私はお風呂掃除に花王製品「バスマジックリン 泡立ちスプレー」を使っています。
この製品は浴槽に製品をかけこすらずに汚れが落ちるのですが、実は最近までお風呂掃除では汚れはこすらないと落ちないものだと思い込んでいました。
お風呂掃除で浴槽をこすらずに掃除されている方はいらっしゃるでしょうか?
ほとんどの方が浴槽をスポンジでこすってお掃除されているのではないでしょうか?
本当にこの製品はお風呂の浴槽はこの製品をかけこすらずに汚れが落ちるのか、以下にて検証していきたいと思います。
バスマジックリンはこすらないでも風呂掃除はできる?
花王のバスマジックリンには色々な種類があり、最近では新商品のバスマジックリンエアジェット(弱アルカリ性)が出ていますね。
現在私は従来のバスマジックリン泡立ちスプレー(中性)を使っています。
今回調べていきたいバスマジックリン泡立ちスプレーはどんな成分なのでしょうか?
合わせて基本的な使い方を確認していきます。
(以下は花王ホームページより引用です)
液性:中性
●成分:界面活性剤(6% アルキルベタイン)、泡調整剤、金属封鎖剤<浴槽内に(毎日のおそうじに)>
●シャワー等で全体をぬらしてから、汚れにスプレーし、20~30秒おいて、すすぎ流す。
※汚れがひどい時はスポンジなどで軽くこすって、すすぎ流してください。<床・壁・洗面器・イス等に>
●汚れに直接スプレーし、スポンジなどで軽くこすり、すすぎ流す。
●汚れがひどい時は、2~3分おくと効果的。<除菌※1・ウイルス除去※2に>
●水分をふきとり、直接スプレーして5分おいて、すすぎ流す。
※1 すべての菌を除菌するわけではありません。
※2 すべてのウイルスを除去するわけではありません。エンベロープタイプのウイルス1種で効果を検証。
★一部の浴槽や床・壁では白く変色することがあるので、目立たない場所で確かめてから使う。10分以上放置しない。
★泡になりにくい場合は、「止」の状態で先端部を水で洗い流してください。
★白く残るしつこい水アカには、クリームクレンザー [ホーミング]をお使いください。用途や基本の性能は6種類とも共通です。泡でスプレーする「泡立ちスプレー」タイプは、泡が汚れをぐいぐい吸い込み、湯アカ・皮脂汚れをスッキリ落とします。
・・・なるほど、泡タイプは、汚れを泡が吸ってくれるのでゴシゴシしなくても汚れが落ちるのですね。
しかも、落ちない汚れの対処方法も書かれていてすごく丁寧です。
気になったのが、従来のバスマジックリンには「中性」であり、新商品のバスマジックリンエアジェットは弱アルカリ性です。
この違いは何なのか調べました。
(以下は東京都クリーニング生活衛生同業組合HPより引用)
実は「酸性」・「アルカリ性」には、強弱があります。例えば最近では、シャンプーなどのCMで「弱酸性」という言葉を見聞きしたりしませんか?一方、「塩酸」「硫酸」など危険を伴う「強酸性」の水溶液があります。
このように酸やアルカリの強さを表すのに、専門的にはpH(ピーエッチ/ペーハー)と呼ばれる数値が使われます。その数値に基づき「酸性」「弱酸性」「中性」「弱アルカリ性」「アルカリ性」に分類されます。
pHは数値の7を中心(中性)に数値が低くなるにつれて「酸性」が強くなり、数値が高くなるについれて「アルカリ性」が強いという評価になります。
7を中心に数値が低いまた高いほど、皮膚の細胞などを溶かしたり、物質を分解したりなどの影響を与えることになります。つまり一言でいえば危険になります。
・・・・これによると、中性と弱アルカリ性を比較すると、弱アルカリ性の方がよく汚れが落ちて、中性の方が体には優しいという事なのですね。
このバスマジックリンの成分は界面活性剤が使われています。界面活性剤は色んな洗剤や石鹸などに使われていますがどういうものなのでしょうか。
調べてみました。(以下花王ホームページより引用)
界面活性剤は、界面(物質の境の面)に作用して、性質を変化させる物質の総称です。構造としては、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の2つの部分を持っています。
この構造が、本来、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。代表的なものに石鹸(脂肪酸塩)があります。
また、洗剤の他にも、医薬品、化粧品、食品などの成分としても広く使われています。
ということは、浴槽に垢など油分の多い汚れが目立つ時は、スポンジの手洗いでは落ちないかもしれませんね。そんなにスポーツした後や半身浴などで浴槽に沢山油分が浮いている時は、洗剤使った方が良いかもしれません。
私は毎日お風呂掃除していて(環境の事が気になるので洗剤使うのは週に1回位です)、そこまで汚れが目立っていないのと、自分自身手荒れしやすいので、どっちかというと中性のバスマジックリンの方が好みです。
バスマジックリン泡立ちスプレーをこすらずに使ってみました
今回バスマジックリン泡立ちスプレーを風呂掃除でこすらずに使ってみました。
方法は、気になる所にスプレーをかけ30分後にシャワーで1分程洗い流します。
内側全体に万遍なくスプレーしました。
→結果、昨夜の風呂汚れの茶色っぽいところは本当に綺麗に落ちました。
しかし何年か前からあった赤い点の様な汚れは残念ながら落ちませんでした。再度スプレーし5分後にゴシゴシスポンジでこすってみましたが変化無しです。
結構最近できたような赤っぽいカビが張っているように見えたところにスプレーしました。
→結果、綺麗に落ちました。
バスマジックリンをこすらないで風呂掃除した感想
びっくりしました。ちゃんとバスマジックリンの風呂掃除はこすらないで汚れがおちるものなのですね。こちらの使い方の方が便利です。
1分~2分シャワーで洗い流したのですが、特にすすぎ残しの感じは無くて大丈夫でした。
ただ、浴槽内の追い炊き口(循環口カバー)のお湯が出てくる場所に洗剤がどうしても入り込んでしまうので、ここは部品を外して中まで洗った方が良さそうです。
バスマジックリンはこすらない?【まとめ】
バスマジックリン泡スプレータイプの検証は、いかがでしたでしょうか?
最近ついた赤っぽいカビの汚れにこんなにバスマジックリン泡スプレーがこすらないで効くとは嬉しい結果でした。お風呂掃除って結構大変なのですよね。ゴシゴシしたり、かがんだり立ってシャワーしたり、一日疲れている日には体力使います。
コロナの影響で運動不足なのである程度家事する事で運動になるからいいのだけど、忙しい時はすぐに済ませられる方がいいですよね。
浴槽内についた点のようなカビはまた別の機会に別の洗剤を使っておとせるか試してみようと思います。