お食い初めは、赤ちゃんの健やかな成長を祈願する大切な日本の伝統行事です。
この特別な日に、お呼ばれをうけた祖父母がどのような服装を選ぶべきか、特にフォーマルなシーンにおいて、適切な装いを提案することで、祖父母の皆様がより一層その日を楽しむお手伝いをしたいと思います。
この記事では、祖父母がお食い初めでの装いについて、フォーマルな場にふさわしいスタイリングのポイントをご紹介します。
今回は、お祝いする場所や夏や冬など季節にあわせた祖父母の服装の選び方やお食い初めのときの祖父母の服装で気を付けることはどんなことかなどについて、まとめてみました。
お食い初めの時の祖父母の服装の決まりは?
お食い初めではこうでないといけないと言った服装の決まりはありません。
主役は赤ちゃん。
主催は赤ちゃんのご両親。
お呼ばれを受けた祖父母は、極端に目立ったり周りのバランスを崩すような服装は避けたいですね。
あらかじめどんな服装にするかをみんなで話し合って決めると良いですね。
主催者である赤ちゃんの両親の意向を確認
お食い初めの主催者は主役である赤ちゃんの両親です。
まずは、赤ちゃんの両親(祖父母から見たら息子or娘夫婦)の意向を確認するのが大事です。
両親がカジュアルな服装の方針であれば祖父母もカジュアルで良いですし、両親がフォーマルな服装の方針であれば祖父母もあわせましょう。
両親がカジュアルな服装なのに一人だけ気合を入れて着物では浮いてしまうし、誰が主役か分からなくなります。
カジュアルな服装でも良いのか心配になる方もいらっしゃいますが問題ありません。
自宅でお食い初めの準備を行う際には、準備がすごく大変です。
ママは授乳のことを考えて、服も普段着の方が動きやすいことを考慮し、祖父母も含め皆、普段着で…と話し合うケースも少なくはありません。
普段着よりも、スーツの方がちゃんとしたお食い初めをすることが出来るのでは?とも思われますが、赤ちゃんへのお祝いをする気持ちがあるなら、服装にこだわることはあまり考えなくてもいいのでは?と思います。
自宅か外食するのか
お食い初めを自宅で行うのか、もしくは外食するのかでも服装は異なります。
一般的には自宅で行う場合はカジュアルな服装で良いでしょうし、逆に外食する場合は少しフォーマルな服装にした方が良いでしょう。
ただし、自宅で行う場合でも親戚一同を呼んで集まるような場合はカジュアルはあまり向いていませんし、逆に外食でもカジュアルな和食屋さんのようなところでしたらカジュアルでも良いかも知れませんね。
いずれにしても、時と場所と場合によってふさわしい服装を目指しましょう。
写真撮影やホテルでのお食い初めならスーツ
お食い初めと写真撮影が同じ日の場合や、ホテルを予約してお食い初めを行う場合などは、みんなでスーツを着用します。
写真撮影では、やはり祖父母も一緒に写ってほしいものです。
なので、みんなでスーツを着ることが多いです。
何かと同じ日にすると、その日はすごく大変ですが、スーツを着る頻度はが少なくなるとも声もありました。
祖母が着物を着る場合
やはり、ちゃんとした祝い事には着物は欠かせない!と言う人もいるようです。
母親が着物を着る時には、祖母も着物を着ると言う人も多いです。
母親がスーツを着るのに、祖母が着物なのは少し違和感を感じますね。
料亭でお食い初めをする時には、着物なら訪問着を着ます。
お食い初めには赤ちゃんには着物をと考えるお母さんのほとんどは、赤ちゃんに合わせて着物を着るようです。
祖母もそれに合わせて着物を着る人が多いようです。
お食い初めの正式な儀式としても、全員が和装をするのは望ましいとされています。
お食い初めの際に祖母が着物を着る場合は、特に格式を重んじた服装が求められるので、選ぶ着物の種類や柄に注意が必要です。
以下のポイントを参考にしてください。
訪問着(ほうもんぎ)
訪問着は、準礼装として最も適した着物の一つです。華やかさがあり、祝いの場にもぴったりです。
色や柄も季節感や祝いの雰囲気に合わせたものを選びましょう。
淡い色や落ち着いた色合いが、お祝いの場にふさわしいです。赤ちゃんが主役の場なので、あまりにも派手な色は避けた方が良いでしょう。
色無地(いろむじ)
色無地はシンプルながら品があり、礼装としても通用します。
単色で無地ですが、家紋を入れると格が上がり、フォーマルな場にぴったりです。
