ウタマロクリーナーで床掃除したのにベタベタする?!その原因対策をさぐる!

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あなたはおうちの掃除、好きですか?

最近ではおうち時間も多くなっていることから、お掃除の便利グッズがたくさん発売されており、洗剤の種類も以前に比べたら急激に増えています。

その中でも便利なのが「中性洗剤」。

普段よく使うもので言えば、食器用洗剤や衣類用の洗剤ですね。

最近の商品は肌にも優しい印象がありますが、使い方や使う場所を間違えると大変なことになります。

  • ウタマロクリーナーは興味あるけど、コレ1本でおうちの中をまるごとキレイに!って本当?
  • ・ウタマロクリーナーで掃除してはダメなのってどんなところ?
  • 結局どうすれば床に使えるの?床がベタつく原因とその対策は?

今回の記事では、こういったお悩みに答えていきます。

失敗例を知って、賢く対処していきましょう。

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目次

床掃除をしたのに逆に床がベタベタする…

せっかく掃除したのにベタベタになってまたやり直しになると、とてもじゃないですがやり切れないですよね。

またイチからやるのかよ、と…。

その一例がこちらのブログ
https://ameblo.jp/vitamin-lemon-33/entry-12517198831.html

インスタやクチコミなどで知っていたようでさっそく試してみたら、夜に帰ってきたご家族の方に「床がベタベタするよ」と指摘されたとのこと。

試しに水拭きしてみると泡立ってしまって、到底手に負えない状態に。

そこである疑問が浮かびます。

・ウタマロクリーナーはどんなところにも使って大丈夫なのか?
・そもそもどういった洗剤なのか?

さっそく掘り下げて行きましょう。

ウタマロクリーナーとは?

株式会社東邦という企業が製造・販売している商品。

ウタマロ石けんを代表とするウタマロシリーズの中のひとつに、このウタマロクリーナーはあります。

「ガンコな汚れも簡単キレイ」がコンセプトの中性洗剤です。

成分などの詳細
品名 住宅用合成洗剤
用途 換気扇、キッチン・レンジまわりのお掃除、お風呂掃除、トイレ掃除、
窓ガラス・アルミサッシのお掃除、その他水拭きできる壁紙・家具・床・プラスチック製品のお掃除に。
液性 中性
成分 界面活性剤(5% アルキルベタイン)、水軟化剤、安定化剤

※ウタマロクリーナーの紹介ページhttps://www.e-utamaro.com/products/cleaner より引用

このページには実際に汚れた換気扇の羽部分の写真があり、ウタマロクリーナーでキレイになった写真も載っています。

そもそも中性洗剤って?

