除草剤の散布をする時に、必ずマスクをして作業している人はどれくらい居るのでしょうか。
少しの時間だからなるべく吸わないように気を付ければ大丈夫と、タオルで覆うだけの人もいるのではないでしょうか。
中にはマスクなしで作業する事が当たり前の人もいるでしょう。ちなみに私はあまり除草剤を使用しないので、ちゃんとした農薬散布用マスクは持っていません。
言いにくいですが、普通のサージカルマスクを使っています。これがいいのかどうかも調べてみました。
ここでは農薬散布用のマスクについてご説明しますが、防塵効果に優れているものや使い捨て・取替式のもの、価格もピンからキリまで数多くの種類があります。
実際マスクの必要性がどれ程なのかまとめました。
除草剤を使う時はマスクなしでもいい?
除草剤撒きといっても花壇にちょっと撒く場合や高い場所に撒く場合、噴霧器を使って広範囲に撒く場合など様々ですね。
どの除草剤の使用方法にも『マスクを着用して使用してください』などと書かれていると思います。
個人的にはジョウロや粒状の除草剤を家の周りに撒くくらいなら、マスクなしかサージカルマスクでやってもいいのかなと思います。
あくまでも自己責任になります。
ただ、除草剤噴霧器を使う場合は必ずマスクを着用してください。それもきちんとした性能をもつ農薬散布用のマスクです。
噴霧器は薬剤が霧状になって吹き出しますが、空気中に飛散している除草剤は目視で確認できません。なので知らないうちに吸い込んでしまうと、中毒事故を起こしかねません。
噴霧器を使用する場合は、マスクに限らずゴーグルや服装にも気を付けるようにしましょう。
農薬散布用マスクの特徴
厚生労働省の国家検定に合格したマスク
マスクにも、きちんと検査をクリアして国家検定合格品として売られているマスクがあります。
『使い捨て式防塵マスク』と言われるそのマスクは合格しているだけあって、ほぼ100%農薬が除去できるのです。
いくら環境や人体に影響はないとうたう除草剤であっても、使用方法を間違えれば安全性は失われます。
中毒事故もおきている訳ですから、安全性を求めたい人は、国家検定合格品を選ぶと安心でしょう。
防塵以外の機能
ただ防塵してくれるだけではなく、作業しやすいような工夫がたくさんあります。
軽量で立体構造なものが多く、呼吸や会話を楽にさせてくれるので作業も効率的にできそうです。
中には耳にかけないタイプのものもあり、長時間の使用でも耳が痛くならない製品もあるようです。
1枚当たり安くても200円前後の価格なので、無駄には使えないところで長時間使える機能は嬉しいですね。
マスクなしより、サージカルマスクを!
個人的な意見になりますが、やはりマスクなしで除草剤を扱うよりも、サージカルマスクでもタオルでもいいから使用した方が吸い込まずにすみますよね。
除草剤を希釈する時など知らないうちに薬剤を吸い込んでしまうことも防げます。
除草作業後に「なんだか頭が痛いな~」という時は、除草剤の吸い込みが原因の可能性もあります。
最近は洗えるマスクも販売していますが、こちらでもいいと思います。ただ、作業が終わった後は速やかに洗うことをおすすめします。
どのマスクでも言えることですが、除草後にずっと同じマスクをして家事をしていては意味がありません。マスクを使い分けることで安全が確保されます。
除草剤を使う時はマスクなしでもいい?【まとめ】
必ずしもきちんとした防塵マスクが必要なわけではないと思いますが、除草剤噴霧器を使う場合はそれなりの機能があるマスクが必要です。
しっかりとした機能を兼ね揃えているマスクが販売されているということは、それほどの危険性もあるということを念頭に、上手く除草剤を使いましょう。