控えめで上品な色(薄ピンク、クリーム、淡いブルーなど)を選ぶと、穏やかな雰囲気を醸し出します。
小紋(こもん)
小紋は柄が全体に広がったカジュアルな着物ですが、祝いの席には柄の少ない上品なものを選ぶと良いです。
華やかさよりも落ち着いたデザインを選びましょう。
お食い初めの場合、小紋は訪問着や色無地に比べて少しカジュアルになりますが、家族の集まりであれば適していることもあります。
帯
帯も着物に合わせてフォーマル感を出しましょう。
袋帯や名古屋帯の中で、品のある色や柄を選ぶとバランスが良くなります。華やかすぎないが祝いの場に相応しいデザインが理想的です。
その他
季節感を大切にし、例えば春なら桜のモチーフ、秋なら紅葉のモチーフなど、季節に合った柄を選ぶとより一層場にふさわしくなります。
足元は草履を合わせ、髪型も着物に似合うようにまとめ髪にすると、全体的なバランスが整います。
着物を着ることで、お祝いの場にふさわしい格式と品を保ちながら、家族としての温かい雰囲気も表現できます。
祖母が着物以外のフォーマルな服装を選ぶ場合
お食い初めで祖母が着物以外でフォーマルな服装を選ぶ場合、以下のような服装が適切です。
ドレス
ミディアム丈やロング丈のドレスで、過度に華やかでない、控えめな装飾のドレスが適しています。素材はシルクやシフォンなど軽やかで品のあるものを選ぶと良いでしょう。
パステルカラーや落ち着いた暗めの色(ネイビー、ダークグリーン、ブラウンなど)が選ばれることが多いです。派手すぎない色選びがフォーマルな場にふさわしいです。
スーツ
テーラードスーツなど上品な女性用のスーツも、フォーマルな場に適しています。ジャケットとスカートのセットや、パンツスーツがおすすめです。
ウールやツイードなどの素材で、色は黒やグレー、紺などの落ち着いた色が良いでしょう。
アクセサリー
過度に派手なものは避け、シンプルで控えめなアクセサリーを選びます。
真珠のネックレスや小ぶりのイヤリングが適しています。
靴とバッグ
低めのヒールがあるクリーンなデザインの靴が適切です。色はドレスやスーツに合わせて選びましょう。
小さめのハンドバッグやクラッチバッグを選び、色は服装に合わせたものが良いです。
祖父がフォーマルな服装をする場合
お食い初めにおける祖父のフォーマルな服装については、次のようなアイテムを組み合わせると良いでしょう。
ジャケットまたはブレザー
紺やダークグレーのブレザーはフォーマルな場にふさわしいです。素材はウールやウールブレンドが適しています。
少しカジュアルな雰囲気でも、整えられたジャケットならフォーマルな場に合います。
シャツ
白やライトブルーなどのクリーンで明るい色のドレスシャツを選びます。カフスボタンのあるものを選ぶとさらにフォーマルな印象になります。
パンツ
ジャケットやブレザーに合わせた色のスラックスを選びます。
色はダークグレー、紺、黒などが一般的です。
その他身に着けるもの
シンプルなパターンや無地のネクタイが適切です。色は服装と調和するものを選びます。
履き物は黒やダークブラウンの革靴を選びます。きれいに磨かれたものであれば、よりフォーマルな印象を与えます。
ベルトは、パンツに合わせた色の革ベルトを使用します。
腕時計をする場合はシンプルでエレガントなデザインの腕時計がフォーマルな場に適しています。
(筆者)我が家の祖父母の場合
我が家の場合は、両家のお父さん2人がスーツを「長時間着るとストレスがたまる」と言い、この一言からみんなして普段着で行うことになりました。
わたしは正直、「お父さんグッジョブ!!」と言った気持ちでしたね(笑)
私も、授乳の関係もあり、普段着で過ごしたいと思っていました。
それでも、授乳用の少しきれい目な服装をしました。
お母さんたちは普段着ではありましたが、私同様こぎれいな格好をしていました。
赤ちゃんは主役なので、赤ちゃんだけオシャレに和服にしましたが、家で行うということもあり、大人たちが普段着の方が、より赤ちゃんが目立っていいのでは?と話していました。
お食い初めに祖父母がお呼ばれした時の服装は?【まとめ】
正式な服装もあると思いますが、家庭によって、服装も自由でいいのかなと思います。
服装で悩むときには、あらかじめみんなで話し合えばいいのかなと思います。
その方がみんな安心ですよね。