通信販売を利用することが増えて、いつの間にかダンボールがたまっていませんか?
ダンボールは資源ゴミとして出すことができますが、正しい捨て方をご存知でしょうか。
いろいろな大きさのダンボールを捨てるときには、持ち運びしやすいようにまとめますよね。
一般的には紐を使ってまとめるものなんですが、ガムテープでまとめた方が作業が簡単ということに気づいて、そうしている方もいるかも知れません。
今回はダンボールの捨て方で、まとめるにはガムテープを使って良いのか、どんなことに注意しなければならないのか解説していきます。
ダンボールの捨て方でをガムテープでまとめるのはOKか?
ダンボールを資源ゴミで出すときには、大きさがバラバラのダンボールをまとめないといけませんよね。
まとめるのにガムテープを使って良い自治体はないようです。
多くの自治体では、紐で束ねることを推奨しています。
紐の素材についても、紙製のものを使用するように指定しているところもあります。
確かに紐で十字に縛るほうが、持ち運びしやすくバラバラにならない気がします。
なぜダンボールをガムテープでまとめるのはNGなのか
ダンボールの捨て方でガムテープを巻きつけるのが、なぜ望ましくないのでしょうか?
その理由はガムテープの素材はリサイクルできないからです。
ダンボールなどの古紙は、資源ゴミで回収されてから製紙会社に引き取られます。
そこで繊維状にするために溶解処理をします。
ガムテープでぐるぐる巻きにされていると、防水加工と粘着質のために溶けにくくなってしまいます。
作業員の方がガムテープを一つ一つはがすという手間が必要になってしまいます。
リサイクルする前に、そんな手間がかかっては大変ですよね。
ダンボールをまとめるのにガムテープを使うのは避けましょう。
最初からついているガムテープはそのままでいいのか
ダンボールをまとめるのにガムテープを使うのは良くないということでした。で
は、最初からついているガムテープは、はがさないといけないのかと疑問に思いますよね。
その点についてのルールは自治体によってばらばらです。
ガムテープをはがすように指示がある地域もあれば、特に指示がなくそのままでいい地域もあります。
ガムテープ以外にも、留め金やカーボン紙(宅配伝票など)を取り外すように決められている自治体もあります。
いずれにしてもダンボールを資源ゴミに出す前に何を外しておくべきか、お住いの自治体のホームページなどで確認してください。
リサイクルされることを考えると、自治体で決められていなくても、ガムテープなどをはがすように心掛けたいですね。
はがしたガムテープは燃えるゴミに出すようにしてください。
資源ゴミに出せないダンボールとは
新しいダンボールの原材料は、なんと90%以上が使用済みダンボールです。
家庭から資源ゴミとして出ているダンボールが、リサイクルに活用されているということですね。
ただダンボールならどんなものでも資源ゴミに出せるかというと、そうではありません。
燃えるゴミで出すほうが良い場合もあります。
例えば、宅配ピザのダンボールです。油汚れやにおいがついているためリサイクルできません。
汚れがひどいダンボールは、折りたたんで燃えるゴミとして処分するようにしてください。
ダンボールの捨て方でガムテープでまとめるのはアリ?【まとめ】
ダンボールの捨て方でガムテープを使うのは良いのか解説してきました。
結論としてはリサイクルされることを考えて、ガムテープを使わないほうが良いということです。
ダンボールの捨て方で大切なポイントをまとめておきます。
・ダンボールをまとめるのは、ガムテープでなく紐を使う。
・最初からついているガムテープははがしておく。
・ガムテープ以外にも、留め金やカーボン紙(宅配伝票など)も取り外す。
・汚れがひどいダンボールは資源ゴミでなく、燃えるゴミで出すようにする。
お住いの地域のルールに従って処分するのはもちろん、たくさんのダンボールがリサイクルされるように、みんなのちょっとした気遣いが大切ですね。