お盆に「地獄の釜の蓋が開く」の意味とは?詳しく調べてみた!

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「地獄の釜の蓋が開く」ということわざをご存じでしょうか?

勉強嫌いな筆者は、意味までは知りませんでした(笑)

お恥ずかしい(笑)

お盆にまつわることわざですが、どんな由来でどんな意味が含まれているのか今回は奥の奥まで調べていきたいと思います。

お盆以外にもお正月に通じるものがあるとか?

その辺りも深読みしていきます!

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目次

お盆の「地獄の釜の蓋が開く」ってどういう意味?

まず地獄の釜についてですが、こちらは皆さんもご想像がつくと思いますが、地獄で罪を犯した人たちを煮えたぎらせる大釜のことです。

絶対入りたくない釜ですね。

普段はこの大釜で罪人を煮えたぎっているため蓋は固く閉められていますが、年に2回だけ蓋を開き、閻魔大王様にお参りするため鬼たちも仕事を休むとされているんだそう。

これに習い、普段休む暇もなく働いている人たちもこの期間は心身共に休めようではないか、という意味があるそうなんです。

また、昔には「藪入り」という住み込みで働く奉公人や使用人もこのことわざに倣って、田舎へ帰るという風習があったんですって。

今では住み込みで働く事はほとんど見かけませんが、現代社会ではまだまだ働きづめで普段休みが取れない方も多くいらっしゃいます。

体を壊してからでは遅いですので、ぜひこの「地獄の釜の蓋が開く」を肝に銘じてしっかり休暇を取りましょうね!

ことわざの意味とお盆の関係性

さて、地獄の釜の蓋が開くということわざはどのようなお盆との関係性があるのでしょう。

先ほど年に2回地獄の大釜の蓋を開けて鬼たちも仕事を休むと記載しましたね。
その年2回の休暇というのが、旧暦のお盆にあたる7月16日なんだそうです。

現在は改暦の為、多くの地域ではお盆は8月16日からとなっています。

お盆の期間は仕事をせずゆっくり休むべしという昔からのことわざなんですね。

筆者も年中不定休で働いているのでなかなかまとまった休みというのが取れないですが、無意識にお盆やお正月は休みを取れるように調整したりします。

心身の疲労もそうですが、家族団らんの時間も大切です。

鬼たちが閻魔様のところへお参りに行くのも、仲間内の団らんと言いましょうか、地獄でも人同士?鬼同士?の関わりも必要とのことでしょう。

地獄の釜の蓋が開く日

気になる地獄の釜の蓋が開く日ですが「朔日(ついたち)」、旧暦の7月1日なんだそうです。

釜蓋朔日(かまぶたのついたち)と言われ、地獄の釜が開く日なのだとか。

蓋が開くことでご先祖様や亡くなった方が釜を飛び出し、家々に帰ります。

お盆の意味と繋がりますね!

地獄から家までの道のりが遠いため、朔日に出ないと16日に間に合わないとのことで、釜が開く日は朔日となっているようです。

地獄から家まで、どんな道のりなんでしょうね。

そちらも気になります(笑)

お盆以外にお正月にも関係がある?

地獄の釜の蓋が開くのはお盆だけではありません。

残りの1回。

それがお正月なのです。

お盆は旧暦の7月16日でしたが、お正月は1月16日がその日にあたります。

意味合いとしてはお盆と同じです。

釜の蓋が開くのも同じく朔日1月1日ということになります。

お盆に「地獄の釜の蓋が開く」の意味とは?【まとめ】

筆者は知らないことばかりでしたが、皆さまはいかがでしたか?

きっと地獄の釜の蓋が開いた瞬間のご先祖様や罪人たちは大喜びでしょうね。

筆者の祖父母を拝んでくださる和尚さんが言っていたのですが、大釜地獄だけではなく、亡くなった方やご先祖様は生前の大小問わず色々な罪を償うべく、たくさんの辛い修行を行っているんだそうです。

そんな辛い修行から逃れられるひと時の休暇がお盆とお正月なんですね。

そう考えると、今までと違った迎え方ができる気がしますし、お帰りなさいという言葉の他に、修行お疲れさまと労いの気持ちも伝えたくなります。

今年のお盆はいつもより丁寧な向き合い方ができそうな気がします。

皆さま自身も体を休めつつ、ご先祖様や亡くなった大切な方と良きお盆が過せますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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