今回は「お宮参りの際、招待した両親に手土産を渡すべきなのか」をテーマにお送りします。
お宮参りは赤ちゃんにとってお七夜の次にくるお祝いごと。
無事に生まれてきたことと、これからの成長を願う大事なイベント。
みんなでお祝いしてあげたいですね。
ここ数年は核家族が一般的になっています。
離れて暮らしていても可愛いお孫さんのお祝いごと。
両家の両親がお宮参りに参列するご家族もまだまだ多いことでしょう。
同じ家族とはいえ両親はお呼ばれされる側。
招く子ども夫婦がホストということになります。
わざわざ足を運んでくれた両家の両親。
手土産を用意したほうがいいか迷っていませんか?
特にお祝いの食事会を用意している場合。
お祝い御膳がお返しにあたるんだから手土産まで必要?なんて疑問も。
結論を言うと、私は手土産は必要だと思います。
その家族によって状況は違うけれど、手土産は用意しておくべき。
お宮参りでは手土産が必要?
お宮参りの手土産は、来てくれた両親への感謝の気持ち
両家の両親からお宮参りのお祝い金をいただくことでしょう。
たしかにお祝い御膳はお祝い金のお返しと考えていいと思います。
ならば手土産は、来てくれたことへの感謝の気持ちとして用意したいもの。
お祝い金以外にも先に支度金としてお金をいただいたり、または着物を用意してもらったりしていたらなおさら。
出産の時も両家の両親にはなにかとお世話になっているはず。
手土産は、用意する側の気持ちの問題ではないでしょうか。
お金をいただいたから…ではなく、お祝いごとを一緒に喜んでくれたことへの感謝の気持ちを表したい。
お祝い金より多少オーバーしてとしても、私は用意してほしいと思います。
でも、やりくりが大変な時もあるでしょう。
お宮参りに限らず、子どものお祝いごとはお金がかかるもの。
なので、無理してでも買う必要はありません。
例えば赤ちゃんのお母さんの手づくりお赤飯なんてどうでしょう。
お菓子作りが得意な人ならそれもいいですね。
両親のお帰りの時に手土産として十分気持ちが伝わるはず。
内祝いとして手土産にするなら熨斗(のし)をつけて
食事会の席は特に設けないって方ももちろんいるでしょう。
ご両親が遠方から来ていて早く帰らなければならないとか理由はそれぞれ。
なので、お祝い金のお返しを手土産として渡したい場合。
簡単なものでなく、しっかりお返ししたいと考えている方。
一般的にお祝い金のお返しは、いただいた金額の3割から5割。
この金額の幅の差は、住んでいる地域の慣習やその人の考えによるところが大きい。
なので、ご主人とよく話し合って決めることが大事です。
お宮参りの手土産の「のし」のつけ方
お返しとするなら熨斗(のし)はつけましょう。
水引は紅白のちょうちょ結びのものを選んでください。
結び目がほどけるちょうちょ結びはお祝いごとは何度あってもいいという意味。
なので、お宮参りなどのお祝いに使われます。
熨斗の表書きは 【内祝い】。
その下に表書きより小さめに赤ちゃんの名前を書きます。
赤ちゃんからのありがとうという意味で。
さらに外熨斗と内熨斗の違いもあります。
内熨斗は熨斗をつけたお品を外から包装するもの。
あまり大げさにしたくないお返しの時や、汚れから品を守るため郵送の時に使います。
外熨斗は直接手渡しする時に使うので、この場合はどちらに熨斗をつけても大丈夫。
お宮参りの手土産は、地元の美味しいものがぴったり
お歳暮やお中元のような定番ギフトもいいけれど、地元のものにこだわってみるのもいいですね。
せっかく両親に来ていただくのだから、ご当地の手土産を持たせてあげてはどうでしょう。
食べ物ならまず1番は、日持ちするものを。
すぐに食べなければならないものはかえって気を使わせてしまいます。
![](https://www.mamechishiki.work/wp-content/uploads/2018/09/sweets_okashi_tsumeawase.png)
どこにも地元ならではのお菓子などがあるもの。
日持ちのするクッキーやせんべいなら長く楽しんでもらえそう。
地元の野菜や果物を使ったつくだ煮やお惣菜のセットなど。
密封してあるものが多いのが嬉しいし、ご飯にもおつまみにも合うので喜ばれますよ。
もちろん両親の好きなものを知っていればそれでもOK。
両親のことをよく知る子どもならではのアイデアで手土産を選んでください。
お宮参りは手土産を招待した両親に渡す?【まとめ】
せっかく家族みんなが集まる大切な機会。
来てくれた感謝の気持ちとして、ぜひ手土産は用意してほしい。
お金をかけずに手作りする方法もあるし、地元のお菓子などもいいですね。
大げさじゃなく、気軽に渡したいときにぴったり。
きちんとお返しとして手土産にするなら熨斗をつけて。
熨斗があれば内祝いのお返しとわかりやすいので。
一緒にお祝いしてくれた両親が手ぶらで帰るのはやはり寂しいもの。
ぜひあなたなりの感謝の気持ちを送ってください。