慶事の贈り物には大抵のしを付けますね。
お中元にものしを付けますが、皆さんは相手の名前をのしに入れていますか?
会社名のみだったり、相手の苗字だけだったりと様々。
中にはお中元の表記のみだったりもします。
今回はのしの名義表記のマナーを調査していきたいと思います!
お中元に限らずのしについてのマナーを学んで、大人なやり取りを行えるようにしましょう!
お中元の「のし」相手の名前の表記について
基本的にのしには贈る相手の名前を入れるものです。
今ではほとんどが印刷である場合が多いので、一から自分で用意しない限りは購入先等で手配してくれますが念のため、書き方の流れを紹介していきます。
2.中央下部には贈る相手の名前を書きます。
贈る相手の名前ですが、基本的にはフルネームで書きます。
そして、のしに書く名前は3名までにしましょう。
4名以上は代表者名のみ書くそうですよ!
確かに、5人も6人も名前を連ねる訳にもいきませんし(笑)
記載順としては、水引中央下部に一番目上の方の名前を書きます。
次の方は先に書いた方の名前の左側に並べて書きましょう。
右側に並べて書かないようにご注意くださいね。
*会社の名前で贈る場合
会社名義で贈る場合は、中心下部右側に「社名」を、中心下部に代表者の名前を書きましょう。
会社名は代表者名よりも小さめに書きましょう。
サイズ感や配置のバランスには気を付けてみてくださいね。
バランスが崩れてしまうと、やはり貰い手の印象としては良いとは言えません。
細やかな部分ではありますが、そういうところほど丁寧にしてあげるとより好印象に感じます。
なお、代表者のほかに複数いる場合は先ほど書いたように左側に並べて書きます。
*親戚や身内へのお中元の場合
こちらは苗字のみでも問題ありません。
苗字だけだとちょっと気になる方は、贈り先の一家の大黒柱のフルネームで大丈夫です。
迷ってしまった場合はフルネームを書くのが間違いなさそうですね。
お中元ののしについてその他のマナー
名前入れの注意点については上記に書き出しましたが、他にも気を付けるべきマナーがいくつかあるので合わせて見ていきましょう。
*相手の名前は毛筆、筆ペンで記入をしましょう。
印刷ではなく自分で書く場合、お中元ののしに関わらず相手の名前入れは毛筆や筆ペンが好ましいとされています。
筆者は筆が苦手なのでいつもお祝い事の時に頭を悩ませています。
気軽に使えるボールペン、シャープペンは避けましょう。
間違えても、便利な消えるボールペンは絶対に使わないでくださいね!
色もカラフルな色ではなく、黒インクを使います。
*のしの種類
筆者も初耳だったのですが、のしには2種類存在するんだとか。
最近のお中元はカタログやお店で注文して、全て整えて貰ってから配送することが多いと思うのですが、そういった場合や、お中元での相手に対しての気持ちを例年より控えたい場合などは「内のし」といって、品物の箱そのものにのしを貼ります。
その後に包装をするんだそうです。
逆により相手への気持ちを強く表現したい場合は「外のし」を利用しましょう。
文字通り、先に包装をしてから最後にのしを付けます。
贈る相手によって変えてあげるのも大人な対応ですね。
また、お中元をやめたい場合も内のしで表現してから相手にやめる旨を伝えるというのも、スマートな伝え方のように思います。
お中元ののしの相手の名前の書き方【まとめ】
いかがでしたか?
お中元に限らず、のしは1年の中で何度か登場するシーンがありますが基本的には扱い方は一緒の様ですね。
一度のしの扱い方を覚えてしまえばあらゆるお祝い事や引き出物に役立てることができるので、良い機会だと思ってぜひ本記事を熟読して頂けると嬉しいです(笑)。
お中元を頂いたときに品物よりも先に目にする所がのしです。
相手の名前や会社名など、正しい表記で日頃の感謝の気持ちを伝えましょう!