赤ちゃんを迎えて慌ただしくも楽しい日々。
そんな中で、生後1ヶ月ほどでまずやってくるお祝いごとがお宮参り。
とくにはじめての赤ちゃんだとわからないことだらけですよね。
出産から1ヶ月なんてあっという間にやってきます。
なので、出産前にある程度はきめておきたいもの。
お宮参りに着物をお祝い着として用意したいと考えている方。
当然、男の子と女の子では着物も違います。
着物というと女の子が主流と思われがちですが、男の子にも立派なものがたくさん。
格式高い着物を贈ってあげたいですね。
でも、着物誰が買うのが一般的なのでしょうか。
誰が買ってもいいものなのか…。
着物ってどこで買うのがベストなのか…。
一緒に考えてみましょう。
お宮参りの男の子の着物ってどんなもの?
そもそもお宮参りになぜ着物が必要なのでしょうか。
お宮参りは日本古来より伝わる伝統的な行事。
昔は赤ちゃんが生まれてすぐに亡くなることも多かったんです。
そこで生後1カ月を過ぎるころに、晴れやかな産着を羽織って神さまの元へ。
無事生まれたことへの感謝と、これから先も子供が健やかに育つようにお願いするために。
初めて神さまにお会いするのですから、正装である華やかな着物はまさにぴったり。
男の子も女の子に負けないくらい豪華な着物でお詣りしたいもの。
爪でがっちり幸福をつかむ意味を持つ鷹。
立派な武士のように大成するよう願いを込めた兜。
ほかにも、軍配や宝船、勇ましい武士など。
強くたくましい成長を願うきらびやかで立派なものばかり。
今はそれぞれの家族の考えもあって、着物を買う買わないは意見が分かれるところ。
レンタルですませるご家庭も多いでしょう。
着物は決して安い買い物ではないので。
ただ、着物を買うことにメリットもあるんです。
まず、大事な家紋をいれることができる点。
ほかには七五三にも使える、弟やいとこなどに引き継げるなどなど。
迷っているならぜひそろえてあげたいですね。
着物を買う立場の人は地域性、考え方で決まる
お宮参りの着物をいざ購入するとなったら…。誰が買うもの?
これは地域によるしきたりのほかにも、祖父母、赤ちゃんのお父さんお母さんの考えによるところが大きい。
ただ世間的には嫁いだ方の実家で用意するのが一般的。
お母さんの実家ということです。
逆にお父さんが婿入りしたのならお父さんの実家が用意します。
私の娘がお宮参りの時も、着物は私(妻側)の実家で用意してもらいました。
なので、娘がお嫁に行ったら私もそうするでしょう。
でも私はいろいろな考えがあっていいと思います。
自分の子どものことなんだから自分たちで決めたいってご夫婦もいるでしょう。
親に負担をかけたくない、または残念ながら父母がいない方も。
それぞれのご夫婦のやり方でいいのでは。
でも慣わしでもあるし、孫のためにこちらで準備したいと思う祖父母の気持ちもあるはず。自分たちの考えだけで進めず、きちんと相談することが大切。
お宮参りまであまり時間がない!どこで買うべき?
誰が買うのか決まったら次はどこで買うべきか悩みますね。
ネットで「お宮参り 着物」といれただけで一気に広告がズラリ。
値段もピンキリだし、どこを選べばいいのか迷うくらいたくさん。
種類が豊富で、いろいろ見比べられるのがネットのメリット。
でも着物の値段の違いはずばり、仕立てと素材。
正絹とあっても裏地はポリエステルだったり。
同じ素材でも仕立てによって手ざわりに微妙な違いも。
赤ちゃんの肌に直接触れるものだから素材にもこだわりたい。
色も思っていたのと違うなんてことにならないためにも、自分の目で見て選んでほしい。
ネット通販のデメリットはまさにそこなんです。
実際に目で確認できないこと。
1番いい方法は呉服屋さんに行って選ぶこと。
そうはいっても1カ月にもならない赤ちゃんを抱えての呉服屋さんめぐりは難しいもの。
生まれる前に先に用意したらいいのでは?と考える人もいるでしょう。
事実、今のエコーの技術の発展はすごい。
かなりの確率で生まれる前に性別がわかりますから。
でも残念なことに100%ではない。
せっかく着物を用意しておいたのに、生まれてきたら違う性別だったなんていまだによく聞く話。
やはり生まれてから用意するのがベスト。
私がオススメしたいのは実店舗がある呉服のネット通販。
まずネットで素材やデザインなど下調べ。
いくつかピックアップしたら、実店舗での扱いがあるか問い合わせ。
お店になくても、お取り寄せしてくれるようならぜひお願いしましょう。
これならあちこちの呉服屋さんをめぐらずにすみますね。
お宮参りの男の子の着物は誰が買うもの?【まとめ】
初めて神さまに詣る晴れの日、お宮参り。
ご家族の考え方はそれぞれですが、格式高い着物でお祝いしたい方。
着物によって値段は違いますが、2万円〜5万円が相場です。
もっと高いものももちろんあります。
安い買い物ではないですよね。
だからこそ誰が買うのか、祖父母含めたご家族でよく相談してみんなが納得するようにしたいもの。
買う場所は、やはり目で見て確認できる実店舗がオススメです。