て方の場合には、油を入れる前に、キッチンタオル、新聞紙、古布などに水をしみこませる。油が少量で吸わせた場合は、油を吸わせた紙や布を水に浸してから捨てる。

思わぬ火災を防ぐためには、油を捨てる前のひと手間をすることが大切です。

油の捨て方で凝固剤を初めて使う際の注意点とは?

前置きが長くなってしまいましたが、本題に入りますね。

油の捨て方としては手軽な凝固剤を使った方法ですが、使用する際の注意点があります。

凝固剤を初めて使う人はもちろん、私のように使い慣れている人ももう一度確認しておきましょう。

先にも書いた通り、凝固剤を使用する際は調理後の油が熱いうちに入れて混ぜます。

調理後すぐに凝固剤を入れるのが手間がかからずおすすめですが、調理後すぐに入れるのが難しい場合もありますよね。

冷えた油に凝固剤を入れる場合は、凝固剤を入れてから火を付け、かき混ぜながら温めます。凝固剤は80℃くらいで溶けますので、溶けたらすぐに火を止めます。

油は食材が入っていないと、すぐに高温になります。

油の温度が360℃に達すると火種がなくとも自然発火します。油を加熱する際はその場を離れないようにしましょう。

油から白い煙が立つようになると200℃に達していますので、加熱しすぎにはくれぐれも注意してください。

固まったら燃えるゴミで捨てますが、必ず油が冷えてから捨てましょう。熱いまま捨てると、自然発火する可能性があります。

凝固剤は100均でも買えるってホント?

凝固剤を使った油の捨て方は、固めるので漏れる心配がなく、一番手軽な方法ですが、ネックなのは凝固剤の価格ですよね。

私は生協で買っていますが、けっこう高いです。

実は、凝固剤はドラッグストアやスーパー、生協などで販売されていますが、100均でも購入できるようです。

100均でも凝固剤が購入できるとは、私も知りませんでした。

100均の製品でも油が固まるようですし、私も今使っている凝固剤がなくなったら、100均で購入してみようと思います。

100均では、ダイソー、セリア、キャンドゥで凝固剤が販売されています。現在購入できる凝固剤を店舗ごとに分けて紹介していきます。

ダイソー

天ぷら油凝固剤(20g×5包)
1包で約650mlの油を固めることが可能です。

セリア

セリアで販売されているものは2種類あります。油の量によって選べるのはいいですね。

①てんぷら油処理用 固めてポイ(18g×4包)
1包で約600mlの油を固めることが可能です。
②ちょっとの油固め隊(12g×6包)
1包で約400mlの油を固めることが可能です。
油が少ない場合は、こちらが便利ですね!

キャンドゥ

固めてポン(20g×3包)
1包で約600mlの油を固めることが可能です。

油の捨て方とは?凝固剤を初めての使う時の注意点【まとめ】

今回は、凝固剤を使った油の捨て方や凝固剤を初めて使う時の注意点、100均で購入できる凝固剤について取り上げました。

私は、調理中に出た余計な油や薄く油を引きたい時に、キッチンペーパーで拭くことはよくやることなのですが、油の付いたキッチンペーパーから自然発火する可能性があるとは全く知りませんでした。

きっとこの記事を読んだ皆さんも、自然発火のことは知らない人が多かったのではないでしょうか?

油は調理中だけではなく、調理後の油にも常に危険性があることがわかりました。

数時間後に処理した油を入れたゴミ箱が燃えていたなんてことにならないよう、油の捨てる前のひと手間で正しく安全に捨てましょう。

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