7月に入ると保育園では七夕の短冊が飾られるところが多いでしょう。
「たなばたさま」歌の練習をしたり、短冊には「お医者さんになりたい」「仮面ライダーになりたい」など可愛らしい願い事にほっこりしますよね。
ところで、七夕とはどんな行事なのでしょうか?お子さんに聞かれてドキッとしたことはありませんか?
織姫と彦星の物語や「たなばたさま」の歌の意味がイマイチわからないママも多いと思います。
この記事では
・七夕とはどんな行事?
・保育園での七夕イベント
を解説していきます。
読み進めていくと七夕のギモンが解決すると思いますので、是非最後までお付き合いください。
子供に聞かれてドキッ!七夕とは?
お子さんに「七夕ってなに?織姫と彦星はどうして会えないの?」と聞かれたら、「えーっと、何でだったかしら?」と答えられないママはいませんか?
お子さんと一緒に七夕の絵本を読むと「そうだった!」と思い出すことでしょう。
まず七夕とはどんな行事なのかを解説していきますね。
七夕とは奈良時代に中国から伝わった星祭りという宮中行事で、日本以外にも韓国やベトナムなどにもあるそうです。
江戸時代になると民間人に広まり、短冊に願いを書くようになりました。
また、七夕の織姫と彦星の物語は中国の伝説が伝わったと言われています。
簡単なストーリーは、神様の娘で機織の上手な織姫と牛使いで働き者の彦星がいました。
神様の勧めで織姫と彦星は結婚すると、遊んでばかりで働かなくなってしまったのです。
怒った神様は2人を天の川で挟んで引き離してしまいました。
織姫は泣いてばかりいたので、神様は年に一度七夕の夜に会えるようにしました。それから2人は一生懸命に働くようなりました。というのが一般的に伝えられている物語です。
さらに、夏の夜空に見える『夏の大三角』は七夕にまつわる星なのです。
・わし座のアルタイル(彦星)
・はくちょう座のデネブ(2人が会うために乗るカササギという鳥)
都市部では見えませんが、乙姫と彦星の間にモヤモヤしているものが天の川です。是非お子さんと探してみてくださいね!
この織姫と彦星の物語で星に興味がでたり、『遊んでばかりはいけないことなんだ』という教えを子供達に伝えられる行事となります。
また、女の子にはお姫様の物語なので人気でしょうね。
保育園で七夕とはどんな行事をするの?
0歳児クラスからある保育園ではそれぞれの園児が楽しめる七夕のイベントがあります。よくある七夕イベントの催しを紹介していきます。
短冊飾り
竹や笹は成長が早くまっすぐ上に育ち、雨風に強いことから神聖な植物と考えられて七夕の短冊飾りに使われています。
自宅で竹や笹を用意するのは大変ですから、保育園で大きな竹や笹に短冊を飾れると子供たちは嬉しいですよね。
親のほうは初めて短冊に文字を書けるようなれば成長を感じますし、子供の願いごとでも成長を感じることができるので親にも楽しい行事の一つです。
「たなばたさま」で手遊び歌
七夕の歌に合わせた手遊び歌なら年少未満の小さい園児さんでも楽しめますね。
「たなばたさま」の歌詞の中の『のきば』『すなご』『ごしき』ってご存知ですか?童謡の歌詞には聞き慣れない言葉が出てきますよね。
『軒端(のきば)』は軒(屋根)の先端のことを言います。飾った笹の葉っぱが屋根の先端に揺れているという意味ですね。
『砂子(すなご)』は金銀箔を細かくしたもので、キラキラした様子を表しています。『五色(ごしき)』は五色の短冊に書くと願いが叶うと言われています。
改めて歌詞を知ると一段と七夕が楽しくなってきますね。
パネルシアターや人形劇
織姫と彦星の物語をパネルシアターや人形劇などで先生たちが披露してくれる保育園も多いと思います。多少、先生たちのアレンジした物語にするところもあるようです。
七夕メニーの給食やおやつ
七夕メニューの定番は『そうめん』や水色ベースのゼリーが人気です。なぜそうめんを食べるようになったのでしょうか?
本来、七夕が中国から伝わったときは『索餅(さくべい)』というお菓子を食べる風習でした。次第に日本では同じ原料の小麦を使ったそうめんを食べるようになったのです。
オクラが星の形になるのでそうめんに添える園が多いようです。
また縁起の良いちらし寿司も食べることがあります。
七夕とはどんな行事?【まとめ】
いかがでしたか?
今回は七夕とはどんな行事なのかを解説してきました。
夏の保育園の中で親子で楽しめるイベントの一つでしょう。保育園からの帰り道ではお子さんが七夕イベントのことをたくさん話してくれるはずです。
行事の由来や歌の意味がわかると、より一層親子で七夕を楽しめますよ!
是非お子さんと「たなばたさま」を歌ったり、絵本を読んだりしてくださいね。
そしてお天気が良かったら織姫と彦星の星を見つけるのも忘れずに!