中性洗剤は、その名のとおり液性としては「中性」であり、例えば台所用洗剤や洗濯用洗剤など直接肌に触れる機会があるような洗剤はほとんどが中性洗剤です。

その他に「酸性」「アルカリ性」の洗剤が存在します。

なぜこんな液性があるのかというと、実は汚れも「酸性」「アルカリ性」があるんです。

例えば油汚れは「酸性」の汚れですし、水アカは「アルカリ性」の汚れです。

洗剤と汚れを混ぜ合わせたとき、結果として「中性」になっていれば汚れは落ちやすくなります。

そして中性洗剤はお察しのとおり、中性の汚れ(付いたばかりの軽い油汚れや皮脂などの軽い汚れ)を落とすことに適しています。

また人の肌は弱酸性と言われていますが、それに近い酸度の中性洗剤だから素肌で使用できるのです。

これが「中性洗剤は手肌にやさしい」と言われる所以です。

使えるところ、使えないところ

成分表記に続いて、こちらの表記もありました。

使えないもの 水拭きできない家具・床・壁紙など、天然の石材、うるし等の塗り製品、銀製品、
自動車、液晶・プラズマディスプレイの表面、革製品など。

※ウタマロクリーナーの紹介ページhttps://www.e-utamaro.com/products/cleaner より引用

ちゃんと「水拭きできない床」って書いてありますね。

基本的に床材がフローリングの場合は、水拭きでの掃除はあまり推奨されていないようです。
ワックスが剥がれる(=ベタベタする)可能性があるからです。

その部分はわかっていながらもウタマロクリーナーで掃除してしまったんですね。。。

他にも壁紙や銀製品、一見大丈夫そうな液晶やプラズマディスプレイの表面もダメなんですね。

これ一本で家の中を掃除するには、中性洗剤のはずなのにかなり頭を使いそうです。

中性洗剤での汚れの落ち方

これも化学の話で申し訳ないのですが、中性洗剤には界面活性剤が含まれています。

この成分が本来混ざるはずのない水分と油分を混ざりやすくするため、汚れが落ちるといった仕組みです。

界面活性剤にも様々な種類があるのですが、ここでは割愛しますね。

先ほど油汚れは「酸性」の汚れだというお話をしましたが、ついたばかりの油汚れ(食事に使った食器や調理後のフライパンなど)だったら中性洗剤で落ちます。

キッチンの換気扇やガスコンロまわりの、付着してから長い年月が経った汚れは完全に「酸性」の汚れになるので、中性洗剤で落とすことはなかなか難しくなってきます。

ここまでの内容で「なんだか矛盾してきたな…」と思ったあなた、鋭いです。

床がベタベタするときの原因対策

前出の体験談の方は、ネットに出ている様々な記事を参考にしておそうじをしました。
なのに誰も「ベタベタするようになった」とは言っていないのです。

原因

詳しくはわかりませんが、おそらくウタマロクリーナーの原液をそのまま使用してしまったことが原因だと考えられます。

「床がキレイに、サラサラになったよ!」と発信をしている方々には、原液をそのまま使用している方はいませんでした。

洗面器一杯の水に1~2プッシュほどウタマロクリーナーを溶かし込み、薄めて使っていたのです。

そこを見誤ったのか、原液をそのまま床に吹き付けて掃除をしてしまっていた模様。

ベタついた床をメラミンスポンジと水の激落ちくんを使って、また掃除したそうです。。。

ここで、ウタマロクリーナーの用途の詳細を見てみましょう。

用途 換気扇、キッチン・レンジまわりのお掃除、お風呂掃除、トイレ掃除、
窓ガラス・アルミサッシのお掃除、その他水拭きできる壁紙・家具・
床・プラスチック製品のお掃除に。

※ウタマロクリーナーの紹介ページhttps://www.e-utamaro.com/products/cleaner より引用

先ほど、中性洗剤で汚れが落ちやすいところ、落ちにくいところのお話をしましたが、換気扇、キッチン、レンジまわりは時間が経過してこびりついた油汚れ(=酸性の汚れ)が多いですよね。

それを床の掃除に原液でつかうと…お察しのとおりです。

対策

そのほかにも使える箇所としていくつか上がっていますが、ちょっと心配ですよね。

対策としては、ある程度薄めて使うか、掃除したいところの素材の端の方で一度試してみてから使うことをおすすめします。

また水で洗い流せない箇所(水拭きできる床や家具、キッチンの壁など)では、最後の仕上げの水拭き・乾拭きをやっておくのが無難です。

ウタマロクリーナーで床がべたべたする【まとめ】

手肌にやさしい中性洗剤とは言っても、使い方を間違えると大変なことになること、お分かりいただけたでしょうか?

今回の記事をまとめると以下のようになります。

床掃除にウタマロクリーナーを使用してベタベタする床になってしまった方の体験談から、本当に使って大丈夫なのか?そもそもどんな洗剤なのか?の疑問が浮上。

洗剤にも汚れにも「酸性」「中性」「アルカリ性」があり、汚れの酸度を中和する洗剤を選ぶ必要がある。ウタマロクリーナーは中性の住宅用洗剤であるが、使えるところ・使えないところがあり、ガンコな油汚れ(酸性の汚れ)も落とせると謳っている。

前出の体験談によれば、床がベタベタする原因は薄めずに原液で掃除をしてしまったことが考えられる。対策としては薄めて使用するか、原液が使用できるか怪しい箇所に関しては、端の方で一度試してから行う必要がある。

しかし、ウタマロクリーナーの紹介ページには原液を吹きかけて床の掃除をしている写真があるんですよね…。

これ以上、真似して失敗したという方を増やしたくありません。

今回の記事では、ウタマロクリーナーを「よくない製品だ」と言いたいのではなく、洗剤だろうと何であろうと使い方を間違えると大変なことになるよということをお伝えしたかったのです。

みなさんも新しい洗剤にチャレンジしたくなったときは、注意書きをよく読んで正しく使いましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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